今回は、ホール内での飲食物の考え方についてのご質問に回答します。
SEIYA さんからのご質問
はじめて連絡差し上げますSEIYAと申します。
私は●●(県名:東北)で長い事パチンコ稼動していた者で、去年の夏から●●(県名:関東)に引っ越して来ました。
所変われば状況も変わるということで、今の地域がたまたまそうなのかもですが、
- 良釘台1台に対してのライバル数の多さ
- 甘調整のレベルが低い
以前の地域と比べると、このような状況になっており正直キツいなと感じています。
立ち回りでは以前は甘デジも含めて打てそうな台なら積極稼動して、月に20~30万くらいの平均収支でやれていました。
しかし今は、私の印象では甘デジの(注:釘調整の)レベルが極端に低いのが理由で立ち回りもイベント営業狙いに変えないといけなくなり、結果として月単位の収支は前より不安定になってしまっています。
今は、月に20万は無い感じです。
専業でやっているわけではないのでまだ何とかなる段階ですが、今以上に見返りが低いスペックや釘ばかりになった場合は、ちょっともう打てるレベルではないと思っています。
そういった意味ではホールにはもっと頑張って欲しいと思います。
さて、今日は、ひとつ気になった事があって質問させて頂く事にしました。
それは、以前の地域ではホールの休憩スペースで普通に、隣接する店で買って来たカップ麺やハンバーガーみたいな物を食べるのは普通で、人によってはピザをテイクアウトして来たりしていました。
パチンコ遊技中に焼きそばなんかを食べている人もいました。
年寄りだと、水筒と弁当持参で来る人も見掛けました。
しかし、今こちら(注:関東)に来て思ったのですが、そういう食事の場面を見たことが無いので、土地柄というのか何なのかハウスルールでどの程度の飲食を許容しているのかについてお聞かせ頂ければと思います。
別に私が日ごろ食べながら打っているわけではなく、個人的には隣でガッツリ食事をされると嫌なのですが、お昼時のホール内の風景が以前とかなり違うので、そこの所どうなんだろうと率直に疑問に思っていました。
また、お昼時に近所の飲食店が非常に混雑するとかで、じゃあホールで適当に食べて遊技続行という人もいてもよさそうなものですが、こちらに来てそういう人はあまり見かけないので、慣例的にそういうのはだめな地域なのかと邪推していたところです。
下らない質問で恐縮ですがお暇な時にお返事頂ければ嬉しいです。
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ここまでが、SEIYA さんからのご質問内容です。
回答
一般的には・・・
まず、この手のご質問は、それこそ地域性やお店によって考え方がかなり違うので一概にこうだとは申し上げにくいのですが、経験上でお応えしたいと思います。
まず、そのお店の景品カウンターで提供している物であれば、基本的には何を食べてもOKです。
うまい棒とか、ちょっとした菓子パン系ですね。
例外としては、アルコール類の開栓は不可で、またカップ麺などの調理もNGだとお考え下さい。
※調理して食べてもらう事を前提に給湯器や割り箸などを常設しているお店もたまにありますが、こういう場合はOKです。
パチ屋での飲食については、施設管理者として判断に迷う場合はその地域の保健所にどの程度が許容されるか判断を仰ぐ場面もありますが、基本的には皿/容器に盛ってある物を箸/スプーン/フォーク類で食べる、というのは、原則としてはNGかと思います。
まあ、パチ屋は飲食する場所ではないので当然ですが、お店としては「保健所からすればNGなんだろうけど、お客が勝手に食べてるから衛生面は自己責任で」みたいな考えのところが多いかと思います。
玉/メダルを触った手で飲食して、それで具合が悪くなったなどと申し立てられても、そんなの知らない、というスタンスですし、保健所などに「あそこのパチ屋で飲食中にノロウィルスに感染した」「食中毒になった」などと申し立てても、それでそのお店が何か指導されたり、警察から処分されたりしたという事例は、今のところは一度も聞いた事がありません。
