奥村の2機種は撤去回収の対象ではないので誤解がないように

本日から、全日遊連から各方面に文書通達が始まっている奥村の2機種の件について、一応注意というか、簡単に解説させて頂きます。

 

区分としては

ご存知の読者の方も多いかと思いますが、奥村は2015年4月に破産し、それに伴って日工組も脱退しています。

 

ですが、会社自体が存在しなくなってもその遊技機は全国のホールのどこかしらに何台かは残存している訳で、それが取り締まり行政側から難色を示されているようなユーザー負担も見返りも大きいスペック機であるならば、段階的な撤去が望ましい機種として扱う必要があった訳です。

 

ユーザー負担も見返りも大きいスペック機とは、現行の区分では「高射幸性遊技機」と呼ばれ、私楽太郎的にはスロットにも同様の高射幸性遊技機という区分が存在するため、便宜上分かりやすくするために「高射幸性パチンコ機」、「高射幸性スロット機(いわゆる2万枚問題に触れるスロット機)」と記載することで、このブログでは区別しています。

 

簡単に書くと、こんな感じですね

①高射幸性パチンコ機

現行の「新基準機(ヘソ賞球4個以上、確変65%以内などの規則に該当するスペック機)」以前に流通していた、大当り確率1/399水準の、いわゆる旧MAX機と呼ばれるユーザー負担も見返りも大きいスペック機

 

②高射幸性スロット機

2万枚以上の払い出し実績があり、取り締まり行政側が高い射幸性を危惧しているスロット機

 

③検定時と異なる釘の状態で販売された可能性がある遊技機

いわゆる「不正」遊技機であり、より具体的に書けばスペックではなく釘が焦点になっていて、その存在が「検定前後で釘幅等が異なった仕様で販売された可能性があるので、本来は流通してはいけなかったパチンコ機」であると言えます。

 

周知の通り、③は第一次、第二次、第三次に分けて該当機種がリスト化されて公表され、全該当機種は2016年12月31日までの撤去完遂に向けて業界を挙げて取り組んでいるところです。

 

混同しやすいので注意が必要

前述の区分の、①と③は非常にややこしいというか、業界外の方からは混同されて扱われやすくなっています。

 

また、この撤去問題に詳しい方であれば、

検定時と異なる釘の状態で販売された可能性がある遊技機=「不正」遊技機なのであれば、本来はスペック不問であらゆるパチンコ機が該当するはずだ。

 

しかし、日工組から公表され、取り締まり行政側も「そのリストでOK」としているものが、実際は①に該当する機種がほとんどでした。

 

この経緯に対して、「釘が焦点なのに、スペックに焦点を変えて問題をはぐらかした」、「釘で違反があったとすると該当する台数が極端に多くなってしまうので、この機会に①機種をほぼ全廃する事で妥結した」という見方が主流であり、私もそのように思っています。

 

今回公表された資料

前述の経緯を踏まえた上で、今回公表された書面通知(一部分)をご覧頂きたいと思います。

奥村の高射幸性遊技機:追加

下にも文章が続きますが、特に関係が無かったり、特定機関(回収センター)の電話番号が書いてあったりするので割愛しました。

 

ご覧の通り、今回通知された奥村のCR天 天和通りの快男児2H3(確率1/399)およびCR怪物くん デーモンの剣H1(確率1/394)は、①に区分される「現行の新基準に該当しない、いわゆる旧MAX機と呼ばれるユーザー負担も見返りも大きいスペック機」という扱いです。

 

書面では、これら2機種は③に該当する撤去対象機ではないと明言していますので、誤解が無いようにしたいと思います。

 

まあ、簡単に言えば

「設置しておく事は可能だが、なるべく早めに撤去するのが望ましいからね」

「もう会社自体が存在していないため、部品などが破損したら交換不能だから気を付けてね」

こんな感じです。

 

以上、そのうちお問い合わせが来そうな気配がありましたので、前もって記事にして解説させて頂いた次第です。

 

 

今回は、これくらいにしておこうかと思います。

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コメント
  1. 奥村って倒産していたんですね。知りませんでした。

    今周辺機器ではない、パチメーカースロメーカーって何社位あるんですか?

    また、今後新規にメーカーが発足する事って可能なのでしょうか?

    • ジャグキチ さん

      いわゆる大手だと、
      ①パチンコ島の還元機(玉循環システム)
      ②島組み(いわゆる骨組み的なもの)
      ③データランプ、データ閲覧用モニター
      ④ホールコンピューター類(景品POS、チケット発券機、会員システムなど)
      ⑤サンド ※ユニバーサルのみ
      ⑥不動産(ゴルフ場経営なども含む)
      ⑦ゲーミング事業(カジノマシン開発販売や、スマホアプリ開発配信など)
      ⑧建設工事部門(サミーデザインなど)

      上記のどれかには手を付けていますので、純粋な遊技機専門のメーカーは大手ではほとんどないですね。

      意外に思われるかも知れませんが京楽なんかは不動産事業部がしっかりしているので、別に遊技機を販売していない期間が長くてもまともな純利がありますし、竹屋や西陣なんかは島設備で小遣い稼ぎが出来るので、致命的なまでには収益が落ち込んだりはしていない様子。

      それに、北電子はジャグラーだけの印象が強いですが、ホールコンピューターのシェアがぐんぐん伸びていますし、サミーなんかはデザイン事業もしっかりしていたりと、結構手広くやっている感じですね。

      なので、周辺機器とか、他の事ではなく純粋な遊技機メーカーと言われれば高尾とか豊丸とか、そこらへんになりますかね。

      メーカーとして新規参入するには、既存組合員(他メーカー)からの推薦を得たり、供託金的なものを用意したり、遊技機を成り立たせているソフト&ハード両面の超多い特許使用を許可して貰ったりしないと無理なので、実質的にはド新規で参入というのは難しいかと思います。
      (今や、それほど魅力がある産業でもないですし・・・)

      なので、新メーカー誕生!とか販売会社誕生!とか言っても、実際はどこかのメーカーからの独立であったりする場合がほとんどです。

      まあ、簡単ではありますが、こんな感じですm(_)m

  2. 奥村はオーナー側の積極的な意思でその選択をしたんですよね。
    やろうと思えばまだやれたでしょうが、そういう意味ではなかなか悲しい話でした…
    上以外の現場は大混乱だったと聞きます。

    • スペランカー さん

      奥村の営業所長でさえ、決定伝達として詳しく話を聞かされたのは2ヶ月くらい前と話していたかと記憶しています。

      一番可愛そうなのは、本当にパチンコが好きで業界入りして、まだ数年しか経っていなかった若手営業マン連中ですかね。。。

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