先週は、スロットファンの読者の方にとっては、お店選びも含めて注目度が高い週になったかと推察します。
打って変わって今週は、新作慶次が出て来ますので、パチンコファンの方にとって注目度が高い週になりそうな気配です。
4円P | 20円S | |
13(日) | 💀 | 💀 |
14(月) | × | × |
15(火) | × | × |
16(水) | × | – |
17(木) | × | – |
18(金) | × | × |
19(土) | 💀 | 💀 |
♥:有給休暇を取得してでも打ちに行くべき日
○:遊べそうな日
-:全体的に、普通の日。
(或いは、お店ごとの考え方によって還元度に大差が出そうな日)
×:特定の機種やコーナー狙いでない限り、打ちに行かない方が無難な日
💀:全体的に、絶望的な日
厳し目の判定になっており、読者の方の中には「いや、自分の近所には打てる店はあるぞ」という方もいらっしゃると思います。
そのような方は、幸いです。
※どのような日であっても、投資金額、遊技時間を決めての来店をおすすめします。
パチンコスロットは、適度に楽しむ遊びであり、深追いしても得られる利益は多くありません。
また、仮に得られたとしても、それはごく短期的/個人的なものであり、人生設計上は何の役にも立たず、周囲の人を幸せにできるようなものではありません。
解説
<パチンコ>
基本的には、しっかりとした収益を狙うお店がほとんどです。
直近では、タイガーマスクを5台前後入れて、14(月)に慶次Xを多めに入れるお店が多いかと思います。
タイガーマスクに関しては、調整数値次第では極大な粗利を稼げるので、ここが売上/粗利担当として機能したお店であれば、この1週間は「久しぶりに初動で大きく抜ける機種にありつけた」と安堵した店長さんも多いことと思います。
もちろん、ずっと渋い調整という訳には行かないので、14(月)以降導入が進む慶次Xに売上/粗利担当を変わってもらって、稼動と利益のバランスを考慮しながらの調整に切り替える必要があります。
同機に関しては、適当な時期に運用の仕方的な簡単な記事を書いてみようかと思いますので、釘調整などの見通しに関しては、そちらの記事の公開をお待ち頂ければと思います。
一方、新作慶次ですが、出来の良し悪しや打ち手の支持が得られるかどうかに関わらず、冬季賞与商戦を強く意識するのであれば、お店側にとっては導入必須な機種であると推察します。
なので、複数店舗展開しているお店であれば、導入規模は20~40台水準というところも多いものと推察します。
同機に関して、業界人的な観点で、最近出てきた確率1/319機と比較しながら特徴を解説すると
・演出面などの内容に関しては、新作ルパンと同水準でしっかり作ってある
・払い出し性能に関しては、新作ルパン以上、牙狼闇照以下、この先出てくるヱヴァ11以上
・遊技効率(まとまった玉数を得るために要する時間)は、最近の機種では最低
こんな感じになります。
なので、読者の皆さんが「触ってみようか迷うな」という場面があれば、運出面では新鮮味があるので、日中に時間があるなら、軽く弾いてみても良い機種かと思います。
ただし、夜時間帯からであれば、連チャン消化の時間効率が非常に悪いので、同機を打つよりは払い出し性能面では劣るがスピード感が非常に早い新作ルパンか、金色の焼き増しの手抜き機種という事実には目を瞑って牙狼闇照を打った方が良いと言えます。
今週の主な新台(地域差あり)↓
・CR花の慶次X ・CR餃子の王将大盛プラス ・CR仮面ライダーフルスロットル(1/99) など
<スロット>
パチンコと同様に、しっかりとした収益を狙うお店がほとんどです。
スロットに関しては、一言でいえば、11/1~11/11期間に派手なイベントを実施したのであれば、今週はかなり低い設定配分で臨まないと月間で見たときの粗利目標を達成できないお店が多いと言えます。
これが、仮に、新作バジリスク3が直近で導入されるのであれば、これをべったり落として売上/粗利担当にしてしまえば、他の機種はそれほど落とさなくてもなんとかなるとも言えますが、同機は月末の登場のため、それまでは手持ちの機種で遣り繰りするより他ありません。
なので、直近では旧基準AT機に代表されるハイスペック機への良設定使用は期待できず、どうしてもジャグラー系を筆頭としたAタイプ機中心にまともな設定を使用しながら、稼動と粗利の両立を目指すお店が多くなるものと見通します。
では、ここからは余談ですが、ジャグラー系以外のAタイプ機(RT機含む)への高設定使用は期待できるのか否か、これについて聞かれれば、
①3~4台水準の台数がある機種、特にユニバーサル系には、日常的に設定56が使われる可能性がある
