沖ドキと楽太郎-成功談&失敗談、そして設定配分の考え方あれこれ

スロットの新基準機がイマイチ楽しめない、勝負にならないという印象をお持ちの方が多く、結果的に古めの機種を出戻り遊技している方が多いと言える状況でしょうか。

 

最近ご質問が多めなのは・・・

そういった事情も手伝ってか、最近は旧基準機、特に一撃性能が高い機種のお店側の設定配分の仕方や立ち回り時のアドバイス的なものを求められる機会が多くなっています。

 

また、時期的には、12~4月にかけてはグランドオープンや一部/全面改装でリニューアルオープンするお店、新規開店から●周年といった告知でイベント営業を予定しているお店も見受けられます。

 

そのような場面で、特に沖ドキの狙い所や設定配分に関して、コメント欄やメールでのお問い合わせに最近5件お応えして、「ああ、そう言えば、このブログでは沖ドキの記事を書いた事が無かったな」と、ふと思った次第です。

 

そういう訳で、今回は、私楽太郎と沖ドキにまつわるアレコレを軽く書いてみようかと思います。

 

スペック面での解析関係はやり尽くされているので割愛するとして、まずは、楽太郎的な同機の使い方を簡単にではありますがご紹介します。

 

平時の使い方

平時の基本設定は1で、ちょこちょこ2にするくらいです。

 

考え方の根っこにはゴッド系と同じ理屈があり、大きな差枚数が発生しても、それが高設定によるものなのか、ただ展開に恵まれただけなのか判断が難しい機種であるため、じゃあズラリと多めに並べて設置して、あとは稼動に任せるといった感じです。

 

やはり設定不問感はあり、設定1、2でも勝手に不意に3~4千枚級の差枚数は発生し、それが演出となって他の台が稼動して出た分を相殺するだけの売り上げを得る、そして結果的にはお店側にとって大きめの粗利を残してくれるという点が、同機が中古価格も高かったりと重宝される理由の一つと言えます。

 

イベント時の使い方

イベント営業時には、ほぼ例外なく全台設定2以上に変更します。

 

記憶の限りでは、いわゆる「打ち手側が勝手に期待するような日」である旧イベント日や、その他の「演技が良さそうな数字が並ぶ日」などには、設定1はそれほど多くは使用していません。

 

経験上ですが、全て設定2でも、ある程度の水準以上の稼動であれば(IN枚数15,000枚以上)機種単位で見れば勝手にそれなりの出玉感は演出しやすいのですが(出率設計値的にほぼ100%のため)、ちょこちょこ4を使って底上げを図る場合もあります。

 

設定6に関しては、現時点では、それほど使用する機会は無いというのが実際のところです。

 

以前であれば、要所要所で使用していたのですが、後述するような「新基準機のスペック上の弱体化」という事情があり、こちらの配分を平均的なものにパワーダウンさせる代わりに、新基準機に適当に設定を使用して延命させるという手法をとっているといった感じです。

 

ショボいように感じる方も多いかと思いますが、月間で見れば、打ち手側が勝手に期待する日は結構あります。

 

そこを出率99.7%以上を基本にして配分する訳ですから、月単位で集計した時の台粗利は、実はマメに上げ下げしている他の旧基準AT機とそれほど変わらない水準になっています。

 

要は、取ろうと思えばもう少し多く取れるが、そこまでの粗利益は求めずに今後の稼動に換えるような使い方をしているという訳です。

 

ただ、より多く取ろうと毎日設定1で放置しても、意外にそれほど多くは残らない場面も多々あります。

 

ここらへんは、エリア事情や設置台数、そのお店の基本稼動がどれくらいかにもよりますが、なぜそうなのかは次に触れます。

 

沖ドキの今後の見通し

これは、バジリスク絆に関しても同じ事が言えますが、私としてはイベント営業時に打ち手側が狙ってくるバジリスク絆や沖ドキなどの設定配分を従来よりも落として、その分を設定1の放置では長期運用が困難である北斗修羅やバジリスク3、或いはコードギアスやまどかマギカ2といった機種に設定2以上を多めに入れて稼働水準を上げる工夫をしているのが現状です。

 

こういった事情は、他の店長さんにも当て嵌まる場合が多いと思っており、一言で言えば「これまでは沖ドキやバジリスク絆を可愛がっていたお店でも、これらの機種に若干負担を掛けて、その代わりに新基準機を活かす」ような設定配分をするお店が、より一層増えて来るものと見通します。

