パチンコ中古機の、釘の状態が悪い場面が結構多いが・・・

先日、中小の販社の方と話す機会があり、その中から特にパチンコ中古機の釘の事についてお話してみようかと思います。

 

パチンコの入替動向について

お店側の新台入替の考え方なり、最近どのような機種が選定される傾向にあるかについては、昨年秋口あたりから「今週の見通し」記事で何度も触れさせて頂きました。

 

ごく簡単に、今のお店側の入替の状況や考え方を言えば、それには下記のような特徴があります。

 

  1. 外したい機種はどうしても発生するので、随時入替は必須
  2. 入替のコマは、必ずしも最新台である必要は無いと考えるお店が、最終撤去リストが公開された2016年6月以降、一気に増えた
  3. 中古機は最新台ほどの売上は得られない。これまでより購入台数は減らすが、最新台の適度な導入は必須
  4. 選定されやすいパチンコ中古機は、確変継続率が70%台後半以上の連チャン仕様機である

 

まあ、今まさに、読者の皆さんのご近所のお店で見受けられるような状況という事です。

 

一昔前の機種を呼び戻して来て、弾けそうな釘に見えたので軽く遊んでみたら、意外に新鮮な感覚で楽しめたという場面も、結構あるのではないでしょうか。

 

或いは、これまで、「新台価格がどんどん上昇するから、機械代負担を考慮するとそこまで釘は開けられない」と言い訳的に言っていたお店が、1台5万円前後(本体2万円前後+書類代3万円前後)で設置した中古機を激渋調整で運用している姿を見て、今まで言っていた事は何だったんだと、怒りに震えているという打ち手の方も多いものと推察します。

 

要は、厳しい言い方になりますが、やる気が無いお店はとことん無いという事です。

 

結局は、最新台だろうが中古機だろうが遊ばせる気など無く、売上の大部分を粗利として残したいという意図が釘の具合からバッチリ窺えるお店もあるという事です。

 

反対に、自店の交換玉数でのボーダーをしっかり意識して、打ち手側の「当たらない」という以外のストレスは極力排除した丁寧な釘調整で遊ばせてくれるお店も出て来ている流れにあると見ています。

 

そういった観点では、まともなお店とそうでないお店の釘調整格差は、より一層拡大して行く気配があります。

 

とある販社さんの心配事

下記は、今年に入ってから、付き合いがある販社の方が話していた事です。

 

「担当しているホールさんは、新台を買ってくれる台数規模はだいぶ落ちたが、中古機なら随時適当数買ってくれるので、付き合いが維持できて助かる」

 

「中古機の納品頻度が上がると、その中に状態が悪いものが紛れ込んでいる場面もあり、売る方としては神経質になっている

 

「この前は、設置当日に電話が掛かってきて、前に設置していたお店が部品の破損箇所を接着剤でゴテゴテに修繕していたり、釘折れの交換を雑にやっていたり、命釘の調整時にハンマーを空振りして始動口に付いているハッタリをベコベコに変形させてしまっている台があったのがその場で分かり、ひどく怒られた」

 

このような内容の事を話していました。

 

まあ、古い台な訳ですから、その状態はこれまで使っていたお店のやり方に依存する訳で、扱いが悪いお店を経由してやって来た台の中には、酷い状態のものも結構見受けられるという事です。

 

その中でも特に、釘の状態が非常に悪い場合がある、という事を話していました。

 

納品時に、他店のゲージから自店のゲージに叩き直す訳ですが、その元のゲージが非常に悪い場面があり、新台の調整と比べると大幅に時間が掛かってしまう場合もある、という訳です。

 

これは、私自身も経験している事です。

 

こういった状況で、その販社さんは、ひとつ心配事がある、みたいな話をしていました。

 

「担当ホールさんで、前のお店の釘の具合が悪いのを見て、”いくらお上(警察庁)が一般入賞口を拾わせろとか言っても、他のお店もこうしてガチガチに閉めて使っているじゃないか。ウチだけじゃないじゃん!”と妙に強気になっている店長さんが居る

