パチンコの「新基準機」がイマイチ支持されていない現状について【前編】

今のところは、打ち手側にもお店側にも、あまり支持されていないパチンコの新基準機ではありますが、今回はお店側がどのように使っているかであったり、打ち手側の(営業数字に表れて来ている)反応はどんな感じなのかについて軽く書いて見ようかと思います。

 

はじめに

新基準機の定義は、大当たり出玉や継続出玉個数などにも言及すると細かいのでそこらへんは割愛して、表面的に打ち手側やお店側が気にする

  • 大当たり確率=上限値1/319
  • 確変継続率=65%以下
  • ヘソ賞球数=4個以上
  • (釘曲げ問題および射幸性の抑制に関係して)一般入賞口にしっかり拾わせるようなゲージ構成

 

ここらへんにだけフォーカスして書いていきたいと思います。

 

また、ヘソ賞球の事に関しては、過去記事でも軽く触れていますので、予備知識を増やしておきたいと言う方がいらっしゃれば、こちらからご覧頂ければと思います。

【参考】2016年3月30日公開

『今後の新台はヘソ賞球数が4個以上となる件について』 

 

きっかけは

今回、このような記事を書く直接的なきっかけになったのは、つい先日公開した記事のコメント欄でのやりとりです。

 

まだ読んでいないという方は、こちらからご覧頂ければと思います。

【参考】2016年9月29日公開

『CRセクシーフォールセカンドシーズン199Lが、かなり辛い動きをしている件』

 

まあ、直接的な理由はこの記事ですが、私としてはここ1カ月くらいに公開してきた見通し記事やパチンコ関連の記事では、下記のような主旨の事を、何度か書いて参りました。

 

①特にイベント時などでは、これまで旧MAX機一辺倒のプラス調整で臨んできたお店は、その調整の仕方に変化を出す可能性がある

 

⇒旧MAX機の大部分は、「不正」遊技機に該当し2016年末までの撤去が決定しているため、ヘビーユーザー層は打てる内に打っておきたいと考え、これまでよりも低いイベント営業数値でも打ってくる場面が多い。

 

②これまで調整上可愛がったヘビーユーザー層を今後はいじめて、そこで得た売り上げ/粗利を元にして、これからしっかり集客していきたい自店の定番機種を可愛がるお店が増える

 

⇒特に夏場以降は、相変わらず北斗無双くらいしか旧MAX機と比肩する集客力がある機種が出て来ていなかったという事情も手伝い、同機がイベント営業時および平時の開け閉めの対象になる場面が増えた。

 

このスペック機は、今後の新基準機ではもう出せない水準の出玉性能を有しているので、長く大事に使っていきたいというお店が一気に増えて、それに連れて中古価格も跳ね上がるという動きを見せている。

 

③2016年夏場以降は、新基準機及び、中古のライトミドルスペック機の設置台数が増えて来ている

 

⇒これには「不正」遊技機の撤去問題が大きく影響している。

 

乱暴な表現をすれば、外した所には何か入れなければならないので、やはり新台の方が良いだろうと考えればリユース機中心で毎月適当な販売数がある新基準機に飛びつく事になる。

 

しかし、いや、打ち手が支持しているのは65%よりずっと高い継続率であり、高ベース仕様ではないので新基準機との比較上は売り上げが伸びやすく釘調整もしやすい旧基準機(ヘソ賞球3個以下で一般入賞口もマイナス調整しやすい)中古のライトミドルの方が良いと判断すれば、そちらを選ぶ事になる。

 

④いくら現状では支持されているとはいえ、いつまでも北斗無双にだけ依存する訳にはいかない。また、牙狼魔戒や北斗拳王などに依存するという選択肢はあり得ない。

 

⇒必然的に、今後付き合っていくことが決まっている新基準機コーナーに固定客を付ける必要があり、自店の常連客の反応を見ながら探り探り使っているお店が増えて来ている。

 

しかし、現状では、かなりまずい運用の仕方をしているお店が多いように見受けられる。

 

ざっと、こんな感じの事を隋所で書いて来ました。

 

今回の記事ではもちろん、④の事について掘り下げて書いてみようかと、こんな感じの経緯というか流れがある訳です。

 

ぶっちゃけ、お店的に新基準機ってどうなの?

まずは、お店的にというか、釘調整的な観点から新基準機の印象について述べさせて頂きます。

 

読者の皆さんは、そうですね、具体的にイメージできた方が良いと思いますので、お住まいのエリア問わず設置されているであろうヱヴァのリユース機(ヱヴァ9 180ver.&ヱヴァ10SPEED IMPACT)などをイメージして頂ければ分かりやすいかと思います。

 

まず、稼働に関してですが、お店側としては稼働を頭数/遊技客数の出入り的なものでは見ず、打ち込んでもらった玉数=アウト個数で判断します。

 

そして、このアウト個数こそが、新基準機の現状を如実に物語ってくれています。

・・・数値が伸びていないのです。

 

ここには、注目すべきポイントが4つあります。

 

以下で、それぞれについて、解説していきます。

伸びない!

