高価で不公正な販売条件の新台でも、なぜ買おうとするのか?

7月に入ってから、お問い合わせフォームからのメールでのお問い合わせが増えており、その中で3件ほど、記事の体裁に仕立て直してより多くの読者の方からご覧頂いた方が良さそうなものがありました。

 

今週から来週にかけて、その3件の遣り取りを、順次公開していきたいと思います。

 

まず、今回は、過去記事で扱ったメーカーの「不公正」販売に関しての、えいじ さんとの遣り取りのご紹介です。

 

それではご覧下さい。

 

えいじ さんからのお問い合わせ

初めまして

当方、他業種メーカーに勤務しておる一般のパチンコユーザーです。

 

パチンコ機の法規制?自主規制というんでしょうか。

また国会でも質疑応答された不正パチンコ機のことに関して色々と自分なりに調べていく中で、楽太郎様のブログにたどり着いたという次第です。

(中略)

今回の撤去問題に関しては、いちユーザーとしては、メーカーは許認可の根底を揺るがす不正を犯し、パチンコ店はそれらのパチンコ機を更に不正に改造して営業に使用し、どちらも社会や警察から咎められたことにより一斉撤去といった対応を余儀なくされた自業自得とみております。

(中略)

店側は粛々と撤去を進め、設定した期限内に全ての不正機が撤去されることを望みます。

そして、以後は(早期には難しいでしょうが)誰が見ても不正な釘曲げ行為であるととられるような営業に回帰しないように望みます。

また、メーカーは、製造者、供給側の責務を完遂するべきとも考えます。

異論反論あるとは思いますが、私のような一般ユーザーは、楽太郎様が最近の記事でコメント回答されているように、川の上流下流でたとえれば最下流であり最終的なパチンコ機の機械代の負担者です。

(中略)

事後対応について、立場によって負担が大きい、いや、小さいという見方は諸々成り立つとは思います。

楽太郎様がお書きになっているように、無償提供したり会社として立ち行かなくなるほどの補償や値引きまでは求めないものの、本件はメーカーとしてはそれ相応の対応が必要と考えます。

 

しかし、このブログを拝見している範囲では、どうもメーカーと店の関係性では、メーカーが極端に上の立場にあるように見えて疑問を感じます。

 

私の業種では(注:一般製造/加工業)、本件のようなケースであれば、代替品の提供に関しては相当な割合で当方が泣きます。

納期や数量に関しても、先方都合に合わせて善処します。

 

それが、パチンコメーカーは、納得感が得られない価格でパチンコ機を販売し続け、それに変な取引条件を付けるケースまであると知り、正直驚いています。

 

よくそれで問題にならないなと。

 

私の業種のように、不備があれば取引先を他の業者に変えるとか多くの選択肢がある業界では無いようなので、それがまかり通っているという事情もあるのでしょうが、店側としてはもっとメーカーに対して声をあげるべきではないでしょうか?

 

そういった販売の仕方には、法的な妥当性は全くと言って良いほど無いと思いますので。

 

なぜ、店側は、今のような状況に陥っても、言い値で買ったり不利な条件に従ってまで付き合い続けるのか?

過去にも同様のケースで問題になったことがあるようですが、なぜその時に突き詰めて改善要求しなかったのか?

 

そのへんの事情について質問させて下さい。

 

楽太郎 の返信

えいじ さん

 

今回はお問い合わせ頂き誠にありがとうございます。

 

早速ですが、ご質問への回答として、

①なぜ、店側は、メーカーの言い値で買ったり、不公正な条件を容認するのか

②過去に不公正販売が問題視された時に、メーカー(団体)とホール(団体)との間で、どのような遣り取りがなされたのか

 

これらの事について書かせて頂きます。

また、本メールには参考として資料を添付させて頂きました。

こちらも併せて御目通し頂ければと思います。

 

以下、回答です。

①なぜ、店側は、メーカーの言い値で買ったり、不公正な条件を容認するのか

 

