CR天下一閃4500の釘調整や運用パターンあれこれ

不意に登場したちょっとした話題作、CR天下一閃ですが、どのような営業計画でどのような釘調整で臨むのが良いかはお店によって差が出ていると言えます。

 

天下一閃の現状での使われ方

まず初めに、同機の現時点での使われ方に関して簡単にではありますが解説させて頂きます。

 

これは、3つのパターンにはっきりと分かれていると言えます。

 

それぞれについて見ていきましょう。

 

①無制限で粗利担当

28個前後の交換玉数のお店で、回転率0.15前後(千円あたり飛び込み0.40回程度)の低水準で調整しているお店であれば、これは完全に粗利担当と言えます。

 

どれだけ粗利を残せるかは、そのお店の売り上げの程度によってかなり上下しますが、例えば都市部の駅前店で繁華街やビジネス街が近くて幅広い客層が自然に得られるというお店であれば、売り上げは12万円以上入って台粗利が4万円でした、なんてことも十分にあり得るような使い方と言えます。

 

もちろん、持ち玉遊技を認める訳ですから場合によっては数千円で当たりそのまま持ち玉が累積し続けて大きなマイナスになる台もあるでしょうが、4~5台規模の設置があれば、それによって遊技意欲を喚起して他の台が売り上げ/粗利を稼いで相殺するという構図が成り立ちます。

 

私見では、導入されてから1週間くらい経てば、このような使い方を選択するお店が増えているように思います。

 

スロットで例えれば、基本的には、一般的なお店では設定1しか使用しない、ゴッド/ハーデス系のような使い方ですね

 

②無制限で、遊ばせる使い方

28個前後の交換玉数のお店で、回転率0.25程度(千円あたり飛び込み0.65回程度)の水準で調整しているお店であれば、これはお店側としては薄利になる場面も多いような調整と言えます。

 

もちろん、持ち玉を作って出し入れしながら適当に遊べるかどうかは役物確率に依存しますが、私見では同機は、甘めに動いた場合は初当たり確率は1/8水準で、辛めに動いた場合は1/20水準くらいの幅というかバラつきがある機種のように見えます。

 

設置の傾斜や上下左右の垂直平行がしっかりしているかにもよりますが、余程設置が下手だったり適当なやり方のお店でもない限りはしっかりと計測した上での設置でしょうから、稼働すればするほど初当たり確率は1/11~1/13幅に収まってくるものと推察します。

 

なので、打ち手側のチェックポイントとしては、1週間くらいのデータが見れるお店であればそれを閲覧して、導入されてからまともな日数が経過しても、上記の初当たり確率幅から極端に外れて辛く動いている台があれば、遊技は控えておくのも手です。

 

そのような台は、設置状況や飛び込んだ後の玉の動きに悪いクセがついている台である可能性もあるという事です。

 

これは、羽根物にも同じことが言えますね。

要は、アナログ的な要素が強い機種の場合は、台によって個体差があるという事です。

 

私見では、導入されてから1週間くらい経って、その後も継続して同機を無制限で薄利水準で使うというお店は、ごく少数であると見通します。

 

③1回交換での提供

28個前後の交換のお店が、回転率0.28以上(千円あたり飛び込み0.70回以上)の水準で調整して1回交換で提供するのであれば、稼働させる意識と粗利を得るにあたってのバランスが良い調整と言えるかと思います。

 

もちろん、どの程度の粗利が残せるかや調整数値がより高くできるか、反対にもっと落とさないといけないかは、そのお店の基本稼働や営業力に依存するので、上記の数値が妥当か否か断定はできません。

 

1回交換の良さは、打ち手側にとっては投資金額と交換価値の事前の計算がやりやすい事、お店側にとっては売り上げが進む事で割数の上下に耐えられるだけの余裕が発生するという点です。

 

上記のような調整数値の場合の、遊技にあたっての打ち手側の感覚は、こんな感じですね↓

 

「3千円弾いてみて飛び込み2回か・・・じゃあ、1万円で7回くらい、2万円で14~15回くらいかな」

「純増が4,200個前後だから、28個交換店での交換価値は1万5千円くらい」

「役物確率は1/12前後らしいから、1万5千円くらいで当たって、トントンで終われる可能性はある訳だ。もちろん、数千円で当たれば、ものの5分で1万円くらいプラスになる可能性もあるぞ」

 

そして、お店側の感覚としては、こんな感じになります↓

 

「無制限時のボーダーと同水準か、少し落とした調整数値で使えばいいかな」

「仮に千円で当たっても大当たり終了後は計数。持ち玉で粘られないのは気が楽だな」

「いちいち計数が発生するから、スタッフ手間だけど、それに見合うだけの売り上げが得られるんだから頑張らないとな」

 