例外としては、都道府県条例でパチ屋内での飲食について細かく規定している地域があるかも知れませんが、私は関東圏以外での勤務歴がありませんので、そこらへんの事情には疎いです。
ちなみに、知人のお店で菓子パンだったかの自販機を店内に設置しようとした時に、その自販機の取り扱い業者の規定なのか地域の保健所の指導なのかまでは不明ですが、「近くに、トイレ以外の水場が無い」という理由で設置不可になった事例はあります。
また、近隣でたこ焼きだったかケバブだったかのお店をやっているところと、業務提携としてイベント営業時に店内調理/販売しようとした際に、保健所にお伺いを立てたところ実施不可判断された事例もあります。
なので、保健所的な観点では、パチ屋での飲食全般は好ましいものではないと考えているのかも知れません。
余談だが・・・
せっかくなので、ちょっと昔話をして締めたいと思います。
1990年代後半くらいまでは、今回のご質問のような店内飲食については世の中的にかなり緩かったと言え、業界も今以上にモラルが無い時代だったので、たとえば
- 店内でこっそり飲酒していても放置(水筒に水割りを入れて来るオッサンなども居た)
- 正月に振る舞い酒(酷い場合だと、エントランスに樽を置いて開店と同時に鏡開きし、升に柄杓で注いで各自持って行って、みたいなものもあり)
- そば/うどん類、ピザなどの出前をホールに持って来させる常連客
当時、私が出入りしていたお店では、こんな感じでしたし、店員さんも正月三が日~年始の1週間くらいは、誰が見ても分かるレベルで祝い酒で酔っ払って巡回していました。
ですが、私が勤務していたお店に関しては、記憶の限りでは和歌山の毒入りカレー事件の時に、エリアの組合の会合の場で、「今後は食品類の提供は気を付けよう」、という話になり、どのお店も面倒な事になるのを恐れて「ご自由にどうぞ」的な食品/飲用物の提供は廃止していったという流れだったかと思います。
あと、これは昔のパチ屋あるある なのですが、負けた腹いせにパチ屋に出前を大量に送り付けてくる輩が居たりしました。
【参考】『パチ屋店長のお客様応援隊』(管理人:おかず さん)
ご自宅にピザが届いた事があるそうです。
私自身も、ピザのLサイズの、薄いクリスピー生地ではなくもっちり厚手のタイプのやつを20枚くらいだったか事務所に届けられ、ご丁寧にチキンやサラダのパーティーセット的なものまで付いて来て5万円くらい自腹で支払った事があります。
こういう大量注文の場合、ピザ屋さん側がどの程度正規の注文か否か確認するのかまでは分かりませんが、その時は「発注したのはウチじゃないけど買いますよ、でも今後は事前にTEL下さい。嫌がらせでこういう事もあるのがパチ屋なんで」といった説明をした記憶があります。
そのピザは休憩室に置いて、スタッフ皆で美味しく頂きましたが、ある女性社員が
「どうせ嫌がらせするなら、1枚2,000円くらいのやつじゃなくて、もっと高いメニューを選べば良かったのに」
「サラダも付けてくれたあたりに、嫌がらせの中にも、気遣いを感じる」
などと話していたのが、私にとっては「やはり、女性の視点というのは男とは違うんだな」と、凄く印象的でした。
・・・最後は、かなり脱線しましたが、十分な回答になりましたでしょうか?
以上、
ホールは、店内でどの程度の飲食を許容しているのか?
これについてお応えして参りました。
今回は、これくらいにしておこうかと思います。
「ピザは、ドミノピザではなく、ピザーラ派だ」、という方は、そっと押して下さい↓
[記事公開]
2017年5月10日
ピザは10.4派ですね
ちはや さん
そういったピザ屋さんがあるのを知りませんでした。
テン.フォーと読むのですね。
今から十数年前の話しですが、マックのナゲットを遊戯中にサービスで配ってたホールがありました。
ガルフ さん
私の経験で、変わった食べ物を貰ったのは、クルミ、バナナ、のし梅、笹かまぼこ
こんな感じですね。