 

では、沖ドキに関して、イベント時でも全台設定1での営業になるのかと言えば、そこまでは行かず、交換枚数5.6~6枚水準のお店においては、今後も設定2が多く使用されるものと推察します。

 

スロット機全般において出率設計値的には設定1が最も抜けるのは当然ですが、その放置だと稼動(売り上げ)不足で残る粗利も少なかったり、突発的に喰らう大き目の差枚数が響いて月間で見た時に薄利で終わってしまうという場面も多々あります。

 

それよりは、敢えて要所要所で設定2、或いは機種ごとに特徴がある設定に上げる事で打ち手側の違和感を刺激して、それで売り上げが増えて、結果的に残る粗利が多くなる場合もあるという訳です。

 

沖ドキに関しては、イベント時における「打ち手側の違和感を刺激できる設定配分」というのは、先に触れた通り設定2以上への変更であり、それこそ適当に出ているように見えても実際には設定1よりも適当な粗利が残せる場合もあるという訳です。

 

これが、前項で「毎日設定1の放置でも、それほど多くは残せない場合もある」とお話しした理由です。

 

さて、では次に、どのようなお店なら、頻繁に設定6が入るか?

 

これについて私見を述べさせて頂こうかと思います。

沖ドキ

ハイビスカスに一喜一憂・・・光った時の喜びは格別です。

 

沖ドキに設定6を使用するお店の特徴

<その①>

「設定6の確定演出が無い/演出上で示唆しにくい機種にも、設定6の使用実績があるお店」

 

人によって、イメージする機種は違うと思いますが、ここではゴッド系やバジリスク2を念頭に置いて頂くと分かりやすいかと思います。

 

つまり、遊技している本人は、半日以上の稼動(15,000枚水準)があれば「特定役でのAT(CZ)HIT率が高いな、設定6かも」と挙動で実感できる場面があっても、それが液晶画面などで確定表示される機会が無いので周囲の遊技客からは展開に恵まれて出ているのか、最高設定によるものなのか分からない類の機種です。

 

お店側が設定6を使用する時にはそれ相応の理由があり、ほとんどは極めて打算的な理由です。

 

「設定6使用店舗だと印象付けて、あわ良くば平時の基本稼働UPに繋げたい」

 

これに尽きます。

 

え?、最高設定の出率でもって、還元する事が狙いなんじゃないの?

 

そう思う方もいらっしゃるかとは思いますが、還元それ自体が目的ではなく、目に見える形で設定6の使用実績を作る事の方に重きを置く店長さんが非常に多いです。

 

要は、設定6確定演出が出て、営業現場での仲間内、常連内でそれが共有されたり、SNS等で拡散される事を期待するといった具合にです。

 

そういった、使い勝手が良い機種に設定6を使用するのであれば、そうではない機種にはそれほど力を入れないというのはセオリーと言えます。

 

こういった事情を考慮すれば、敢えて、そのような機種にも設定6を使用してくるお店は、沖ドキのように打っている本人が高い精度で設定看破したり周囲の者が設定6の出方だなと判断しにくい機種にも、設定6を使用してくる場面があるという訳です。

 

<その②>

「地域2~3番手の稼動水準にあるお店」

 

どの地域にも、特に派手な告知をしなくてもある程度勝手に稼動が得られるお店というものはあり、俗に「地域1番店」などと呼ばれているでしょう。

 

そういったお店は、沖ドキに限らず、プレミアム役が極大な差枚数発生の契機になりやすい機種や、前項で説明したように設定6確定演出が無い/演出上で示唆しにくい機種には、原則として設定6を多用する事はまずありません。

 

イベント時でも設定配分は普段よりも平均値を上げる程度に留まり、今回話題にしている沖ドキに関しても、せいぜい設定4を散らす程度に留まるという場合がほとんどかと思います。

 

一方、序列的には2番手、3番手というお店に関しては、そこが店長さんの裁量で設定配分できるお店であれば尚更ですが、要所要所で設定6を使用する場面があると言えます。

 

しっかりとした差枚数が伴った、目に見える形での沖ドキコーナーの盛り上がりを期待してそうする、という訳です。

 

もちろん、毎回狙い通りにしっかりとした差枚数が発生するとは限らず、また打ち手側が設定6によって出たと実感してくれない場面もあるでしょうが、強めのイベント時に継続的に使用したり、或いは地域1番店のイベント日にカチ合わせる形で使用したりする事で、「こっちのお店の方が強いかも」という印象を持ってもらえる可能性が生じます。