これには、2点挙げられると思います。

 

まず第一には、価格的に不利であったり不公正であるような条件を提示されているホールばかりではない、ということです。

 

例えば、価格面に関しては、マルハンに代表されるような大規模ホール企業がある新台を購入しようとした際には、法人グロスで見た時の各種値引き幅が非常に大きくなり、他の中小ホール企業が同じ新台を購入する時と比較して1台あたり10万円以上安くなるという場面も多々あります。

 

また、条件面に関しても、大規模ホール企業であれば大体はどのメーカーの遊技機も、台数の多寡はあれ、継続的に購入しています。

 

これにより、その都度機種選定して新台の購入/見送りの差が大きい(要は、メーカーにとっては得意先ランクが低い)中小ホール企業よりは、大規模ホール企業の方に都合が良く自分たちメーカーにとっても都合が良い条件を設定することで、安定度が高い販路を構築することが可能になっている訳です。

 

要は、かなりしっかりとしたスケールメリットが発生しているホール企業が存在し、全国的にはそういった法人が運営する大型店舗が増えてきているため、業界全体で見た時には特別事を荒立ててまでメーカー側の価格設定や条件をいちいち問題視する必要が無いホール企業も増えてきていると言えるでしょう。

 

周囲に背の高いビルが立てば立つほど、小さい家屋には日が当たらなくなり、健康状態が悪くなります。

場合によっては、精神衛生的にも悪い影響が出てくるでしょう。

 

それと同じで、中小ホール企業はより一層不満を持ちますが、メーカー側や大規模ホール企業目線で見れば

「小さい事で苦労しているなら、大きくなって解決すればいいじゃないか」という強者の論理の方がまかり通るようになります。

 

これが、結果的には、ホール側の団体である全日遊連が一枚岩の組織となって、価格面や条件面での改善/譲歩要求を実行力があるやり方で実施することができていない原因にもなっていると推察します。

 

 

次に、第二にですが、新台が高かろうが条件が悪かろうが、頑張って購入しないと会社が要求する営業数字を残せないお店が多くなっていることが挙げられるかと思います。

 

これには、打ち手目線とお側の目線では、かなりのギャップがあるでしょう。

 

高価で、売って貰えるかどうかもいちいち不透明、機種寿命が極端に短いものもあるのに、なぜ文句を言いながらも買おうとするのか?

 

そんなことに腐心するくらいなら、旧台を大事に使い、常連客に優しい釘調整で遊ばせながら営業するべきだ。

 

それにより、薄利であっても多売になり、結果的には会社が要求する営業数字も作れるんじゃないだろうか?

 

打ち手側がこのように思うのは当然です。

 

一方、お店側としては、自店の売り上げ構成比に占める新台の割合が極端に大きいという事実、クオリティが低めの新台であっても短期的にであれそれがもたらす利益は大きいという現実があります。

 

既存台をある程度の台数で大事に使ってそれが継続的に営業に貢献してくれると言うのはごく稀であり、現状では一部の海系機種や北斗、ヱヴァなどのシリーズ機に限られています。

※牙狼は旧MAX機時代の終わりが見えているためここでは除外します。

 

業界にはもはや薄利多売の原則が通用するほど多くの打ち手は存在せず、お小遣いを何に使うかといったミクロな視点での消費行動に関しても通信費や食事代の負担が大きいため、パチンコスロットに使うだけの余裕が無い人が増えています。

 

なので、そういった層の打ち手を旧台で満足させながら少ない売り上げ且つ少ない粗利で運営していくよりは、新台を買って大きな売り上げで大きく残そうと考えるお店が多いというのは事実です。

 

これは、究極的には、会社が要求する利益が時代錯誤的に高く、その営業目標をクリアするためにやむなくそうしているお店が多いということに行き着きます。

 

