「どこへ行こうというのかね~?」-ヤング楽太郎編その②vs山佐の新筐体

今回は、嘘のような、本当にあった昔話です。

 

内容は、何も無い!

個人的に結構温めていた記事ネタの割には、実際に書いてみると「下らね~」と自分でもそう思ってしまったくらいですから、読者の皆さんも何かこれによって業界事情に触れようとか知識を得ようなどと思わないで下さい。

 

最近、長ったらしい記事ばかりで疲れさせていると思うので、あくまでも軽い息抜きです。

 

これは、私が若手店長として、元気にホール巡回していた時のちょっとした武勇伝(?)です。

 

場所はスロットコーナー。

 

もちろん、まだ4号機の時代です。

 

それでは、どうぞ。

 

休憩回しのフォロー中に

早番時間帯で勤務中、たしかスタッフのお昼ご飯の休憩回しで、スロットコーナー巡回をしていた時だったかと記憶しています。

 

当時はまだ自ら雑用的な作業もこなしており、新台入れ替えで朝まで釘を叩いた後で、事務仕事をし、事務所で2時間くらい仮眠をとった後そのままメーカーに新台を見に行ったりして、まあヘロヘロな毎日でした。

 

その日も、深夜から早朝にかけて入れ替え作業し、社用でどこかに出掛けて、店に戻って来てそのままフォローに入るという状況で、正直言ってかなり眠かったです。

 

また、設定配分も悪く、これは店長あるある なのですが、パチ屋の店長というものは当日の釘調整/設定配分が悪い時にはあまりホールに出たくない生き物です。

 

理由は単純で、常連客が泥のような表情で遊技しているところに通りかかると「ちょっと店長!今日は相当落としたよね?入ってないよね?」、「店長~!こんな釘じゃ打てないよ!」などと文句を言われるのが嫌だからです。

 

また、新台入れ替え当日という事で、当時は私の勤務店舗がある所轄エリアでは、新台は検査当日に稼働させる事はできるものの、時差開店しなければならない決まりでした。

 

時間は16:00で、それまでは「最新台 16時開放」「ご遊技ご希望のお客様は、所定の時間に正面エントランス付近で開催する抽選会にご参加下さいませ」的な案内POPを掲示して、待機状態にしておきます。

 

その日は、パチンココーナーで結構多めに新台が入っていて、要は半日は止めた状態での営業な訳ですから、私としては「売上が伸びにくい状況だから、今日はガッチリ閉めて、設定配分も落として、少ない稼働台数でもしっかりとした粗利が残るようにしよう」と目論んでいました。

 

なので、常連客には「申し訳ないな~」と思いながら、また「客先に出たくね~」とオドオドしながらの休憩回しフォローだったという訳です。

 

そこで・・・

 

整備不良+ラフプレー=脱落

やはり、週初めから期待して来店してもらった割には激渋調整の営業状況ですから、フォロー巡回中に目に留まるのは、既に何万か負けていてしかも周囲の状況も良くないのでイライラしながら打っている常連客の姿ばかり。

 

営業的にはこれで良いのですが、ですが、そこは常連客との駆け引き上「ん?今日はどこもかしこも、立ち上がりがニブいみたいですね~」みたいな受け応えをしながらスロットコーナーをまわります。

 

当時は、あらゆるネタから設定状況を推測しようと試みるお客さんが多かったので、例えば私が、特定の機種を清掃用ダスターで念入りに拭いていたり、島端でぼ~っと立っている時にどれかの台をずっと見ているような(ように見える)時は、「あそこの機種が当たりコーナーなんじゃないか?」、「この前はあの台が6だったから、今日は隣?店長はさっきからあの台を見ているぞ」みたいに邪推してくれる場面が多々ありました。

 

なので、「悪いな~」とは思いながらも、営業数字を意識して、色々と憶測を生みそうな怪しい挙動で巡回する楽太郎。

 

その目に映ったのは、常連のオッチャンがガシガシと激しくレバーを叩く姿でした。

 

 

機種は、

ネオプラネットXX

ネオプラネットXX(2002年)

 

こいつです。

 

すると、私の目の前で、激しいレバーONと共に、レバーの頭(メーカー用語としては”握り玉”といいます)がゴロン!と抜け落ちたのです。

 

ファッ!?

 

びっくりするオッチャン、そして玉の行方を目で追います。

 

楽太郎も、どこに転がって行ったか探します。

 

周囲の常連客も皆、どこだどこだと足元捜索。

 

程なくして、少し離れた通路の中央あたりにコロコロと転がって出て来ました。

 

「ああ、たぶん前から少し緩んでいて、ラフプレーで外れちゃったんだな、仕方ない。まあ、見つかって良かった~」

 

安堵感と共に、拾いに向かう楽太郎。

 

・・・すると!

 

ナイスショット!