ざっと、こんな感じで、うまく運用すれば打ち手側にとってもお店側にとってもメリットが大きいと言えます。

 

では、今後、同機を1回交換で提供するお店が一気に増えるかと言えば、私見ではその可能性は低いと読みます。

 

以下では、その理由について書いていきます。

 

一発台テイストの機種を1回交換で提供する事への障壁

ここで一つ、重要な問題があります。

 

ここ20年くらいで、打ち手の遊技感覚は大きく変化したという事です。

 

1990年代のように、権利物、羽根物、現金機、一発台、一般電役、そしてセブン機(デジパチ)といった多種多様なスぺック機が賑やかに混在し、LN制(ラッキーナンバー制)や定量制、1回交換などの多様な営業スタイルが認知されており、また遊技人口も多かった時代であれば、今回採り上げている一発台テイストの天下一閃も、受け入れられやすい土壌があると言えます。

 

しかし、現在ではパチンコと言えば大部分の人は、盤面中央に始動口があり下部か右側にアタッカーを備えたデジパチをイメージします。

 

また、遊技にあたっての感覚として、千円あたり20回回せるかどうかを、一つの基準にしていると言えるでしょう。

 

このような時代に、同機のように飛び込ませてアナログ抽選を受け、まとまった玉数を一気に払い出す仕様の機種は、どのように見えるか?

 

特に、一発台に馴染みがない30代前半以下の世代であれば、ただ単に全然抽選が受けられない機種、弾いた玉が釘とガラスにカツカツあたって空しくお金が無くなっていくだけの機種に見える可能性が高いでしょう。

 

いくら、頭の中で「パチ屋は慈善事業じゃないんだから、このお店の交換玉数だと、千円あたり2回以上も飛び込ませると当然粗利マイナスになるな」と分かってはいても、実際に自分が弾いてみれば「千円で1回も飛び込まないのはキツイなあ」と感じる打ち手が多いのは当然です。

 

また、これはエリア差や世代差も大きいでしょうが、ほとんどの打ち手は当たって持ち玉を作ったら継続遊技するか計数するか自分で判断するのを当たり前の事としてイメージし、お店側から「大当たり終了後、一旦計数させて頂きます」、「再遊技に際しては、現金スタートになります」といった遊技ルールを提示される事や、スタッフから声掛けされる事を想定していません。

 

人によっては、せっかくの持ち玉を強制的に流されて、お店都合で無理やり現金遊技に戻されるのは嫌だと感じるかも知れません。

 

こういった時代の変化というか、打ち手側の感覚の変化という事情が、同機を1回交換という営業スタイルで提供して長期にわたって稼働させていく事の障壁になっていると言えるでしょう。

 

打ち手が遊べて、お店側も利益が残る水準で運用するには?

ざっと見てきましたが、では、同機を

 

・打ち手目線で、遊べるなと思える調整

・店側にも3,000~5,000円水準の台粗利が残せる調整

 

この両方を満たせるような提供の仕方はどれなのか?

 

私見では、33個~40個交換のお店が、1回交換で提供するより他はないと思います。

 

全てのニーズを満たすことは不可能で、使われ方のパターン①で解説したような「短時間勝負で、4,500個出せるかもという期待感」くらいしか提供できないお店が大部分になるでしょう。

 

その中で、明らかに飛び込み方が違う、でも店側も利益があるという風に天秤を吊り合わせる事が出来るのは、低レートでの1回交換くらいしかないと思います。

 

その際の釘調整上のポイントとしては、

天下一閃

天下一閃:飛び込み周り

 

  • 黒枠内の釘は、無調整(まっすぐ)
  • 赤枠内の釘は、釘頭1/3幅くらい右に振ってプラス調整
  • 青枠内の釘は、若干上げて、釘頭1/2幅くらい左に振ってプラス調整
  • 飛び込み口の根元は、ゲージ棒(玉ゲージ)11.12で計測

 

こんな感じで、楽太郎的な調整イメージは、千円1.10~1.20回水準です。

 

これでおそらく、40個交換であれば玉単価3.10~3.30円水準、入れ替わり立ち代わりで最低でもアウト30,000個以上を打ち込んでもらって10万円水準の台売り上げを得ます。

 

そうすれば、台粗利が前述の水準になって、打ち手寄りの薄利営業且つお店にとっては高稼働営業が成立するようなイメージです。

 

別の言い方をすれば、この水準の稼働(売り上げ)が得られないお店であれば、利益が残せないような調整数値であるとも言えます。

 