・1990年代と比較して業界規模は大きく縮小している

・家計の観点では、物価の上昇に連れて手取り収入も増えている、という世帯は少ない

・安価で場所を選ばない娯楽が増えた中で、高価で現場体験型の娯楽であるこの業界は、消費者の選択肢に入りにくくなった

・ファン数の減少に反比例して、遊技機の販売数は増えて価格も上昇し続けている

・新台導入以外の表立った広告宣伝行為は、諸規制により禁止された

 

このような現実が目の前にあるにも関わらず、会社=経営者層が営業現場であるホールに要求する利益は変わっていないというお店も非常に多いと言えるでしょう。

 

渋い調整で営業するのが楽しいという店長/営業部長というのは存在せず、あくまでも所定の期間において会社が欲しがる分だけの利益をあげることができれば、後は稼働(アウト個数)をなるべく高くすることを主眼に置いて遊んでもらいながらの営業にシフトする手法をとるお店も沢山あります。

 

なので、逆説的な言い回しになりますが、変な条件がついて高価な新台が販売されている現状を変えるにはメーカーが意識を変える事ももちろん大事ですが、ホール企業側、特に経営者に近い立場の者が従来的な粗利益を放棄して、現実に即した利益設定に考え方を改める事ができれば、文句を言いながら新台を買い続ける場面も減るように思います。

 

現状では、極大な売上/利益をあげるための新台な訳ですから。

 

本来は、新しい機種を提供して常連客のマンネリ防止にしたいと考えたり、話題のコンテンツ機だから自店エリアの若い客層に対して訴求してファン数を増やしたいといった動機での新台購入が理想ですが、本当の意味でそれができているというお店は少ないでしょう。

 

 

②過去に不公正販売が問題視された時に、メーカー(団体)とホール(団体)との間で、どのような遣り取りがなされたのか

 

これには、ここ数年以内に問題視されたいくつかの不公正販売事例の中から、一般の方にとって一番イメージしやすい機種を採り上げてお答えしようかと思います。

 

ご面倒ですが、添付の資料をご覧頂いた後で、またこちらの本文に戻ってきて頂きたいと思います。

 

不公正販売の改善要望書

サンセイの不公正販売への改善要望書

 

ご覧頂いた通り、本資料には、CR牙狼金色が世に出るにあたって、色々と問題になった経緯が記載されています。

 

書面右上の「全日遊連」とは、全国の多くのホールが加盟する組合組織のことです。

また、「日本遊技機工業組合」とは、メーカーが加盟する組合組織のことで、一般には「日工組」と呼ばれるものです。

※他にも、「日遊協」や「回胴遊商」などの団体/組織がありますが、今回は割愛させて頂きます。

 

書面にも記載してある通り、全日遊連としては、組合員(主に中小ホール企業)の言い分というか不満に感じている点をしっかりと改善要求しています。

 

しかし、どこまで行っても書面は只の書面です。

 

過去には、他メーカーへの改善要求が出されたこともありますが、ほとんどは

 

「一部の営業マンが勝手にやったことであり営業本部としては指示していない」

「一部エリアにおいてそのような行き過ぎがあったことは事実だが、会社全体としての販売方針がそうな訳ではない」

「販売に際しての条件説明時に、誤解を与えてしまう言い回しをした営業マンが居たかも知れない」

「今後はこのようなことが無いように留意する」

 

こういった主旨の書面回答が全日遊連に対して届き、それで終了となります。

 

要は、数年来、不公正販売の状況は全くと言って良いほど変わっていません。

 

これには、機械産業であるこの業界を考えたときにメーカー側がそもそも優位であることも原因ではありますし、新規参入が実質的には無く老舗メーカーがどんどん強くなるというのは道理とも言えます。

 

しかし、えいじ さんがご指摘のように、法的にどうだとか、せっかくの組合組織なんだからもっと突き詰めた団体交渉に持ち込むべきなのに、なぜそれをしないのか?