ところで、この当時の山佐機ですが、タイムクロスだったかタイムパークだったか、それ以外の機種だったか忘れましたが、その頃から新筐体になり、レバー部分が特徴的でした。

 

一言でいえば、頭の部分がゴルフボールみたいな形状/質感だったのです。

 

これは、今でも同じです。

山佐レバー

山佐レバー

 

こんな感じです。

 

なので、お店では、スタッフ同士で「山佐の新しいレバー頭、ゴルフボールみたいだね」、「これ、結構外れやすいよね」みたいに話題になり、警戒されていました。

 

そんなこんなで、まさに今、楽太郎の目の前に転がるゴルフボール(っぽいレバー頭)。

 

そこに歩いて来た、他のお客さん。

 

「ああ、い、イカン!」

 

思わずそう言った楽太郎(いや、言わなかったのかも知れない)⇐村上春樹風

 

タイミング良く、レバー頭を蹴って、ナ、ナイスショット~!

 

止まらん!

もの凄い勢いで飛んで行くレバー頭。

 

向かった先は自動ドア。

 

しかも、それがまたタイミング良く開きます。

 

「ああ~、マズイ!外へ・・・」

 

なんと、レバー頭は店外へ。

 

駐車場の方へ一直線です。

 

幸い、そこまで車は多くありませんが、30メートルくらい先には結構な交通量がある道路があり、そこまで行くとさすがに危険です。

 

尚も跳ね飛ぶレバー頭。

 

まだ勢いはあります。

 

とは言え、地面はゴツゴツした駐車場のアスファルト。

 

道路にまでは至らず、しだいに失速の気配を見せます。

 

「ホッ、やっと止まるか。人騒がせな野郎だぜ!」

 

不幸な結末

駐車場の隅っこの方に、ゆっくりと転がって行くレバー頭。

 

それを、ゆっくりと追跡する楽太郎。

 

状況としては、かの有名な『天空の城ラピュタ』で、逃げる小僧&小娘を追うメガネが「どこへ行こうというのかね~?」、「海に捨ててえ~!」みたいな流れです。

 

ふふふ、お騒がせなレバー頭め。

 

さあ、捕まえてまた、風適法7号営業の用に供してやるぞ、と近付く楽太郎。

 

すると、最後の悪あがき、とでもいうのでしょうか。

 

レバー頭は地面の出っ張りにカツンと弾かれ、側溝の方へ。

 

「あっ!」

 

ポチャン♪

 

隙間から、側溝の中に落ちてしまった~

ナ、ナイスIN!

 

石の蓋を持ち上げて、腕まくりをし、泥水の中に手を突っ込み探します。

 

なんかヌメヌメしていて、臭い。

 

すぐにレバー頭は見つかりましたが、これではすくには使えません。

 

事務所に戻って、アルコールティッシュで拭き掃除。

 

綺麗に乾かして遊技台の元へと戻ります。

 

そこで目にしたのは・・・

 

レバーが外れた状態で、金属棒の部分を丁寧に指で押し下げながら遊技続行している、常連のオッチャンの姿でした。

 

 

今回は、これくらいにしておこうかと思います。

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[記事情報]

2017年2月28日公開

コメント
  1. >私としては「売上が伸びにくい状況だから、今日はガッチリ閉めて、
    >設定配分も落として、少ない稼働台数でもしっかりとした粗利が残るようにしよう」と目論んでいました。

    話がずれてしまってすみません。パチンコ屋さんの新装開店って、昔は大放出が当たり前だったのに、いつのまにか大胆な回収が普通になっています。この転換点がどこだったのか、全然思い出せないんですよね・・社会人になり、なかなか新装開店当日に行けなくなったというのもあるのでしょうけど、それでも導入最初の週末あたりは期待してお店に出向いたものです。CRでも初期の頃、源さんとかモンスターハウス、海あたりまでは出ていたと思いますし、どちらかというと良く打っていたスロットも、4号機ノーマルAタイプ、CT、ATなんかは最初から爆裂していたような。ストック機が出てきて初日は貯めこむので出ないというのはありますが、あれは機械の性能によるものですからねぇ。個人的には、2002年とか等価が流行り始めた辺りではないかと思っているのですが、でもまだまだパチバブルでしたよね?

    • 獣 さん

      新装開店がレアなお祭りという位置付けから、毎週の恒例行事に変わったあたりでしょうかね。
      それに機械代が上がる流れが合わさって、放出する余裕がなくなって行ったと分析できるかと思います。

      なので、無理やりその転換点を見出せば、関東圏では2000年前後であり、獣 さんがご指摘のように、等価営業が大部分になった2002年以降はもう完全にそのように切り替わっていたのでは?と推察します。

    • 楽太郎様初めましてm(__)m

      K2 と申します(^o^)/

      獣様、この業界が新装で回収するようになった時期は、さまざまですが、釘師を排除(くびに)した所が、回収演出として新装をしていました。

      店舗により、回収=新装となったのは、この時間差によります(・・;)

      私の地域では、20年以上前からそう言う店が有りますよ(つд;*)

      店舗を作って来たパチ歴43年のおっちゃんより(;゜∇゜)

      • 名前出てるやん(/。\)

        200店以上に顔写真貼られてるから、良いか( ´∀`)

