旧基準機、高射幸性スロット機の、期限を設けた撤去回収の可能性はあるか?

今回は、単発親父 さんからのお問い合わせに回答します。

 

単発親父 さんからのお問い合わせ内容

メール本文中には、地域名や店舗名、設置台数といったかなり具体的な情報が含まれているので、ご質問の主旨に関わる部分だけご紹介します。

 

  • スロット新基準機がどんどん導入されても、旧基準機は減っていなかったり、お店によっては増えているようにも見える
  • 警察が意図しているのとは逆方向にホールが振る舞えば(いつまでも旧基準機を外さない)、スロットの方にもパチンコと同じく撤去問題が出てくるのではないか?その可能性について質問したい。

 

概ね、こういった内容でした。

 

また、つい最近ですが、いしけん さんと二度見 さんからも

 

  • (近所のお店では)まどマギ2、北斗修羅の導入時でも、旧基準機(転生、モンハン月下雷鳴、初代まどマギ、番長など)は外されず、最近導入されたばかりの新基準機の方が外されている場合もある
  • 旧基準機があるから新基準機が稼働しない、北斗修羅が出てきても、北斗転生があるならそっちの方が良い、みたいな悪循環があるようにも見える
  • みなし機(検定切れの機種)ばかり稼動するホール状況も目に浮かぶ。この状態で行政側から、かつてのように「みなし機は全廃せよ」、「みなし機だろうが認定機だろうが、設置期間が長い機種の中には高射幸性スロット機(2万枚問題に触れる機種)が多いから、期限を設けて全廃するように」といった指導がある可能性は?

 

このような主旨のお問い合わせを頂いています。

 

これらの内容を踏まえて、今回の記事では

「旧基準機、高射幸性スロット機の、期限を設けた撤去回収の可能性はあるか?」というテーマで私見を述べさせて頂こうかと思います。

 

2017年秋、5.9号機登場

まず、5.9号機という表現自体が作為めいていると感じている業界人も多いといえます。

 

もう、6号機でいいじゃん、と。

 

ここらへんが凄く不穏な感じで、終末感満点です。

 

2017年10月以降は5.9号機の規格に該当する機種以外の新規設置(中古機導入も含む)は認められず、自然な流れで旧基準機、特に2万枚問題に触れる高射幸性スロット機の段階的なシェア減を更に推進していくというプランではありますが、実際の営業現場では取り決めよりもホール企業としての懐具合を気にするところも非常に多い訳です。

 

売り上げる力も、残せる粗利の大きさも、そして何よりも打ち手側の支持が強い旧基準機を、なぜ優先的に撤去しなければならないのか?

 

決まり事だから当然従おうね、とも言えますが、メーカー団体や組合組織の上層部は、もっと考えて規則変更したりプラン策定してくれよという意見があるのには理解できます。

 

特に、ハイスペックの魅力や高設定使用、派手な告知や営業スタイルで根強いファン層を抱えているような小規模スロ専などであれば、今度から全部新基準機で、あとはジャグラー系だけですよ、となったら、一気に集客力が落ちて立ち行かなくなるなんて場面も出てくるでしょう。

 

【参考】2016年6月17日公開

『2017年10月1日以降のスロット新規設置は5.9号機に』

 

新基準機の期待作、微妙だった?

そんなこんなで、より強いスペック機が残存している状況下で、それと比較した場合は明らかに弱いスぺック機を高稼動させたりそれ主体で営業数字を作っていくのは難しいと実感しているお店が多いのがスロットコーナー運営の現状と言えます。

 

それが端的に現れたのが、直近では最も強力なコンテンツであると目されていた、まどかマギカ2と北斗修羅です。

 

過度な期待が現実との落差をより一層際立たせたとも言えますが、思いのほか売り上げない、甘く動く、結果的に薄利になる、データ上では打ち手側に有利に動いているはずなのに、稼動が伸びてこないという状況に頭を抱えてる店長さんも多い事でしょう。

 