 

では、それ以下の序列、敢えて言えば過疎店でも同様の設定の使い方が期待できるかと言えば、その可能性はほぼゼロであると言えます。

 

このようなお店では、同機は完全にゴッド系と同じ使い方になり、「設定不問感がある機種だから、設定1の放置でいいや。稼動水準をUPさせる事よりは、粗利が欲しい」という考え方しかできず、最悪の場合は設定2すら入っていない可能性も高いと思います。

 

ざっと書いて参りましたが、設定の考え方については、こんな感じです。

 

次に、私楽太郎と沖ドキにまつわる思い出話をいくつか書かせて頂きます。

 

購入時は大成功

これは、ちょっとした自慢なのですが、同機が新台で出て来た時に、同じエリアの他店よりもかなり多めの台数を導入し、結果的には集客できて売り上げ的にも粗利的にも貢献度が高いパフォーマンスにできました。

 

何店舗か見ている、全てのお店で、です。

 

当時、多めの購入を決めた時に近くにいた社内の者からは、「ちょっと、多いんじゃないか」といった意見もありましたが、それでも私が多めの購入を決断したのには、下記の通り、営業マンからのある一言が影響しています。

 

営業マン

「変な言い方になってしまうのですが、まあ、裏モノっぽい挙動になるモードがありまして、そこが面白味があるというか、そういうのが好きな客層ってまだ結構居ると思うんですよね」

 

楽太郎

「・・・それ、俺だな」

「よ~し、思い切って、●●台買うよ!」

 

私くらいの年代(1970年代前半~中盤生まれ)の者は、ほぼ例外なく、その末期にも立ち会う事になった裏モノ大好き世代と言えます。

 

若い世代の読者の皆さんには、ここらへんの事情は今一つピンと来ないかも知れませんが、過去記事でシリーズものを書いていますので、もし興味があれば、それらをご覧頂ければ理解が深まるかと思います。

※記事下に、リンクを貼っておきます。

6本分の記事しか画像(リンク)表示していませんが、シリーズは全部で7本あります。

宜しければ、全部読んで頂ければ嬉しいです。

 

一部売却し、機会損失

次に、失敗談を書きます。

 

同機が中古市場で高値で取り引きされている事は、そういった事に詳しい読者の方ならご存知かと思います。

※ちなみに、この記事を書いている2016年12月24日時点では、250万円以上の値を付けています。

 

なぜ、それほどまでに価値が上がっているのかに関しては、機種自体の面白味ももちろんですが、前述したようなお店側にとっての使い勝手の良さや、その後出て来た後継機(トロピカル、パラダイス)のショボさも関係しています。

 

また、スロット機全体がスペックダウンしていく過程で、相対的に価値を高めたという側面もあるでしょう。

 

かと言って、正直な話、19年ほどこの業界に居りますが、これほどの水準まで同機が値上がりするとは読めませんでした。

 

どの記事かは忘れましたが、コメント欄で読者の方と遣り取りしていて、「沖ドキ数台を、80万円水準で売却した」と書いた事があります。

 

その後も、スロットコーナー全体の機種配置の見直しのタイミングでまた一部撤去する事になり(系列店でも増台希望が無かったため)、その時の売却値は160万円水準でした。

 

どこまで行っても「たら、れば」に過ぎない話ではありますが、個人的には「やっちまったな~!」といった感じで、もしそれらを現時点での価格で売却していれば、相当な差益が発生していたのにと、ちょっと後悔しています。

 

まとめ

以上、そんなこんなで、沖ドキにまつわるお話をいくつか書かせて頂きました。

 

このようなブログの運営上、「私の先見の明、機種選定眼が冴えわたり、まともな台数を買ってうまく運用できました」などと書くに留めておけば格好を付けられるのですが、1年を振り返る時期にあたり、反省点というか失敗談も書いてやれ、と思うに至った次第であります。

 

最期になりますが、同機は、その裏モノっぽい挙動のせいもあり、かなりラフな遊技をする方もいらっしゃいます。

 

お店側としては、使える限りは長く設置しておきたい機種でもあり、熱烈なファンだという打ち手の方も多いと思います。

 

基本的にはレバーもボタンも強い筐体ではありますが、ごくまれにタバコの焼きゴテを当てたり、下部パネルやリール盤面を強打する方も居り心を痛めております。

 

