これまでの第一次、第二次撤去リストが単なる機種名の一覧に過ぎず、「いつまでに」「どのような」手順で実施するのかといった具体的な内容を欠くものであったことがここに来て首を締める格好になったかも知れません。
悪い予感が当たってしまった?
最近になって、「どのような」手順で撤去/回収していくかの具体的な内容や今後の開発/販売方針については日工組が正式に公表しましたが、肝心の撤去スケジュールの設定までは至らないまま伊勢志摩サミットによる入替自粛期間が終了してしまったのは、学生が宿題を終わらせないまま夏休みを終えたようなものです。
ホール関係者と中古機を扱う業者であれば、ほとんど皆が、「いつまでに」という事が決定しない状況は自分たちにとっては好都合ではあるが、このまま段階的にリストを公表していって、その内容がいつまで経っても単なる機種名の一覧に留まる状況は取り締まり行政からの心象は悪いだろうと心配していた案件ですが、結果論ですがこの心配は当たってしまったようです。
どうなるか、不透明
6/1(水)3:50の現時点で私が持っている情報としては↓
5/30(月)
警察庁生活安全局保安課より、日工組に対して
検定時と異なる釘の状態で販売された可能性がある遊技機=「不正」遊技機の撤去/回収に関して
①撤去/回収は2016年内に完了させるのが望ましい
②撤去リストは段階的に公表するのではなく、残りの機種分をひとまとめにして2016年6月中に公表するのが望ましい
このような要請がなされたとのことです。
この情報源は、某メーカーの上位の方とのコネクションがある方なので、私としては信頼度が高い情報だと思っています。
要請された内容に関しては、もっと具体的な情報を持っている方も居るらしいのですが、私としてはここまでです。
また何か情報が入り次第、記事にしていきたいと思います。
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外野には何が対象かさえわからないんですよね。
自分の認識ではマックスは当然として
役物比率が60%?ない機種は全部違法だと認識してます。
そうなると今も毎週のように新台出てますが、ボーダー18とかなんで一緒ですよね。
ああいうのは問題になる前に検定通ってて全部駄目
今店にある台は羽を除いて全部撤去ってことですか?
おっさん さん
どの機種が対象なのかは、各メーカーに独立して動いている内部調査部門でもあるのか、上層部が「これいっとくか!」的にリストUPしているのか全てが謎めいています。。。
なので、ホール関係者やメーカーのちょっとした役職者レベルでは実際にリストが公表されるまでは何が「不正」遊技機なのか分からないというのが実情かと思います。
私としては、いわゆる旧MAX機は全部ダメで、一部のハイミドル機(1/350ちょっとで確変中は2R=2~8%くらい、15R=55~65%くらい)も場合によっては引っかかってくる?
くらいの認識で、リストが出てくるのを待っていた感じです。
ミドル機でも出玉性能的にはTOPクラスである前作「消されたルパン」のミドル(1/299で2,000個当たり比率高い)はリストに載らなかったので、やっぱりMAXしか載らないのかも知れませんが、どうでしょうかね?
まあ、上記のような例もありますので、さすがに「羽根物以外は全部ダメ!」とまではいかないかと思います。
いずれにしても、早く詳細な情報が欲しいところです・・・
厳密解で言うならちょっと前の全ての機械がダメです
甘デジとかMAXとか関係なく全ての機械です
計算がめんどうなのでざっとで言いますがベース30でもきわどいです
北斗無双でさえ怪しいです
それじゃさすがにまずいので高射幸性機械の話とごちゃまぜにして
減らしてるだけです 全部撤去しろと言われても文句言えないんですよ
メーカー側だって何も考えてないわけじゃないんですよ
ベタピン さん
ホールもメーカーも、いかに危ういものの上に立脚しているのか、考えさせられる今日この頃。
近年では、どの業種も、強いのは消費者/ユーザー/モニター側です。
見方や立場を変えれば、皆が何かの消費者/ユーザー/モニターとも言えますが、我々の業界ではホールとメーカーは対世間的に極度に分が悪い状況にあるのはベタピンさんも良くご存じの通りかと思います。
