遊技機の購入/売却の財テク能力も、店長の評価基準なんですか?-回答

今回は、店長の業務内容や会社からの評価に関するご質問にお応えします。

 

スープラ(愛車) さんからのご質問

お返事ありがとうございました。

 

パチンコ店のお金の流れについて考察する材料がなかったので、償却対象なのかどうかずっと疑問でした。

 

・・・お礼ついでにもうひとつ質問よろしいでしょうか?

 

遊技台を撤去して、その後は売ったり系列店移動すると思いますが(値動きを見て、しばらく倉庫保管もある?)、こういうのも全て店長判断なのでしょうか?

 

中古機の価格相場サイトを見ておりますと、販売1ヶ月で10万円以下まで値崩れする台がある一方で、60万、80万、100万以上という台もあったりしますよね。

 

何かもう、先物取引といいますか当たり外れが凄く大きい判断になると思いますが、こういう財テクみたいなのも店長判断で、会社からの評価の基準になったりするのでしょうか?

 

お時間がある時で構いませんから教えて頂ければと思います。

________

ここまでが、スープラ(愛車) さんからのご質問です。

※全文そのままです。

財テク能力

財テクするやで~

 

回答

店長に全権がある?

ホール企業によって、店長職に求められる業務内容は異なりますし、権限がどれだけあるかもかなり差があります。

 

大規模なチェーン店舗のキャリアが浅い店長さんなどでは、とりあえずは労務管理がメインだと思います。

 

上長から釘調整や遊技機の購入/売却の考え方などを学び、その習熟の度合いによって動かせる金額や判断などの裁量が大きくなっていきます。

 

いきなり管理店舗に関する全権を与える事もできなくはないですが、パチ屋は出入りする金額が非常に大きいため、気軽に試行錯誤してもらっては困る場面も多々あるという訳です。

 

楽太郎が新米店長の頃は?

では、私の場合はどうだったのかについてお話しします。

 

私は、店長になって最初の半年くらいは、今回のご質問である遊技機の購入/売却の決定権はありませんでした。

 

ほぼ毎日、閉店後に釘調整/設定管理の師匠(会社が契約していた職業釘師=今で言うコンサルタント的な立場)が店に寄って、営業数字の作り方や考え方についても指導を受けていました。

 

その中で権限というか裁量が認められていって、たしか3年目くらいに20台規模の新台導入判断がほぼ一任され、5年目くらいから売却に関わる業者さんとの遣り取りも一任されるようになりました。

 

遊技機の購入/売却について

私のその後について、買う事については、やはり当たり外れはありますが、とりあえず新台ならある程度勝手に稼動する時代でしたのでそんなに苦労はしませんでした。

 

しかし、売る事については判断が難しく、ある程度のキャリアがないと会社の利益を最大化したり損失を最小化するのは難しいかと思います。

 

これは、今でも同じ事で、まさにご質問の通り非常に大きい値動きの中でやっていますから、売るのが2週間遅れてしまって価格が半値になってしまった事もあります。

 

また、例えば、買ったは良いが常連客からの支持が無く、一般客を呼び込む力も無い機種があったとして、それをいつまでもホールの一等地で使い続ける事は、今後の営業における機会損失になります。

 

なので、当初導入した台数のまま設置し続ける事には早めに見切りをつけて、半数を即売却して売却益に変えてしまい、別の機種を新たに導入する方が得策という場合もあります。

 

中古機メインでの営業もできなくはないですが、特に都市部ではパチンコのメイン客層は会社員であり、その客層が最も好む(お店目線では稼動する、売上貢献する)のは最新台です。

 

なにも、沢山買う必要はありませんが、やはり常に一定数の新台は必要だという事は、昔も今もデータが物語る現実と言えます。

 

楽太郎の今の業務内容は?