 

つまり、特に一般入賞口周りのマイナス調整について、中古機の状態から変に勇気を貰ってしまっているのです。

 

立ち入りも考慮すればベースアップで運用する必要性は分かってはいるが、それでも尚マイナス調整しているのは自店だけではないと、味方が増えたような感覚に陥ってしまっているという事です。

 

これに関して、私としては気持ちは分からないでもないですが、かなり危険な考え方であると思います。

 

気持ちのどこかに「ウチは大丈夫(立ち入りで指摘を受けない、行政指導/処分を受けない)」と、楽観視しているというか、今現在、この業界がおかれている状況を理解していないのではないかと懸念しています。

 

打ち手は見ている

中古機だろうが新台だろうが、ヘソ/一般入賞口の賞球が何個だろうが、取り締まり行政側が要求するものはしっかり意識しなければなりません。

 

「十数分間に数十個の入賞」という水準までは難しくても、一般入賞口がほとんど拾わない釘の状態で営業しているお店も結構多いという現状は、以前アンケートで呼び掛けた時にも、打ち手側の声という形で良く伝わって来ました。

 

自店にやって来る中古機に、過度なマイナス調整の台が多く目に付くから、赤信号でも皆で渡れば怖くないんだという旧来的な考え方は、今現在では絶対に通用しないという事を認識しなければならないお店は、この期に及んでも意外に多く存在しているのではないかと思います。

 

打ち手側は、そこらへんの事情をしっかりと見ています。

 

 

今回は、これくらいにしておこうかと思います。

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[記事情報]

2017年3月8日公開

コメント
  1. 質問なんですが、「基盤の洗い出し」の意味を御教示願いませんか?

    どこのホール企業に設置されていた遊技機かを
    、中古機仲介業者に手数料払って教えてもらう事でしょうか?

    あそこの法人なら基礎ゲージ悪くなさそうだ。
    なら入札してみるか!

    勝手に想像してしまいました。

    話変わりますが、BYカットするよりも、ゲージ構成にもよりますが、BY+スタートベースを適正にする事により、客滞率は145から200。
    アウト稼働は増えると考えるのですが如何でしょうか?

    もちろん、台売りの減少は一時的に発生しますが、リピート率アップと口コミでホールの支持率、地域商圏内の占有率は上がると思うのです。

    一人当たりの日当り台売りを延べ人数で確保する。
    考えとしては甘いですかね?

    • 北の養分 さん

      基盤の件は、私自身は聞かない言葉ですね。
      中古機は状態が良いものを狙って買う事までは難しいと思います。
      ただ、大手だとそこまでやっている、やれる情報、やれるルートがあるのかも知れませんが。
      (ちなみに、前設置店情報くらいは、分かる範囲で教えてもらう事は可能です)

      釘調整に関しては、特に羽根物であれば成り立つ考え方で、実際にそのような調整手法はありますね。
      遊技人口が多かった時代なら、あらゆるベースを下げたキツい調整でも次のお客が打ってどんどん回転していくので客滞率が低いまま売上が多くなり結果的に粗利も多くなるor大きな差玉にも耐えられる訳ですが、今は利益は下がっても客滞率を上げて(見た目上の)稼動も上げて、という方がウェルカムな場面も多いので、お店によっては有効な手法だと思います。

      余談ですが、これはスロットのAタイプの運用に関しても似たような事が言えます。
      例えばジャグラー系でREG確率で高設定示唆するアイム系などの運用に関しては、過疎店でも思い切って設定34を使った方が良い場面があります。

      何故かと言えば、理屈上、設定12よりも高確率でREGが掛かっても、それは計数に結びつかないからです。
      (REGが来やすい=パチンコで言うベースUPと考えてみて下さい)

      数十G以内でREGが2~3連したところで手持ちは200枚前後ですから、これは次のBONUSを狙うために打ち込まれやすく(或いは高設定かもと訝って追って来る)、結局は稼動が上がっただけで粗利は減らない、という構図です。