また、お店が粗利の微調整をする際は、盤面左下の2箇所の一般入賞口に関して、道連釘の釘幅を詰めて一般入賞口の拾いを減らしてBY(余ベース値、スタート外ベース)を5.00水準くらいに落とすのが良いでしょう。

 

この水準なら、5千円弾いた時の飛び込み方が一般的な無制限営業のお店の千円0.50回水準と明らかに違いますし、何よりステージ内での玉の動きに一喜一憂できる機会が大幅に増え、且つお店側としても数千円ですが利益が残る水準です。

 

もちろん、この水準でさえも、前述のように「弾いた玉が釘とガラスにカツカツあたって空しくお金が無くなっていくだけ」と感じられてしまう可能性も十分にありますが、それならやはり、もはや時代に合わないというか、こういった嗜好のスペック機は遊べる/遊べないすらも体感してもらいにくい機種なのだと割り切らざるを得ないのかも知れません。

 

まとめ

以上、CR天下一閃についてのあれこれを思いつく限り書いてきましたが、もちろんまだ導入されて日が浅い機種なので、あくまでも楽太郎が数日見た感じの速報的な記事であるとお考え頂ければと思います。

 

最後に、1点だけ私見を添えさせて頂き、締めようかと思います。

 

同機は、10万個出たとかいう払い出し性能に目が行きがちであり、一部のwebサイトなどでは同機の存在が引き金になって取り締まり行政側がこの手のスペック機を高射幸性遊技機扱いするんじゃないかという憶測もあるようですが、もし本当に行政側がそのように動くのであれば、完全に見識違いであると言えます。

 

同機は餃子のように大当りに20分間費やすようなものではなく、早ければ大当り確定から2回1セット4,500個を払い出すまで6分間で完結します。

 

遊技をお金や時間効率と結びつけて説明するのは現行法規上は難しいですが、会社員層にとっては、「4,500個得るために、何円使えるか」が簡単に分かるので、極めてユーザーフレンドリーな仕様と言えます。

 

また、これが1回交換での提供であれば、依存症/のめり込み問題に対してのメーカー/ホール双方からのひとつの有効な回答であるとも言えます。

 

すなわち、分かりやすい遊技性、投資金額プランの立てやすさと同時に、止め時までも一緒に提供できるからです。

 

依存症状やのめり込みを来たす要因は色々とあるでしょうが、その中のひとつは、ついつい熱くなってしまう事にあります。

 

それが、大当たり終了後は一旦計数、続いて打つ場合はまた現金スタートとなれば、クールダウンの機会がある訳です。

 

モンスタースペック、10万個超の実績といった派手な文言は、同機のいち側面にしか過ぎず、運用の仕方によっては真に健全な遊技を提供できる要素を持ち合わせているという訳です。

 

射幸性が高い低いや、スペックの良し悪しの判断は人それぞれではありますが、私としてはこのように考えています。

 

最後に、釘調整のポイントについて画像を交えて軽く書きましたが、本来は堂々と解説して良いものではなかったり、釘の叩き方には色んな考え方があるのは理解しています。

 

なので、あくまでもいちパチ屋の戯言、私見という事でご容赦頂ければ幸いです。

 

 

今回は、これくらいにしておこうかと思います。

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コメント
    • 飛鳥 さん

      無制限でモンスターマシン感を出すよりは、1回交換で営業した方が良い機種だとは思うのですが、いかんせん前者のお店が多くて全然飛び込まない台ばかりになりそうですね。。。残念

  1.  定量制当たり前の時代 パチンコは”球道”でした
    逆に無制限になりパチンコは出玉だけのものなりました。

     打ち止めにして台に勝利したという満足感が得られた。
    (投資的には負けていても)
     打ち止め台の開放を待っている間も期待で一杯でした。

     たぬ吉くんの羽根物は、わずか2000発定量でしたが
    満足度はそれ以上ありました。またホールも甘く使って
    いた為、開放待ちの客が並んだものです。

     そんな時代を思い出させて頂きました。

    ただ、無制限に慣れてしまった客が納得するかは
    楽太郎さんの腕次第ですね

     

    • ナナベエさん

      最近は、調整数値を提示しても実際の釘調整&営業数字のイメージが湧かないという若手管理職も多いでしょうから、何か役に立てばと思い書きました。

      さっそく同業の方から突っ込んだ説明を求められたので、低レート1回交換で薄利/高稼働の調整数値イメージのところに、玉単価、台売り上げなどの更に細かいイメージを追記しておきました。