そういった観点では、お店側と打ち手側の認識には、大きなギャップがある機種とも言えるかと思います。

 

私に関しては、適当な台数しかありませんし、近隣にべらぼうに強い営業力を有したお店や極端に大型なお店が無いので、必然的に新台を打とうとなったら私のお店、という選択肢をとる若者や会社員層が多いようで、そこまで困ってはいませんが、20台とか30台とか、多台数を抱えている(或いは会社都合で抱えさせられた)お店の店長さんは可哀そうです。

 

もちろん、しっかり使えているお店もあるのでしょうが、ただやはり、イベント時に動きやすいのは旧基準AT機であり、遊技時間が限られている会社員層が最も好むのは、ジャグラーに代表されるAタイプ機であるという事情は、どのエリアもそれほど変わらないものと推察します。 

ダッシュ

新基準機/5.9号機は、全力遊技でも払い出し速度は旧基準機にとても敵わない・・・

 

ホールにとっての最悪のシナリオは・・・

今後の新台の販売予定としては、新作シェイク、モンスターハンター狂竜戦線、エウレカセブンAO、新作番長といった、4号機時代や旧基準機時代に一定の支持を得たコンテンツの新作が出て来ます。

 

しかし、もしも、これらが打ち手側の支持を得られず、不幸にも店側としても良設定を使うという手段で稼働を維持するには薄利体質な機種であった場合には、今ホール現場で見受けられるのと同じような状況が継続する可能性は十分にあります。

 

すなわち、どんどん話題の新作が出て来ても、まともに稼働するの古い機種だけ、更に言えば、入れ替えに際して先に撤去されるのは、最近導入されたばかりの機種ばかり、という展開です。

 

この状況が長引けば、上層部が取り決めた段階的な撤去推進、設置シェアをいつまでに何%以下にしておきましょうねといったプランの足枷にもなる訳です。

 

そして、この状況を見て、取り締まり行政側がどのように反応するか?

 

2018年春先~夏場の行政講話には要注目

前述の通り、2017年10月以降は役比モニタが搭載され有利区間に規制が掛かった5.9号機が世に出て来ます。

 

その後、2017年12月末時点での旧基準機の設置シェアがどのようになったか?

 

その集計値は、おそらくは翌年2018年1月末には出てくるでしょう。

 

その数値が、取り決めを行った上層部にとって好ましくない水準のもので、それに対して行政側が苦言を呈したら・・・

 

「1日に2万枚も払い出した事例がある高射幸性スロット機が、依然としてシェアを誇っている。社会的には、投資金額も見返りも大きい機種によって、身を持ち崩したり依存症/のめり込みに悩むユーザーが後を絶たない。段階的に撤去を進めるというプランは、どうなったのか?」

 

「適正な遊技機か目視確認できるようにするために搭載したのが役比モニタである。これが付いていない旧来的な機種が、依然としてみなし機として設置されているのは、いかがなものか?」

 

警察庁生活安全局保安課の課長や課長代理クラスの方によって、全日遊連や日工組理事などが出席する会合の場で上記のような主旨の行政講話があれば、それなりの対応を取らざるを得ない状況に陥る可能性も完全には否定できないでしょう。

 

また、行政側からの苦言がそれほど大したものではなく、或いはしっかりと段階的なシェア減が進んでいても、メーカー団体に押し切られる形で「2018年12月末までに、旧基準機は業界を挙げて自主的に撤去回収します!みなし機としての設置も、一切ナシにします!」などと無駄に張り切った宣言が出されたりすれば・・・

 

そして、その撤去回収に際して、ホール側の入れ替えに伴う費用負担へのケアやまともな下取り金額の提示が無く、結果的にはメーカー側に入替需要が発生するだけでした、みたいな流れになったら、ホール側の負担は極大でパチンコ同様にスロットコーナーにも閑古鳥が鳴くお店が出てくる可能性も出てくるとも言えるでしょう。

 

またそれは、「本当の被害者はホールなんかではなく、最終的な負担者であるユーザーだろ!」といった、ホール批判にも繋がる可能性をも秘めているものと推察します。

 