        →2017年6月13日9:35 「K2」に変更しておきました。
        ご安心下さいm(_)m

        管理人:楽太郎より

      • K2 さん

        20年前くらいであれば、1~3店舗の釘だけ叩いて月100万くらいの職業釘師も多かったでしょうね。
        引退した私の師匠がまさに職業釘師でしたが、今で言うコンサルタント的なノウハウが豊富だったので、そのまま会社に技術顧問的な立場で雇われる事になりました。

  2. 『レバー頭にまつわるエトセトラ』

    時は、4号機オリンピア製史上最高傑作台「島娘」が現役稼働中。私は、毎日ように友人とノリ打ちをしながらホールを徘徊する日々。設置台20台中、毎日6が平常営業でも1台は確認ができるその店で朝から狙い台めがけて一直線、血眼になってレバーを叩く。ご存じのとおり「島娘の設定6はストック飛ばしてなければ万枚設定」ライバルもそこそこ多かった。私は、設定6も狙ってはいたが、そのほかにも食える台があればとにかく打つ。ハマり台、花消え台(天国確定台)等々。。。

    その日も、私の友人は花消えでやめて行ったおじさんの台を即ハイエナし打ち始めた。REG3回はさみ、BIGがつかない。。。低設定だとは分かっているが、花消え台はBIGまで打つのが基本。4回目のREGを引いた直後歓喜の時、「キュイン!!」ついにBIGを射止めた。

    「さぁ、花笠だ。」友人はそう言わんばかりに、BIG消化後の1Gに魂を注ぎレバーオン!

    「バキっ!!」

    小指を抑え悶絶する友人と、転がるレバーの頭。

    5分後、5ゲームまで回されレバーの頭が取れた島娘の台の傍らには、左小指骨折の友人が呆然と佇んでいた夏の午後でした。

    • かっちゃん。 さん

      奇遇ですね。
      私の友人にも、遊技台の強打で指を大怪我した奴が居ます。

      たしか、アルゼのクライマックスだったか、山佐の銀シャリだったか、そこらへんの機種でリール盤面をブン殴ろうとしたら筐体サイドの金属部分に当たって、人差し指だったか中指だったかを折ったと記憶しています。

  3. 確かにいつもの記事とはテイストが違って驚きました。

    こういうのも箸休めに、凄くよいですね♪
    途中でクスッと来てしまいました(^.^)

    この山佐筐体のゴルフボール状のレバー、覚えてます。
    本当に良く外れてました。目撃もしたし、自身でも何度か飛ばしました(笑)

    ただ、今の山佐レバーも、外れたりはしないけど、頭はゴルフボールみたいにゴツゴツしてませんでしたっけ?
    (自信はないですが・・・)

    • ファウ介 さん

      今のやつも、まさにゴルフボールですね。

      個人的には最近の山佐機種とは相性が悪く、久しぶりにホールインワン級の差枚数を出してみたいものです。。。

      • バーディーチャンスですか!!懐かしい!!

        ビッグパルサー、スーパープラネット、アストロライナー、ホールインワン、ニューパルサー。
        4号機初頭までのヤマサは、本当に光輝いていたのに、どうしてこうなった(*´ω`*)

        ノッカー音、大好きだったなぁ。

  4. こんばんわ 本日も厳正なホール勤務ご苦労様でございます!

    俺は楽太郎さんの話の中で 空想店の店長の作り話が一番好きです
    以前掲載されておられました バラエティコーナー編の話は思わず見入ってしまいました。

    • 平和信者 さん

      あの手の記事は結構支持率が高いのですが、いかんせん設定作り&リアルな営業数字も適当に絡めて書くのに手間が掛かるので、量産するのは難しいですね。

      完全な創作なら出来ますが、「ああ、ありそう!でもやっぱ無いか」みたいな加減に苦労します。

  5. 個人的には、Once Upon a Time in Ameyoko
    が好きですね。

    若い時の我武者羅な奮闘振りに心が奮えます。

    • 北の養分 さん

      その記事を書くきっかけをくれた新米店長さんからは、たまにコメントを頂けるので、元気にやっているようで良かったです。
      こういうのは、ブログ運営冥利に尽きますね。

  6. ネオプラ懐かしい。こういう話を読むと当時を思い出すとともに打ちたくなります。

    • レインメーカー さん

      私も今、猛烈に打ちたいでございます。
      あと、ネオマジックパルサーも。
      (できれば800G以上ハマッた状態から・・・)

    • 倒産じぃじ さん

      何かの作品で、ヴィンテージもののピンボール台が沢山置かれている倉庫に足を踏み入れた主人公が、ゲーム台に対して「やあ」とボクは言った(いや、言わなかったのかもしれない)みたいなくだりがあったかと記憶していますが、そのオマージュです。

      ブログ拝見しました。
      ジャグラーの新企画で、数多のGOGOランプのどれが光るか分からないみたいなネタ面白かったですm(_)m

  7. スロットと関係無いのですが、ゲーセンのレースゲームでハンドル外れてガッツリ腕ぶつけた記憶が蘇りました。

    • シビ さん

      ゲーセンのレースゲームですか、頭文字Dのやつが最初に出て来た頃、碓氷峠をシルエイティで攻めようとしたが、あまりに下手なので連れから失笑された記憶があります。

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