それでは、私が現在、会社から要求されている事についてお話しします。

 

これは、無茶苦茶簡単に言えば

 

①管理店舗の労務管理をする

②管理店舗の遊技機購入/売却を決める

③管理店舗の設備管理や修繕/変更等の判断をする

④営業ノルマを達成する

 

これだけです。

 

今回の話題とは関係ないですが、まず④に関しては、営業の中身は不問です。

 

なので、当日の釘調整/設定配分の中身や理由を報告したりする必要は無く、究極的には会社が要求する粗利水準をクリアするか、ショートしても「まあ、こんなもんかな」くらいの数字に収まっていれば立場が危うくなる事はありません。

 

①に関しては、実務上は一般にマネジャーや時間帯責任者と呼ばれる上級管理職が社員/アルバイト/派遣スタッフの勤怠をみてくれるので、直接的に個々のスタッフに小難しい話をするのは何か大問題が発生したり凄い功績が発生した時くらいで、日常的には出番はありません。

 

②と③に関しては、相当な大型新台入替や全面リニューアル規模の設備変更でも無い限りは、ある程度自由になります。

 

この、買ったり売ったりという判断は、会社によっては最終決定権は上長であるエリアマネジャーや営業部長などの役職者が握っていて、店長さんには、直近で出て来た新台や中古機の選択権や撤去対象機種を決める判断くらいしかできないという場面もあります。

 

私に関しては、撤去した台については系列他店で要望がなければ全て自分の判断で業者さんを通じて売却します。

 

ちなみにですが、以前沖ドキを何台か撤去して1台約80万円で売却し、その半年後くらいに180万円水準に値上がりした時は、営業部長から「判断ミスじゃないか」的な目で見られました。

 

しかし、その営業部長も、パチンコの初代AKBを少台数しか買わないで大きく機会損失し、数カ月後に10台以上増台するという事をやって、私と「最初から1島いっとかないとダメな機種ってお話ししたじゃないですか!前田とか板野はどうでも良くて、これからは ぱるるって娘です。あの娘は絶対にスターになりますよ」といった遣り取りがありましたので、これはお互い様と言えます。

 

また、沖ドキ自体、これは過去記事でもお話しした事がありますが、新台で出て来るとなった際に社内的にはシンプル過ぎて稼動にならない、という判断が主流でした。

 

しかし、この楽太郎の「裏モノっぽい要素があるから、こういうのが好きな層は一定水準は確実に居る」、「突っ込み(現金での打ち込み)が多くなる仕様だから抜ける時はデカいはず」といった判断により、近隣他店よりも多めに導入してその後の営業数字作りに貢献したという経緯もあります。

 

なので、そもそも苦言を呈される理由さえない、とも言えます(開き直り)。

 

まとめ

まあ、そんなこんなで、店長の判断で買った機種が高パフォーマンスだったり、売った機種が場合によっては買った時よりも高値だったりタイミングが良かったりすれば、それが上長や会社から高評価される場面はあります。

 

ですが、店長職はあくまでも店舗管理責任者ですから、売却に関するトレーダー的な能力が求められている訳ではないので、ここで成果を出さなくてもそこまでマイナス査定される事はまずないと思います。

 

例外があるとすれば、単店の全権委任店長の場合です。

 

日々の営業における利益、購入/売却のパフォーマンス、電気水道高熱費、業者さんが絡む支出等、あらゆる面が経営者の査定対象になり、もしも納得させるだけの店舗管理ができなければ、半年後には、「私なら、より良い管理ができますよ」とPRして来たコンサルタントさんからポジションを奪われたり、会社に居られなくなる可能性まであるでしょう。

 

最後にお話ししたのは冗談半分本気半分で、いくら業界全体に元気が無い現状とはいえ、それでもやはり日々動く金額が大きい業種な訳ですから、その営業現場を管理する責任がある店長職は、そんなに楽な立場ではないという事をお話しして、締めたいと思います。

 

 

以上、満足な回答になったかどうかは分かりませんが、今回はこれくらいにしておこうかと思います。

 

コメント頂ける方は、下の方からお願い致します。


 

「中古機でたまにバカ高い機種があるが、訳が分からん!この業界は狂っとる!という方は、そっと押して下さい↓

にほんブログ村 パチンコブログ パチンコ店・店員へ
にほんブログ村

 

[記事公開]

2017年8月14日

コメントを残す