真夜中の決闘-ヤング楽太郎編その③vs荒くれストリートボーイズ

久しぶりに、若い時のお話をします。

 

20代の楽太郎

前回の記事が2月公開ですから、かなり期間が空いてのシリーズ最新作という事になります。

 

どんなノリのシリーズだったか忘れた、或いは知らないという方は、過去記事で復習願います。

 

【参考】

①2017年1月19日公開

『「出ねえよ!」-ヤング楽太郎編その①トイレでの攻防戦』

 

②2017年2月28日公開

『「どこへ行こうというのかね~?」-ヤング楽太郎編その②vs山佐の新筐体』

 

タイトルをご覧の通り、主に20代の若手社員/管理職時代の武勇伝を紹介する記事です。

 

今でこそ、このようなブログをこっそりと運営しており、私に対して「生真面目なキャラクター」だという印象をお持ちの読者の方が多いのでは?と勝手にそう思っているのですが、そこはやはりパチ屋の男性であります。

 

それなりに修羅場、手に汗握るバトルを何度も潜り抜けて、絶体絶命の状態から生還して更に強くなったりして来たのですが、今回も非常に思い出深いお話であります。

 

漫画/映画でお馴染みの『クローズ』、『ろくでなしBLUES』、『今日から俺は!』、『疾風伝説 特攻の拓』といったノリのバトル描写が苦手だ、という方には、ちょっと刺激が強すぎるかも知れません。

 

予め、ご了承願います。

 

それでは、熱い昔話のスタートです。

 

懐かしい機種構成

当時は、現在よりは多種多様なメーカー機が島内に散らばっていて、特にバラエティーコーナーでは、今では設置シェアを大きく落としたりほとんど見かけなくなったメーカーの機種も元気に稼動してそれなりの存在感を示していました。

 

軽く紹介すると、CRけろけろけろっぴ(銀座)、CRモンスターマンション(竹屋)、CR海です(西陣)といった感じの、実に香ばしい機種たちです。

 

個人的には、バラエティーコーナーの中ではメーシーのCRポクポク坊主とCRもののけやしき が好きだったのですが、もののけやしきの方はある日電チューが壊れて通常時にバカスカ拾ったらしく変な数値になり、「日頃のチェック体制が甘いからだ」と、なぜか私の確認ミスみたいな雰囲気になったので、それ以来憎むようになったという曰くつきの機種です。

 

さて、当時を知る読者の皆さんには、だいたいどんな感じの時代だったか、思い出して頂けたかと思います。

 

深夜の釘調整

そんな感じの機種たちを前に、閉店後にする事と言えば釘調整です。

 

会社で雇っていた釘師(既に引退した、私の師匠です)が居る時もあれば、店長と二人きりで業務にあたる時もあり、まあ、閉店後はのんびりと釘を叩き、納得がいく形に仕上げてこれでどんな営業数値になるのか楽しみにしながらお店を閉めて帰宅の途につく、という日々でした。

 

適当な台数を導入しての新装開店から3日間くらいは、叩く台数が多いため、諸々の業務が全て完了するのが深夜2時くらいになってしまう場合もありました。

 

もちろん、サービス残業ですが、当時は好きなだけ早出/残業ができて自分の業務向上に充てられるという事で、凄く嬉しかったのを覚えています。

 

そういった意味では、私は業界人の中では、極めて社畜度が高い、会社にとっては都合がよい人材と言えるかと思います。

 

それでレベルアップしたのかどうかと聞かれれば、そこらへんは読者の皆さんのご想像にお任せ致します。

 

そんなこんなで、業務が終わって深夜監視設備を作動させ、店長と二人でお店を出て夜間金庫に入金しに行きます。

 

すると・・・

 

や、やられた~!

お店の駐車場の隅に、ペプシとダイドーだったでしょうか、自販機が2機あり、その近くにちょっとしたフェンスがあり隣の敷地と区別されているのですが、店長と一緒にそのフェンス付近を通った時に・・・

Jetsetradio

[参考]JET SET RADIO

 

・・・英語なのか、何なのか?