②1台しか設置が無いバラエティー扱いの機種には、高設定は使われにくい
③ユニバーサル系以外のメーカーの同タイプ機は稼動/売上面で劣る場面が多く、結果的に機械代分を作るのに期間を要することになり高設定を使用する余裕がないお店も多い
このような傾向があると推察します。
③について詳しく解説すると、付き合いがある販社さんから貰った、平均稼動8,000枚水準の5.6枚交換店がバラエティーコーナーで1ヶ月間低設定を放置した営業データが手元にありますので、主要な機種だけ抜粋して書いてみます。
<某店の1ヶ月間の累計粗利データ>
・ナイツ2=64,000円
・ロストアイランド2=29,000円
・南国物語=51,000円
・ハネスロ再び=4,000円
・めぞん一刻桜の下で=43,000円
・スーパーリノDX=145,000円
・コクッチーブラック=39,000円
・バルタン星人=38,000円
・ウルトラマン=54,000円
・北斗=71,000円
・偽物語=80,000円
・クレア=110,000円
・ヱヴァ=39,000円
・3×3EYES=60,000円
ざっと、こんな感じになっています。
お店自体に支持が無いから稼動/売上が無く、多く残せないのだとも言えますが、ここでは触れません。
あくまでも、ここで分かって頂きたいのは、打ち手側が思うほどはAタイプバラエティーコーナーの粗利は多くないという事です。
場合によっては、例えば1台42万円で購入した台があったとして、その機械代を作り終わるのに半年以上掛かっているというお店も存在する訳です。
そのようなお店が、日常的にバラエティーコーナーに高設定を使用するか?
或いは、仮に設定6を使用した場合、どうなるか?
懐具合を考えれば、滅多な事ではまともな設定は使えず、設定6で3,000枚出されただけで月間累計粗利がマイナス水準になってしまうという場面もあると言う事です。
もちろん、全てのお店がそうな訳ではありませんし、バラエティーも積極的に活用して集客しているお店もあります。
しかし、一般的には、バラエティーコーナーはあくまでも趣味打ちしてもらう程度の意味合いで提供しているお店がほとんどであるとだけお伝えしたいと思います。
今週の主な新台(地域差あり)↓
・凪のあすから など
以上、今週の見通し解説は、これくらいにしておこうかと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
「参考になった」、という方は、そっと押して下さい。
にほんブログ村
<備考>
※市況の分析に関して、稼動や売り上げ、利益が高い/低いという判断には、エリアやお店の立地、営業規模、設置機種等によって差があります。
※遊技機の台粗利等に関しては、どのような調整数値で臨んでいるかや、そのお店の基本稼動(アウト個数/IN枚数)、どれくらいの期間でどれくらいの利益を得る事を目標にするか等によって大差が生じます。
また、この見通しはあくまでも私見ですので、色々とご意見あるかと思います。
その際は、お手数ですがこちらからコメントお願い致します↓
新しい慶次、確変中が100超え、電チューの返しが1・・・
当分は右打ちの釘整備(笑)もキツくなりそうですね。
しかし何でエヴァの最後のシ者みたいなスペックは出ないんですかね?(初当たりや通常時、確変大当たりも出玉は同じ&時短は100)
2Rあたりはさておき、あれも新基準に適合しそうですけど?
ゴンザレス さん
打ち手のニーズを掴み損ねているメーカー事情。。。
営業本部が開発販売プランを練る時には、一体どういった観点で物事が進んでいるんでしょうね。
謎です。
旧イベント日の時だけ訪れるマイホ(旧イベント日以外はオールベタピン設定で怖くて行けない)は、11日はかなり頑張ってました。ジャグが50台ほどあるのですが、10台位が設定56っぽかったです(普段の旧イベント日は設定456が5台位しかない)。
そこで質問です。
>派手なイベントを実施したのであれば
上記にあげたレベルであれば派手なイベントと言えますが、どのくらいのレベルなら派手ではない(すなわち今週は抜き倒さなくて済む)レベルでしょうか?
ジャグキチ さん
ジャグラー系が50台くらいという事は、設置機種のバランス的には総台数200台くらいでしょうか。
ご指摘のように平時は期待感が皆無で、オール1かもと邪推されるくらいの営業なら、私見ではジャグラーに数台でも456を使えば、そのお店にとっては最大限の頑張りかと思います。
なので、どれくらいなら抜き倒さなくて良いなどのレベルの話ではなく、毎日抜き倒さないといけないくらい会社が要求する粗利水準が高いお店かも知れません。