      必ずしも全てのお店で通用する訳ではありませんが、パチンコにしてもスロットにしても、ベースダウン/低設定での調整/設定配分の方が多くの粗利を残せる訳では無く、稼動を上げる事で結果的にこれまでよりも大きな粗利に結びつく場合もあるよ、という事ですね。

      こういうのは、コンサルタント経験がある方が好きな考え方で、そのお店に合った調整手法を指南する場面において、今回北の養分 さんが指摘した内容で運用する場合も十分あると思います。

      • 御指南ありがとうございます。

        駅前店で客層がサラリーマン等なら、入れ替り立ち替りの客単価×回転率
        ロードサイド店ならリピート率アップによる延べ客単価アップ
        郊外の単独店なら機械ラインアップの差別化による固定客の占有

        いろいろ工夫はありますよね。

        可処分所得が増えない中で、如何に自店舗に来店してもらい、台売りを積算していけるか?

        遊ばせ上手なホール企業が増える事を切に願います。

        • 北の養分 さん

          そのための会員システムでもあるんですがね。
          なかなか、会員貯玉総数の増減をマメにチェックして、再プレー困難なまで減らしている来店頻度高めの会員が多いな、とかまでは見れていないお店が多いかと思います。
          管理職が何人か居るのなら、そういった詳細データを集計する担当者が居たりすれば、調整に反映する事は可能な訳で。

          • そんなんですよ。
            3日続けて負けさせる店長は営業下手。
            3日続けて赤字台を放置する店長もまた同様。

            特にぱちんこはバラエティコーナーで1台しか無い機種の場合は、それが好きで毎日稼働している固定客がいたりしますね。
            それを良い事に抜きすぎるは如何なものかと…

            半列や1列導入(多台数導入は、転けた場合の売粗ショート危険率高くなりますが)は、設置島、位置、奥に奥にお客様を座らせられるか?
            導線近く(他の島から見える位置)はS値上げるとか。

            そんな見映えを考えた調整も有りなんじゃないかな?

            ライター呼んでる企業ではないですが、本当の意味での
            「日本一のワクワクを提供するアミューズメント企業」
            が良いな~、と台売り入れながら渋釘にぼやく養分の日々ですw

            • 北の養分 さん

              以前どこかで書きましたが、私はバラエティーコーナーは上級管理職連中の釘の練習場にしていますね。
              だから、調整ミスで全然回らない時もあれば、ボーダー以上の時もあるという。。。

              機種入れ替えに関しても、一定期間で適当な予算をあげて機種選定もさせているので、そういう運用の中で買ったり売ったりを勝手に覚えたり、巡回中も含めて常連客の動向をチェックするようになります。

              何が正解なのかは分かりませんが、まあ2月実績ではコーナー単位で日当たり台粗利が120円落ちて稼動が微減程度で済んでいるので、このご時世頑張って叩いているんじゃないかと思います。

  2. 今更ですが

    >「近所のお店は、中古機だろうが新台だろうが、毎日激渋調整だ・・・」、
    >という方は、そっと押して下さい。

    楽太郎さんって、いつも打ち手側が本当に思ってる事を最後にちゃんと書きますよねw

    • にゃんぱすー さん

      真実味が無いブログは読んで貰えなくなりますからね。
      そこらへんは、誤魔化さないようにしています。

  3. その地域のホールが何店舗か手入れされて数日間の営業停止。みたいな事にでもならない限りは考え方は変わらないでしょうね。
    みんなで締めれば怖くない!って思ってるホールが大半だと思うので。
    もっと楽太郎さんや北の養分さんのような考え方をしてくれるホール関係者が増えてくれればいいんですけどね。

    • マサ さん

      経営者の考え方次第ですね。
      危ない思いをしてまで粗利水準を維持しようとするのか、それともこれから先も生き残っていくために必要な修正を行うのか。

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