 

象形文字ともとれるような、不思議な文字がフェンスの裏面にスプレーで描かれています。

 

一気に、沸点に達する店長。

 

「誰だ~っ!ク●ったれめ!ふざけやがって~~~」

 

良く見ると、灰色のフェンスに、赤とピンクっぽいスプレーで大きく文字が吹き付けられていて、その輪郭線は黒と銀色のスプレーでなぞられています。

 

これがまた、離れた所からも、相当目立ちます。

 

怒りが収まらない店長。

 

しかし、当日の売上金が夜間金庫入金袋に収められてその手にあるため、取り敢えずはさっさと入金を済ませないと危険です。

 

その夜は、仕方なくそのまま帰宅する事に。

 

翌日

次の日、早番の社員はびっくりです。

 

殺風景だった駐車場の一角に、一夜にしてド派手なスプレーアートが描かれている訳ですから。

 

私の直近の勤務シフトは遅番であり、その日も店長と一緒に閉店後に釘調整に励みます。

 

前日とほぼ同じような時間に、店を閉めて入金へ。

 

すると・・・

スプレーアート2

[参考]楽太郎の故郷、NEW YORKのストリート風景

・・・昨夜から、明らかにグレードアップしている。。。

 

ブチ切れる店長。

 

「また、やりやがったのか・・・どこのガキだ!?ブッ●してやる!!!

 

こういう時の店長はヤバい。

 

普段は穏健なタイプなのですが、所詮は昔のパチ屋の店長ですから根っこの部分は燃え滾るマグマのような危険なものを隠し持っています。

 

何とかなだめる楽太郎。

 

「店長、明日、私と遅番社員で対応しておきますんで、今日のところは、入金して帰りましょう!」

 

「ペンキ上塗りしないと隠せないと思うので、業者手配しちゃって良いですか?」

 

必死に事後対応に話をそらし、その場を離れます。

 

更に次の日

そんなこんなで、事後対応を任された楽太郎。

 

遅番は16時くらいに出勤してくれば良いのですが、付き合いがある業者さんにフェンスの塗り直しを手配したり色々とやる事があるので、ちょっと早めに出て来ます。

 

その後は、晩ご飯を食べて、休憩回しのフォローのためホールに出たり、忙しく過ごします。

 

そして、最後の休憩回しが終わって、閉店が近付いた頃だったでしょうか、ホウキと塵取りを手に店外清掃がてら周囲を見回りに行きます。

 

すると・・・駐車場の隅っこで、何やら話し声が聞こえて来ます。

 

まさか、あのスプレーアートを描き込んでいる真っ最中なのか!?

 

一気に緊張感が増す楽太郎。

 

この手の行為に及ぶような連中は例外なく超が付く不良であり、TVドラマ『池袋ウェストゲートパーク』に登場するようなカラーギャング的な者がイメージされます。

 

インカムで応援を、、、呼ぼうにも、インカムの性能が悪いので通信できず、一旦事務所に戻って後輩社員をお供に付けます。

 

景品カウンターの女性社員に「1時間して、戻らなかったら、●んだと思ってくれ」、と勇ましく声を掛けたりはせず「ちょっと、外でヤバい連中の対応をしてくるから、最悪の場合は警察に電話かけてもらうかも」と告げて外へ。。。

 

真夜中の決闘

後輩社員と共に、恐る恐る駐車場を出ます。

 

自販機とフェンスの裏手、2日間にわたってスプレーアートが描かれていたところへ、意を決して飛び込む楽太郎。

 

そこには・・・

 

居ました!

 

大きめのバッグに、スプレー缶が数本、今まさに私と同年代くらいの若者2名が談笑しながらフェンスにスプレーを吹き付けています。

 

意を決して、声をかける楽太郎。

 

「あ、あのお~」

 

一瞬ビクッと驚いた若者たち。

 

尚も声をかけます。

 

「あのお~、そこのパチ屋の者なんですけど、このフェンス、ウチの物なんですよ~」

 

「正確には、地主さんのだけど、えへへ」

 

「まあ、ウチの管理物って事になってるんで、落書きされると困るんですよ~」

 

「あ、落書きって言っても、上手だな~とは思ってます。でも、さすがにこれ、上塗りして消さないと地主さんから怒られちゃうって言うか・・・」

 

努めて平静を装いながら、話を続けていたその時。

 

若者たちは、二言三言コソコソ話をしたかと思いきや、バッグを拾い上げ猛ダッシュで逃走!