      まあ、残念ながら、数値を落とせば儲かる仕様の機種を敢えて数千円水準の粗利で長期目線で使えるお店があるかどうか?
      ここが問題ですよね・・・

  2. ちょうど自分の所でも話題にしていたので、凄くタイムリーな記事でした♪
    アナログ面白いんですけどね・・玉が入る瞬間にけつの穴がキュッてなるんですけど、これは自分だけですね、きっと(笑)。
    最近の人達は初めから見向きもしない人が多いですが・・。
    私の周りのスロットしか打たない若い子たちでも、「トキオ面白いよ!」と打たせてみると「玉が穴に入る瞬間ヤバいっすね♪」と、しっかりと面白さは伝わるので、結局は面白さが伝わっていない、伝える機会がないのが問題なんだと思います。
    こういうアナログ系の台を各メーカーには、もっと出してもらいたいですね。
    いっそ、萌え台とアナログの融合とかもアリだと思うんですけど、どうですかね。(;^_^A

    • テツ さん

      つい先ほど、テツ さんの記事も拝見しましたm(_)m

      私が見ているお店のひとつでは、某羽根物機種がアホみたいに稼働します。
      なんと、月間平均で51000個水準です。

      これは毎日8~9時間誰かが弾いている数字なので、まあ、とんでもない事です。
      常連客の琴線に触れたようで、こういう機種が増えてくれば有難い限りですね。

    •  萌え台とアナログの融合 アリです!
      役物に玉が入ると’アッハンー’とか
       ’入っちゃう ダメー❤’とかw

       昔羽根物OLみんみん娘なんて台がありました
      音だけでホールの注目集めると思います

      • テツ さん&ナナベエ さん

        しっかりした企画書を作って、メーカーに売り込みましょうかね!

        • ナナベエさんご賛同頂き有難うございます♪
          萌えなら平和、エロなら豊丸辺りに・・でも豊丸はエロは強いですけど、アナログはどうかな(;^_^A
          兎にも角にも、こんな発想で盛り上がるのオッサンだけですかね(笑)。
          企画書はさりげなく楽太郎さんに丸投げします。(‘◇’)ゞ

            • テツ さん

              パチンコは本来、もっとバカっぽい趣向の機種でも構わないんですよね。
              変にスタイリッシュにしようとしたり、歌モノにしてみたり、映画やアニメとタイアップしなくてもやれる事は沢山ある訳で。

              世間的には程度が低いと思われても良いので、パチ屋でしか体験できない遊びを提供する事を第一に考えた方がうまくいくメーカーが多いように思います。

              それこそ昔は、タイトルだけみても「さすがパチンコ業界、くだらね~な~!」と苦笑いするようなものばかりでしたからね。
              あしかのジョー、ワニざんす/サメざんす、よくばり原始人、子熊のプータン、いれてなんぼアルバトロス・・・アホの極みです。

          •  テツさん 丁寧なご返答有難うございます。
             お酒でも飲みながら一緒にパチンコ談義ができればいいですね

  3. この台、触ってみました。クギ周辺が昔のスーパーコンビを思い出させて懐かしかったですね。
    これは一回交換で運用すべき台だと思いました。夜10時以降の稼働が望めます。というか、帰ろうと思ったときに最後の現金をお布施するタイプの台かと。無制限ですと、そういう客はつきません。

    • daidai さん

      私も今日、近所のお店で弾いてきたのですが、3千円あたり1回しか飛び込まなかったので玉の動きを堪能できませんでした。
      やはり、無制限営業では難しいですよね。。。

    • 真田屁太郎 さん

      無制限で使っていて、これ以上飛び込み数値を落としたくない、でももっと粗利が欲しいと考えているお店であれば、傾斜を変えて役物確率を悪くしようと試みる場合もあるかと思います。
      経験的にですが、あの手のV入賞口の構造の機種だと、傾斜を4分から3分に変更して(起こして)設置すれば、玉が暴れやすくなって入賞スランプが大きくなると思います。

      実際にデータを取った訳ではないので何とも言えませんが、それこそ昔は羽根物のステージ内に炭酸ドリンクを1滴落として埃を混ぜて乾かしてデコボコを作り出したり、色んな手法で役物確率に干渉しようと試みるお店もありましたが、今ではそういう事まではしているお店はないと思うので、変な心配はしなくても良いかと思います。

      • ご返答ありがとうございます。
        最近全然討ち取れなかったので
        心配になっていたところです。
        途中でネカセや中央の玉を弾く回転体の速度を変えたりとカイジの世界になっちゃいますが、やってんじゃね??と頭を悩ませていました。しばらく触らないで様子を見ることにします。
        ありがとうございました

        • 真田屁太郎 さん

          ちなみに私は、カイジの沼が販売された時に、本気で漫画の原作のような装飾/設備を作ってアンダーグラウンドなコーナーを作ろうと企画しましたが、関係者全員からボロ●ソに叩かれて頓挫しました。。。

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