 

このように考えている中小ホール企業は非常に多いものと推察します。

 

現状では、双方の組合の上層部が書面で要求したり「善処する」旨の回答をする、これで終わってしまっています。

 

この現状を打破するには、営業規模の大小や営業状況の良し悪しに関わらず、ホール側が

「直近で不公正な条件での新台販売を行ったメーカー機は、この先1年間1台も購入しない」

「販売条件にエリア差や営業マンが言った言わないの差が生じるのはおかしい。会社としての正式な販売条件を書面化し、もしも不公正販売が行われた際にはそれを元に即座に是正することを要求する」

「書面で提示された販売条件が一般常識的に不公正であったり違法の疑いがある場合には、法曹の専門家に判断を委ねる」

 

こうした具体的な取り組みが必要になってくるものと考えています。

 

直近では、サミーや平和、ユニバーサルの販売方法がホール側の不評を買っており、特にサミーに関しては、私見では今年中に上記のような改善要望書が出る可能性まであると思っています。

 

もしそうなった場合、ホール側、全日遊連側としては、実際に問題の改善や譲歩を引き出すことができるか否か?

 

えいじ さんにおかれましては、それを見守って頂きたいと思います。

 

以上、長々と書かせて頂きましたが、回答としては十分なものだったでしょうか?

また、何かありましたら、お気軽にご意見、ご質問などお寄せ下さい。

______________

 

以上が、えいじ さんとのメールでの遣り取り内容を記事の体裁に仕立て直したものです。
今回は、これくらいにしておこうかと思います。

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コメント
  1. 単純な疑問です。上場を果たしているメーカーが、抱き合わせ販売など、公取委にひっかかることをしてもおとがめなしなのは、やはり大きな権力との癒着があるからなのでしょうか??
    今回の入替の件も、河野公安委員長が不正な機種は全台撤去と言いつつ、そうならなかった現実をみると、多かれ多かれあるのでしょう。
    しかし、時代も時代ですし、すっきりした法的にもクリーンで、パチンコ店が普通に上場できる業界への変貌が必要かと思います。

    • いしけん さん

      色んな事が上層部で勝手に決まるこの業界。
      私としても、なぜこのような販売の仕方がスルーされているのか、20年近く業界に身を置いていても全く分かりません。。。

      法的にクリーンであることを望む
      グレーのままであることを望む

      どちらにも結構な勢力があり、それが拮抗しているから何事も前進しないともいえるんでしょうかね?

      釘や換金はその最たる例で、調整ありき、いや、叩けないように金属じゃないようにしよう。
      ロビー活動も含めて行政/立法に働きかけて課税と引き換えに換金合法化、いやこのままでいいんだ。

      何にせよ、業界が世間一般から「少しはまともになったよね」と認知されるには、まだまだ時間が掛かりそうです。

  2. 牙狼金色、こんなに酷い条件だったとは

    対象機種が酷すぎますね。
    糞台の処理くらいにしか思えません!

    しかも、全部買っても大口注文じゃないと買えないって

    • かずま さん

      知人店長のお店は、桃幻5台、壇蜜2台、ウィニングターン2だったか3台

      この機歴で1台も売ってもらえなかったとのことでした。

      私は当時、あまりに可愛そうでかける言葉が無かったですね。

  3. ホール側としては、もっと早くこういった資料を公開すべきだったのでは?