 

・・・

 

・・・

 

・・・

 

現場に取り残されたのは、私と後輩社員と、スプレー缶数本、後は、彼らが飲んでいたドリンク缶が2本。

 

これ、対応を間違えたかも?

 

警察を呼んで対応してもらえば、ひょっとしたら現行犯でとっ捕まえて、弁償させる事が可能だったかも知れませんが、これではかなり難しい状況に置かれてしまいました。

 

さて、店長に、どう報告したものか。。。

 

事後報告

事務所に戻り、店長に連絡を入れます。

 

「店長、夜分にスミマセン。落書きの件ですけど・・・」

 

「おお!その後、どうした?」

 

「●●総業さんに、ペンキの上塗りの手配をしました。電話で話した限りでは、作業費込みで5万円くらいだそうです。でも、実際に現場を見ない事には金額の確定はできないみたいです」

 

「ああ、金額はどうでもいいから、すぐに来てもらえ、見積もりとかいらないから、すぐにな!」

 

「わ、わかりました・・・それとですね、店長・・・」

 

「んん~?」

 

「ついさっき、店外の見回りがてら現場に行ったら、落書きしてる連中を見つけたんですよ」

 

「ああ?居たのか?そこに」

 

「はい、ガキ2人ですね」

 

「舐めた野郎だな、毎日来るってか!くっそ~~~!」

 

「ええと、それでですね、私も相当ムカついてましたんで、お前らふざんけんなよ!と、怒鳴っちゃったんですよ。そしたら、ビビったらしく、走って逃げちゃってですね・・・

 

「おお!おお!いいよいいよ、もう来ないだろ、それでいいよ、ご苦労さん!

 

店長に華麗に虚偽報告し、褒められた楽太郎。

 

お供で現場に居た後輩社員とは、適当に口裏を合わせます。

 

その後、再び彼らが落書きに訪れる事は無く、フェンスも数日後に塗り直され、お店にはまた平穏な日々が帰って来たのでした。

 

 

 

今回は、これくらいにしておこうかと思います。

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[記事公開]

2017年5月7日

コメント
  1. あれれ?実に平和なお話でしたね(笑)

    でも、昔話シリーズ、好きです。

    池袋ウエスゲートパークはリアルタイムで観てました。
    確か金曜日が放送日だったのですが、
    その頃は平日のパチ屋に入り浸っていた頃なのですが、アレックス、ハナビ、バーサスなどのアルゼ系機種の設定判別して一日打ち切って、帰ってから録画した池袋を観るのが楽しみでした♪

    もちろん、時代はVHSです。
    色々と懐かしいなぁ。

    • ファウ介 さん

      まあ、向こうが突っ掛かって来るのであれば、私は得意の竜巻旋風脚で薙ぎ払うだけですがね!

      しかし、業界人の中では、私は凄く平和なキャリアを歩んだ方だと思います。
      読者の皆さんも、大体はそんな感じの奴なんだな、と気付いているかと思いますが。

      • 私はパチンコ屋の駐車場で名前を確認(写真を見ながら)されて、発泡が6回有りますが?f(^_^;

        名前の確認をしない発泡事件は40件程迄は数えましたが、無駄だと思いやめました。

        一〇会や山〇の揉め事の時期だったので、ちょっと最近のゴタゴタで思い出したおっちゃんです(。>д<)

        楽太郎様、平和が一番デスヨ(*´∀`)

        • K2 さん

          ヤクザ屋さん関連の記事ネタが2つあるのですが、お蔵入りさせています。
          まさに、今回お書き頂いたようなものに近いです。
          「長ドス事件」「何が出るかな?実弾かな?火かな?事件」として、私は自分の記憶に留めておりますが、記事公開する機会は無さそうです。。。

  2. 懐かしいですね

    IWGPの単語出て、話が大抵噛み合わないw

    コチラは、プロレスの話題、話掛けた方はドラマw

    • ニュー天狗花*花 さん

      窪塚くんは才能があるな、そう感じたドラマでした。

  3. >>[参考]楽太郎の故郷、NEW YORKのストリート風景

    不謹慎にも結構上手だなと思ってしまった(笑)

    • レインメーカー さん

      当時は、日々ストリートファイトやラップバトルに明け暮れていました。
      今でも向こうにはブロウと呼ぶ兄弟分や現地妻が沢山居ます。

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