私としては、このような考え方の是非に関しては、読者の皆さん個々人のご判断に委ねたいと思います。

 

まとめ

今回書いてきた事は、あくまでもスロットコーナーの現状がそのまま数か月~年単位で継続したり、最悪のシナリオになった場合です。

 

なので、過剰な反応の必要まではありませんが、この業界、何があっても驚かないというのは定説です。

 

現に、パチンコにおける「不正」遊技機の問題では、当初は「まず、ないだろう」と目されていた最短期間での撤去、すなわち6月に最終撤去リストが公表されて同年末までの撤去というスケジュールで業界が動いているという事実があります。

 

なので、「2017年10月から5.9号機が運用されていますが、現状、旧基準機の撤去が進んでおらず、のめり込み問題も深刻で行政側からも厳しい目が・・・今後は、役比モニタを搭載しない機種は所定の期限内に全廃し、新基準6号機の運用を開始します」

 

・・・このような、全日遊連および日工組からの通達が出てくる可能性もゼロではないという事です。

 

読者の皆さんは、スロットコーナーの状況が、今後どのようになるのか?

成り行きを見守って頂きたいと思います。

 

 

今回は、これくらいにしておこうかと思います。

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コメント
  1.  ホールにとっては厳しい時代
     4号機~5号機移行期に廃業する店が激増した
    ことを思い出しました。

     今回はそれ以上に厳しいと感じています。

     今回はパチンコにも逃げ場が無いわけで
    規制の本気度が伺えます。社会情勢 北朝鮮関連で政治的な圧力がかかっているのは明らか

     今まで何度も苦境を乗り越えてきた業界ですが、今度ばかりは膿を出さざる得ません。
     またテキトーな事ばかりやって来た事を反省するべき(全く覚えが無いと言う人もいるかもしれないが)

     5年後にパチンコ店はどうなっているのか
     今とほとんど変わってなければいいですが

    • ナナベエ さん

      都合の良いものばかり継承する訳にはいかないという事です。
      負の遺産というやつですね。

      会社によっては、業界が適当な事をやっていても行政からも世間からも看過されていた頃にがっぽり儲けて、それを元手に不動産を買い複数店舗展開し・・・といった成長をしたところも多いかと思いますが、本来は整備しておくべき事であったり、社会において業としてもっとまともなポジションを得られるようにしておくべき事をすべて無視してやってきた、と。

      業界が元気だったのは今50代以上の世代がホールに立っていた頃までであり、現在30代前半の世代だと業界の縮小しか見ていません。
      先輩世代が色々とやらかして来たツケを全力で支払ったり、素行不良だったイメ―ジを当時を全然知らない世代が背負っているという構図ですね・・・

    •  楽太郎さんのような方が頑張って頂ければ
      パチンコ業界も大丈夫かと 安心しました。

      • ナナベエ さん

        営業現場での後進の育成や、こういった場でのささやかな情報発信、読者の皆さんとの遣り取りくらいしかできませんが、何でも良いから役に立ちたいと思います。。。

  2. 5.9号機ヤバいですよね・・ちょっとノーマル以外でまともなゲーム性の機種の登場が想像出来ないです。(;・∀・)
    最近わたしの通う幾つかの店舗は、このままだと大手以外はバタバタと潰れてしまうんじゃないかと心配になるほど過疎っている所に、5.9号機・・・。
    6号機で少しくらいの規制緩和は期待できないですかね?
    無理っぽいですけど、期待せずにはいられません。(;´Д`)

    • テツ さん

      私の釘の師匠は14歳だったか15歳だったか位の頃からパチ屋に出入りして今で言うアルバイトであったり(もちろん就業規則上は違法雇用)、目を掛けられて20歳くらいで店長になり、その後は職業釘師としてのキャリアを積んできた訳ですが、今業界に掛かってる規制やチェック目線は今後も絶対に緩まないと言っています。

      経験的に、分かるんでしょうね。。。

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