の、伸びない!

 

ポイント①リユース機が多いという現状

ヘソ(スタート=図柄変動に関わる始動口)の賞球数が、旧基準機の1~3個(スルーチャッカーの場合は実質0個)から4個以上に増えて、しかも取り締まり行政側の指導により一般入賞口もしっかり拾うようなゲージ構成及びマイナス調整しないような環境になっているはずなのに、なぜアウト個数が伸びないのか?

 

理屈上、旧基準機よりも、手元にある玉数は多いので、それらが打ち込まれればアウト個数は増えるはずです。

 

しかし、なぜそれが増えないのか?

 

やはり、これは時期的な事情とも、メーカー事情とも言えますが、「不正」遊技機の撤去問題でバタバタしている状況ですから、しっかりと作り込んだ新台を持って来るだけの余裕が無いので、現状ではリユース仕様機が多く出回っている事が原因の一つと言えるでしょう。

 

要は、新しく出て来たけど、実際には旧MAX機、旧基準機の単なるマイナーチェンジなので、これには本当の意味での新規性が無いという訳です。

 

打ち手の中には、「新台なんか要らないんだ、ちょっと古めの機種でも回して使えば稼働が付くので、機械代も抑えて還元度が高い営業も出来、リピート客も付くはずだが、なぜお店側はそれをやらないのか?」

 

このようなご意見をお持ちも方も多いでしょう。

 

しかし、実際の営業現場ではやはり適当数および時期に応じた新台の導入は必須であり、新台は売り上げ金額が明らかに違う数字になります。

※この記事では、会社が要求する粗利目標が高すぎるので、それをクリアするために新台は必要、といった話はしません。

 

特に、新しいもの好きで、パチンコのメイン客層と言える会社員層が「打ってみたい」と思えるような、本当の意味での新台が少ない、これが新基準機のアウト個数が伸びて来ない原因の一つと考えています。

 

ポイント②スペックが「弱い」という現実

この「弱い」という表現には、スペック面での絶対的な意味と相対的な意味の両方があります。

 

<絶対的な意味における「弱さ」>

まず、絶対的な意味合いにおける「弱さ」とは、初当たり出玉数の少なさ&確変継続率65%にあります。

 

20年ほど前であれば、現行機で望める最高の基準機(いわゆるフルスペック機)には、大当たり確率1/250~1/320で、1回の大当たり出玉が1,800~2,300個水準の機種が沢山ありました。

 

当時は(複数回権利物もありましたが)確変継続率は50%というものが多く、この時代と無理矢理比べれば、新基準機の確変継続率65%は高いようにも見えます。

 

しかし、明らかに違うのは出玉数です。

 

持ち玉400~800個で次の当たりを追うのか、それとも1箱いっぱい持った状態で打ち込んで行くのかでは、全く遊技状況は変わって来ます。

 

次に、相対的な意味合いでのスペック面での「弱さ」について説明します。

 

<相対的な意味合いでの「弱さ」>

これに関しては、私よりも打ち手の皆さんの方が良く理解している事と思います。

 

そうです、より出玉性能が良いスペック機があればそちらの方を好んで打ち、選ばれなかった方は打ち込んで貰えない、ただそれだけと言う訳です。

 

これは、お店のバラエティーコーナーで最近特に良く見受けられる現象です。

 

実際、私が管理しているお店や近隣他店舗、他エリア探訪中に訪れたお店のバラエティーコーナーを見渡してみると、現行の新基準機の「新台」よりも、古めの機種であるAKBやコードギアス、地獄少女、旧作エヴァ(使徒再び、福音など)、一騎当千、銭形平次、消されたルパン、乙女シリーズ(戦国乙女3、銀河乙女、乙女フェスティバル)、南国育ちといった感じの機種の方が連日のデータランプ上での大当たり回数が多く乗っていて、稼働が良さそうだなという場面が多々あります。

 

また、もちろん、より強いスペック機である旧MAX機も、まだ設置されている状況も考慮すれば、新基準機の相対的な「弱さ」がより一層際立って来ます。

 

このように見れば、しっかりと打ち込んでくれるだけの客数が得られないから稼働(アウト個数)が伸びて来ないというのは、当然とも言えるでしょう。

 

 

・・・ここまで書いてきて、結構な分量になってしまいました。

 

この先では、

ポイント③マイナス調整が酷く、打ち込める水準の台が無い

ポイント④お店側も、打ち手側も、まだ体感的に慣れていない

 

これらの2点について、私が管理しているお店の営業データもご紹介しながら書いていこうかと思いますが、それは【後編】として別記事にしようかと思います。

 

【後編】の公開まで、もうちょっとお待ち下さい。

 

 

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