    明らかな違法販売行為と判断します。

    ユーザーはホールを叩く場面がほとんどですが、この牙狼金色の販売の経緯に関してはどう見ても悪辣で普通の感覚ではありません。

    出るところに出ればいいのに、それが出来ない背景というか薄暗い部分が業界上層部にはあるんじゃないかと勘ぐってしまいます。

    • 狸親父 さん

      ウチの会社のオーナー曰く、「顧問弁護士の見解では、多台数優先販売くらいなら用意した数量に限りがあるので的な理由でなんとか通るが、抱き合わせに関しては複数機種に切り離せない重要な関係性が存在しないのでそもそもまとめて買って下さいという提示は違法」とのことです。

      でも、出る所には出ない、或いは出れない。
      闇が深い業界です。。。

  4. すいません、一つ納得できない部分が…

    >・安価で場所を選ばない娯楽が増えた中で、高価で現場体験型の娯楽であるこの業界は、消費者の選択肢に入りにくくなった

    音楽業界ではCDや曲自体の売り上げは減っているけど、コンサートなどの体験型の売り上げは上がっているそうです。
    旅行業も海外は円安でちょっとわかりにくいですが、国内旅行は横ばいか増えてるはずです。
    映画館にしても震災直後は若干落ち込みましたが、ここ数年は堅調と言えそうです。

    部外者からから見たら体験型と言うのはエクスキューズどころか強みになり得ると思えますが…。

    他の部分はなるほどと思いました。
    中小は厳しいですね…。
    近所の小さなスロット専門店が、十字架3を多めに入れて独自路線を行くのかと思ったら
    稼働かつかず、2か月しないうちに結局バジリスク、まどかになってました。
    ユニバーサルの機歴と思われる台も買ってないのに…。
    イベント規制で定番機種以外の活用が難しい現状はメーカー側としても大手の一人勝ちになりやすそうですね。

  5. 通りすがり さん

    白色LEDと爆音、ときどき風まで吹いて来て五感を嫌な方向に刺激
    激アツロングリーチで煽ってハズレ
    千円で15回しか回らない台ばかり

    わざわざ外出して来て体験して頂く物事に娯楽性、リピート性があるのなら、自信をもって「web環境では充足できない何かを提供できる体験型の遊び、それがパチンコ!」と元気良くアナウンスできるのでしょうが、なかなかどうして現状はそうではありません。。。

    まあ、現状では換金くらいでしょうか、この業界ならではの価値というのは。
    負けても「遊べたから良かった」と思ってくれる打ち手がどれだけいるか、少ないでしょうね。
    そう思わせるだけのゲーム性を備えた遊技機、遊べる釘調整の台も、近年ではあまり見かけませんし。

    いずれにしても、これにはメーカー、ホールの双方に責任がありそうです。

    中小店舗が生き残っていくには、経営者が従来的な粗利益の考え方を改められるか、そして現場に購入/売却のプランがしっかりしているセンスが良い店長/営業部長が居るか、これにかかっていると思います。

  6. 楽太郎 様

    こんばんは。

    機歴販売・抱き合わせ販売・台数縛りという
    黄金トライアングル三点セットとも言うべき販売手法は、
    昔からパチンコ業界では常套手段という話は知っていました。

    お噂はかねがね・・・・みたいな話は本当で、
    牙狼・金色のような悪質な事例が発生してしまったようですね。

    ただホール側も、メーカーの販売条件を呑む代わりに
    先行導入などの条件を提示しているのではないでしょうか。

    今月に私の地域では北斗の将が導入されましたが、
    月曜日導入店と水曜日導入店とに分かれました。

    北斗の将の導入台数より、偽物語の導入台数が
    決め手になっていたようにも思えますが、
    もちろん、これからのサミーの新台の購入台数も
    影響していたことでしょう。

    仮に機歴販売などの不公平な販売が禁止されても、
    導入日を遅らせるなどしてメーカー側が
    圧力をかけてくるでしょうから、
    中小ホールの労苦は堪えませんね。

    対抗するには中小のホールが出資して新台購入用の会社を設立、
    その会社でまとまった台数を購入して、
    各ホールに配付するような方式しかないように思えます。

    売上規模は減ったとはいえ、大きな産業であるパチンコ業界ですが、
    主たる要素はユーザー、ホール、メーカーの三者という
    狭いサークル内でお金が飛び交っている業界でもあります。