私は買う方の立場であり、営業貢献度が良い/悪い、付き合い易い/付き合いにくいを判断する立場ですので、こういったブログの運営上は不公正だなーと感じたり、対応がお粗末だな、感覚的に世ズレしているなと思ったらどうしてもメーカー批判になりがちですが、機械産業である以上メーカーなくしてはやっていけません。
ホールが望むものを作って売ってきたという経緯は完全には否定できない立場ですので、世の中的には嫌われる表現かもしれませんが「うまい落とし所」を切に期待しております。
今回は、コメント頂きありがとうございました。
今後ともご意見等お寄せ頂ければありがたいですm(_)m
本日も勉強させて頂いております。
牙狼を魔戒まで殲滅するのが着地、という空気感がありますよね。中古機価格も下落が止まらず、ホール側が空気を読んでいることがうかがえます。といってもまだ定価より高いですが。
ただ北斗無双も可能性がないとは言えないのに価格の上昇が青天井状態。リストはあくまでも、機械が検定時とは違う状態で納品されてるから該当する機械を撤去するリスト、なので発売時期、スペック等全く関係ないはずです。
北斗無双やビッグドリームの価格を見ると、問題がMAX規制や高射幸性うんぬんではないのにどこか業界全体で勘違いというかはき違えている様に感じてしまいます。もしかしたらお上も勘違いしているかもしれませんが…。
北斗無双からは釘無調整です、なんてホールはどこにもないのですから今後もまた大きな鉄槌が下ることを予想して動いた方がいいのでは、と勝手ながら思う次第です…。
読者何某 さん
コメント内容、全くもって正論です。
以下の回答は、おっさん さんからのコメントへの回答のところにまとめました↓
レスありがとうございます。
うーん よくわからんですね。
検定と異なる釘、不正ってのは役物比率の話で高射幸性とは別ですよね。
役物比率に関しては自店のコンピューターに出るわけで
甘だろうが何だろうが役物比率60%以下じゃない台は不正で
こんなのはボーダーが18とか1000円で15回るような台ではありえない数値じゃないのでしょうか。
そこを混同してマックスや一撃のある台を撤去します。
ってのはちょっとわかりませんね。
ホールも全撤去という最悪のケースを想定してはいないのでしょうか。
読者何某 さん、おっさん さん
他の方からも、メールでのお問い合わせで同様のご質問や「そもそも論だけど、なんで釘の問題がスペックで判断されてるの?」といったご指摘がありました。
全くもってごもっともであり、このブログでも第一次リストが出る前の段階から「どれが検定時と異なる釘の状態で販売された可能性があるのか」精査してリスト化する訳では無く、「リストに記載される内容は、メーカー側で(或いはホール団体上層部も絡んで)都合が良いように調整されている可能性が高い」といった主旨の事を書かせて頂きました。
もっと言えば、事実か否かではなく、問題の軟着陸を図っていると。
・撤去機種はなるべく少なく
・撤去まで時間を稼ぐために、段階的にリスト公表する
・時間稼ぎ中に、どのように、いつまでにやるか協議する
こういった思惑に、更に
・高射幸性遊技機メインでリストを作れば、現在ホール&中古市場に流通している旧MAX機を数年内に全廃できるから、依存症問題など対世間、対行政への顔向けが立つ
このような考えがあるのかも知れません。
読者何某 さん、おっさん さんがご指摘のように、北斗無双は完全にセーフなんだっけ?甘デジだろうが何だろうが、「不正」遊技機ならちゃんとリストに記載するべきじゃないのか?
こういった意見が出るのは至極当然ですが、余裕でスルーする気まんまんで第一次/第二次リストを出して来たと。
更には、撤去期限も策定出来なかったと。
これでは、警察庁から「いいかげんにしろよ!」とお怒りがあっても仕方ありませんよね。
ちなみに、小規模店舗の知人店長は、「他所には悪いが、ウチみたいな小さい店は、問題が大きくなってくれた方が面白い。だって、現状ではリストに載ってる機種の設置台数は20%くらいしかないから。仮に大部分入れ替えろと言われても、パチンコの総台数は百数十台程度なんだから、半年ちょっとの期間があれば十分対応可能。マルハンとか善都とか、楽園とかは大変だろうけど」といった事を話していました。
5/30に警察庁からどのような指摘を受けたのか?
或いは、ただの噂で実際は大した内容ではないのか?