混迷極まるスロットシーンに、不意に生まれ落ちた不思議な人気機種ですから、是非、優しく扱ってあげて頂きたいと願います。

 

 

今回は、これくらいにしておこうかと思います。

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コメント
  1. 私は5号機世代なのですが、職場の上司の方が3号機から打っている人で楽太郎さんと同じ理由で沖ドキを絶賛しています笑

    スロットに関して、新基準に関しては完全に見切って、旧基準が完全になくなってから設定を入れ始めればいいのではないかと素人目にはうつりましたがどうめすか?人気が出ない新基準に設定を入れて少ない客を維持するより、旧基準に設定を入れて極大の集客をして、旧基準がなくなってから新基準に設定を入れた方が効率がいいように感じます。

    • 貞子 さん

      健全化を謳う業界にあって、不謹慎で申し訳ないのですが、心をくすぐられるんですよね・・・「裏モノ」という言葉の響きで。
      旧基準機や新基準機というよりは、まず始めにジャグラー系に力を入れるお店が増えるでしょうね。

      なので、状況が良いお店は旧基準AT機とジャグラー系でまともな基本稼動が得られると思います。
      やり様によっては粗利に安定感が出てくるので、そうすれば新基準機にも適当な設定を使うだけの余裕が発生する、と。

      逆説的ではありますが、そんなパターンもあるように思います。

  2. 3号機のスープラ
    4号機のニューパル

    俺の頭の中にはリーチ目○通りが入っているぜ
    的な漫画に憧れた頃があったような

    • 北の養分 さん

      もうオッサンの私としては、違和感を感じたら7を狙う、ただそれだけです!

  3. 記事にして頂いて、ありがとうございます。
    沖ドキに関しては、気になっていたので嬉しいです。

    平常時は、設定1と2、稀に4との戦いになりそうですね。
    イベント時には、ジャグラーや絆同様、2は厄介ですね。

    強い時期や周年、グランドオープン期間に全台4や要所で6に期待します。

    • 飛鳥 さん

      なんなら、設定1or6の方が立ち回りやすいでしょうが、日常的に2や4が入るお店だと幻惑されますよね。
      機種によっては4と5が、6と遜色ない挙動を示したりするので、これまた厄介。。。

  4. 活気があるのは沖ドキかバジ絆、ジャグラーくらいなので頷けます。特筆すべきはサミー台コーナーの「サミーしい」こと・・・w
    会長の馬が有馬記念勝ったらサミー台の半額セールやるかもしれません(半額じゃ誰もかわないか)

    • ナナベエ さん

      言ってしまいましたね、禁断の一言を。
      マイケル・ジョーダンがまた一人で50点以上取ったって?冗談じゃねえぜ、レベルの一言です。

      さて、里見氏の件、所得税30億円の申告漏れの納付分が、機械代に反映されない事を祈るばかりです。。。

    • おじすろ さん

      営業マンが「裏モノ」の一言を発していなかったら、買ってさえいなかった可能性もあるので、私としてはラッキーでしたね。

  5. 設定確認ができない今、入れなくても出る台にわざわざ設定6を入れる必要はないですよね(確認できた頃が懐かしい…)。

    裏モノシリーズ読ませていただきました。(・ω・)ノ
    海人懐かしいですね~。私は嫌な思い出しかありませんが。(;^_^A
    私が当時打っていたのは、子役カット(1Kで16回転は当たり前)、天井777G(700だったかな?)、状態に入ると7G くらいまでに連チャンみたいなのでした。

    裏モノ懐かしいですけど、5号機に慣れた今の金銭感覚だと打てないですね。まぁそうは言っても、また打てる環境になればすぐ慣れるんでしょうけど。( ̄▽ ̄;)

    • テツ さん

      遊技機のスペックが変わったのに連れて、打ち手の金銭感覚も変わったのかなと思う場面はたしかに多いですね。

      つい先日も、まとめサイトを読んでいたら「ストレートで3万いかれた!パチ屋●ね!」みたいな書き込みがあったのに対して「これがゆとりか・・・3万なんて負けじゃねー」との回答で妙に盛り上がっていました。

      5~6万入れて7~8万戻す、みたいな危ない勝負に連日挑んでいたあの頃・・・懐かしいですが怖い事をやっていたなと今になってみれば心底そう思います。

      十数万勝ちとか万枚とか、今よりも断然多かったので、それがまた中毒性を高めたんでしょうが。。。

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