    一般消費者には直接影響が及ばないので、不公正な問題が生じても
    社会問題にはなりにくい点もメーカー主導の販売が後を絶たない
    原因とも考えられます。

    業界を評して、「こんなにリーディング・カンパニーが育たない
    業界も珍しい。ホール側にもメーカー側にも。」と言っていた方がいましたが、
    一面を捉えているかもしれません。

    • 海の王様 さん

      メーカー直営店以外でも全国先行導入。
      今はそんなに聞かなくなりましたが、たしかに、2000年前後くらいまではまだかなりありましたね。

      すでに引退した釘の師匠からは、昔は小さいホールでも大口注文や現金一括購入といった金払いの良さ、オーナーとの関係性によって数週間早く入るという先行導入事例があったりしたと聞きました。

      竹屋も、初代モンスターの頃まではそうだったらしいです。

      島設備で西陣、竹屋などを使っていたりすれば、それが贔屓理由になったりもしたとのこと。

      それが今や、単に大口注文かつどの機種でも毎回買ってくれるホールの可愛がりに終始している訳ですから、極大な売り上げが主眼になっていることは明白ですよね。

      ちなみに、私が記憶に残っている範囲であれば、上野のPIAがスロットの花火百景を50台くらい全国先行導入で2週間くらい早く打てたのが、今思えば凄い贔屓だよなーと思いますね。

      毎日スーツ姿のメーカー関係者っぽい人がホール内に居たようなので、営業データ提供と引き換えかつ営業部長、オーナークラスのコネクションによる荒業といったところだったのでしょうか。

      ご指摘のように、仮に機歴などによる不公正販売が全廃されたところで、また何か形を替えての大手贔屓、中小いじめは続くでしょうね。

      このブログでもご紹介しましたが、ユニバーサルはすでに似たようなことをやっています。
      中古でユニバ機を導入しようとしても、保証書の送付まで2~3か月待たせるなどするため、実質的には「安くなってから中古市場で買う事なんか許さん。新台で買えよ」と言っているようなもので。

      リーディングカンパニーというのは、単にお金の出入りが大きいからでは無くて、法的にもクリーンであり業界全体の事を考えているから社会に対して胸を張れるものだと思います。

      そういった観点では、仰る通り、現状ではまともな企業が無いと言って良いかと思ます。。。

  7. クリーンにしたい
    グレーのままでいい
    大きな2派があるということですが、前者は業界の発展を後者は業界の縮小をねらっている
    ということでしょうか?しかし、メーカーもホールも上場している現状でそれが可能なのでしょうか?
    まあ、いかがわしい雰囲気の零細営業が多かった時代も経験していますが、その方向性は無理
    じゃないですかね?
    あるいは、グレーのまま発展したい!という破天荒な考えを持ってらっしゃる方もいるんでしょうか?
    さすがにそれは不可能だと思いまが、不可能だという認識がないのでしょうか?
    クリーンにして合法化。これが市民権を得て発展する唯一の方向性だと思います。

  8. いしけん さん

    グレーのまま現状維持したいと思っていた中小ホールが多かったが、その維持したい現状の営業数字がとんどん減少するので、何ともならんなあ、こんな感じでしょうかね。

    15年くらい前までは、これ以上は発展の必要がないくらいの営業数字、特に売り上げや粗利益があった訳で。
    現に私が初めてホールコンピューターの営業数字を見て、当日の閉め業務をやったときは、「パチ屋って、シャッターを開けて箱を上げ下げするだけで、こんなにも儲かるんだ」とびっくら仰天したものです。

    パチンコ200台ちょっと、スロット100台ちょっとのお店で、連日売り上げが1,000万円前後ある訳ですから。

    クリーンにして合法化。
    そのためには、やはり何かを対価として差し出す必要はありそうですね。

    それが税という形なのか、或いは換金などの現状は当たり前の仕組みを新しい形に変えるとか、いずれにしても、グレーのままで居たいというのは通用しなさそうです。。。

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