現時点では追加情報はありませんが、情報源がかなり強いところですので、私としては具体的且つ期限付きの対応要請がなされたものと思っています。
大筋の流れは楽太郎様の書かれているようなものだと思います。
メーカー側のが警察庁の意向は早めに認識し落とし所を模索していました。
ここら辺はホールよりメーカーのが一枚岩になりやすくどうしてもそうなります。
正直いって全日遊連は打つ手を間違えたと思っています。メーカー側と
落とし所を決め早期に固めていけば今のような警察庁の指導まではいかずに
すみもう少しソフトランディングできる可能性はあったと思います。
小規模店でも入替を頻繁にしているようなところは大丈夫でしょう。
でも低貸比率が高い場合などは・・・コメントの店長様のような例のがまれかと。
個人的な感想では大規模なお店のが有利になっていくと思います。
そもそも年末まで時間があるとも言えるわけで大手の回転率なら
全とっかえだとしても難しい問題ではなかろうと思います。
今後出てくる主力機械も大手はがっつり買いますから中小には
回ってこないというケースだって出てくると思います(北斗無双のように)。
機械が売れない以上たくさん買うか買わないかいつも買うか買わないかの
プライオリティは高くなっていくでしょう。
今まで以上に品揃えに差がなくなっていく中で遊技者がどちらを選ぶのか
というとお店のブランド力の比重が高まります。
また機械でもスペックに差異が小さくなれば機械もブランド力勝負になります
昔海が50%くらいあった時代まではいかなくても機械も店も
2極化が進行するのは間違いありません。
ちなみに私はメーカーの人間ではありません。
ベタピン さん
現状/今後の成り行き考察などに経験値を感じます。
ご指摘の通り、早い段階で全日遊連が妥結方向に舵を切っていれば・・・というのは、私の周辺でも良く話題になります。
まあ、近年のメーカー優位な状況を念頭に置いて交渉に臨んでしまうのは仕方が無い事とも言えますが、メーカーとしては
・おたくらがやらかしたんだから、入替用の機種は無償か大幅に割り引いて提供しろ
・即時撤去はありえないから、可能な限り時間的な猶予があるように対処しろ
このような姿勢で臨まれたのであれば、事の責任を100%押し付けられる格好になるので交渉はなかなか進まず、気付いたら半年経過していた、そしてその間に国会案件となり世間的な注目度も増し、期限付きの対応を余儀なくされる事になってしまったといった感じかと思います。
ホール企業のパワーバランスと言うか、今後の成り行きに関しては、私見ではパチンコの高射幸性遊技機&「不正」遊技機の撤去問題だけでは、それ程は大手と中小の集客力の差が加速はしないと読んでいます。
理由としては、現状ではスロットのトレンドダウン傾向ははっきりとは出ていないからです。
しかし、裏を返せば、仮にスロットのスペック規制や高射幸性遊技機(2万枚問題に該当する機種)の撤去まで、思いのほかスピード感を持って推進される運びとなった場合には、ベタピンさんが正に仰るようなブランド力という土俵に勝負の舞台が一気に移行していく可能性はあると思います。
問題の解決を先送りにした結果、やるべき事がまとまってやってきて手一杯という現状ですが、この6月或いは2016年内は解決に向けて動かないという選択肢は無さそうです。
追い詰められなければ出来ない業界ですが、切羽詰まったらそれなりの事はやってきた経緯がありますので、今回も業界の自力というか火事場のク●力的なものを披露して、しぶとく生き残りたいところです。
突然のコメントお許し下さい。
いつもブログで勉強させてもらっております。
魔戒の華はいつまで設置可能だと考えておりますか?
検定切れるまで可能でしょうかね?
北の養分 さん
この5月末までであれば、ほとんどの業界人は検定満了でお疲れ様でしたコースを想定していたと思います。
それが、現在進行形の「警察庁からの呼び出し⇒期限付きの対応を迫られる」という事態になっている(事が濃厚)な訳ですから・・・
私見では、検定切れ=2018年夏までの設置は不可だが、かといって2016年内での完全撤去には規模が大きすぎるということで、その中間的な裁決が下るものと考えています。
こんな感じでしょうか↓
①2016年6月末に公表される「不正」遊技機リストに記載される
②中古での購入や部品交換等が禁止される
③2017年6~8月までに全廃
このような流れであれば、現実的な処置かと思います。
まあ、私自身まだ確証がある情報を持っていないので、今後どうなるものかと事の成り行きを興味深く見守っている立場であり、北の養分さんはじめ読者の皆さんと同じような心境かと思います。。。
お忙しい中返信ありがとうございました。
私も後1年は大丈夫かな~と皮算用しておりますが、部品交換出来なくなると減台していかないと駄目ですよね。
北の養分 さん
そうですね、壊れたら即退場となります。
2016年内の完全撤去についてですが、警察庁が撤去指示(指導)したのなら、できる/できないではなく絶対にやる方向で決定して6月3週目までに全日遊連/日工組/日遊協の連名で全組合員(ホール)に通知が行くでしょう。
ですが、牙狼魔戒だけで12万台近く設置されていたり、それに北斗拳王或いは主だった旧MAXとハイミドルに分類される機種だけで30万台級にはなる訳で、7月初旬から動いて12月末までにそれらを完全撤去するのはホールだけが痛みを被ることになります。
いくらお客(ホール)が喜ぶものを造ったとは言え、検定時の誤魔化し案件な訳ですから本来はメーカーも痛みを伴うはずです。
それが、決まったから撤去して下さい、まともな機種は作れません、現行機のスペックダウンやちょいパチならあります、買いたいのが無い?じゃあベニヤ板でも張ったらどうですかといった投げっぱなしのスタンスでは、他の業界ならば「メーカー何やってんの」となるはずが、この業界では「パチ屋ざまあみろ」になってしまう辛さ。。。
今回は、今後の方針を決める全日遊連/日工組/日遊協が妥結して、最短でも1年以内の完全撤去(2017年夏)くらいの猶予がある方向にもって行かないと、現実的ではないと思います。
情報では、警察庁のスタンスは要請に留まっているので、物量的に困難であったり必死に理由付けをして2016年内撤去は回避して頂きたいと願うばかりです。
そうしないと、当事者の中で、ホールだけがダメージを受ける事になります・・・