今回は、あるパチンコの打ち手の方からのご連絡内容を紹介します。
かねぞう さんからのご連絡
楽太郎さん
こんにちは
毎日楽しく読ませていただいています。
私は●●(注:東北エリア)在住で、会社あがりに甘デジか1/200以下の機種で遊んでいるパチンコユーザーです。
この界隈ですと、甘デジで12~13回、1/200の機種で15回前後の台が多いのですが、率直に言って他入賞にいくら入ってもスタートに入らない釘の台ばかりで厳しい状況です。
そういう指導だから仕方ないのでしょうが、ユーザーが望んでいる事と警察が考えているであろう事は乖離していて、警察が思っている”大衆娯楽”のパチンコになれば、そこにユーザーは1人もいないんじゃないかとさえ思っています。
今私が打っていて、遊びやすいと感じられる台に座れる回数は、月に1回あるかないかです。
いきなり愚痴になってしまいましたが、釘シートの使用が始まったり警察の指導が厳しくなったりしているのに依然としてマイナス釘調整のオンパレードで、これで遊技だ娯楽だと言われても納得できないユーザーが大多数だということくらいはそろそろホールは解ってくれないと、どんどんユーザーは減ります。
少なくとも私が住んでいる市内のホールに関して言えば、それを解って営業している店は1つも無いです。
本題に入らさせていただきます。
先週、駅前にあります●●(注:県下に5店舗ほど展開しているホールのようです)という店に休みの日に打ちに行った時のことです。
その日は、この店の旧看板イベント日でして、珍しく日付が変わると共にホームページが更新されて、朝一でメール配信も来ました。
イベント告知ができなくなってからこの看板イベントも全然力が入っていないのがバレバレでして、私も本当にたまに覗きに行くくらいでずっとご無沙汰だったのですが、その日は休みで他にやることもなく久しぶりに朝から行ってみることにしました。
開店してシマ中を見て回りましたが、「何のためにメール配信したりしたの?」と聞きたくなるくらい酷い台しかありませんでした。
すぐに帰宅してもよかったのですが、わざわざ出て来たわけだから1パチで少し遊んで帰ろうと思い、1パチの牙狼~闇を照らす者~に着席しました。
すると、目を疑うものが台のところに置いてありました。
<添付画像>
釘を毎日叩くことについては、それなりに歴があるユーザーですから私は別に今更どうとも思わないですが、ここまで厳しく釘のことで指導されているのにあまりに無神経で、正直呆れました。
しかもこの台、玉を借りる気が起きないくらいガチガチの釘で、怒りを通り越して笑えるレベルでした。
旧イベント日に1パチのシマの釘をわざわざ締めたのか?
そう思うと一気にやる気がなくなって、結局打たずに帰りました。
人によっては、釘調整道具が置き忘れていて、ここぞとばかりに通報したりするかもしれません。
ですがこんな店、わざわざ教えてあげる気も起きず、そのままにして退店しました。
(今でも営業できているので何も起こらなかったようです)
楽太郎さんのブログを読ませていただいておりますと、楽太郎さんご自身はご所属の会社に利益が残るように、ユーザーが遊べるようにと配慮なさっているのが伝わります。
ですが、世の中には、ユーザーがどれだけ減っても「旧イベント日で煽って、客からむしり取る」ことしか考えていないこの店のようなところもたくさんあります。
ひょっとしたら、そういう店の方が多いかもしれません。
少なくとも、私が住んでいる市内にはまともな店なんか1つも無いです。
都会とこちらみたいな田舎では事情も違うのかもしれませんが、この期に及んでもこういったふざけた店があるんだということをお伝えしたくて連絡させてもらいました。
長々と失礼いたしました。
これからもブログの更新を楽しみにしております。
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ここまでが、かねぞう さんからのご連絡内容です。
特に、ご質問という訳では無いですが、拝読して思うところもありましたので、ごく簡単にではありますが所感を述べさせて頂こうかと思います。
所感
「釘調整」は過渡期にある
いくら匿名ブログとは言え、最近の事情を考慮すると釘調整に関して詳細にお話しするのは憚られるところであります。
ですが、敢えて言えば、現在は旧来的な釘調整時代と、今後の新しい利益コントロール時代とのちょうど中間にあたると考えています。
現実問題として、今は、釘を叩かないと必要最低限の利益も残せないような基本ゲージ、設計値の機種も多いです。
ですが、ホールの利益を守るために法規があるのではなく、法規を守る事が前提でホールは営業を許可されている訳であり、今後は釘調整に頼らなくても良い、或いは全く必要ない設計の遊技機の登場が待たれているとも言えます。
さすがにもう、釘調整は伝統芸能みたいなものであり、程度問題さえクリアすれば許容範囲内で認められるべき、といった方向に堂々と進んで行くのは無理があるという事です。
この「時代の要請」に応えるものとして、法改正案にもあった「段階設定」や、「管理遊技機」の開発が進んでいるとも言える訳ですが、それが形になって我々の目の前に現れるのは、まだもう少し先のようです。
では、いかにしてこの新時代の訪れを待つべきかについてですが、「今はなんだかんだで釘を叩けるんだから、ガンガン叩いちゃえ!」というのは愚策であり、やはり
- 釘確認シートに則った運用
- これ以上ファン離れを起こさないような営業
これらが求められています。
しかし、残念ながら、今回 かねぞう さんが教えて下さったお店は、
- 煽って抜く
- 遊べそうな機種/コーナーが1箇所もない
- 低貸しコーナーでさえも、旧イベント日にマイナス調整で臨む
こういった状況であり、お住まいの市内の他のお店に関しても、似たような状況であるとの事で残念でなりません。
調整用具を見るに…
私は、今回添付して下さった画像を拝見して、同業目線で何とも言えない気持ちになりました。
それは、おそらくはこのハンマー、板ゲージ、ゲージ棒の持ち主は、そんなには若くない方なんじゃないかという事です。
見える範囲ですが、このハンマーはヘッドの傷や柄のくたびれ具合などから、結構年季が入っている物のようです。
ゲージ棒も、大小の目印が退色しているようです。
(玉の付け根に赤いライン?が見えますが、おそらくはこちらが大玉で、写っていない方が小玉かと思います。)
また、板ゲージですが、赤字で「共」と見えるので、おそらくこれは十数年は昔のSANKYO製品かと思います。
昔は、メーカー営業マンに「板ゲージくれ!」と言えば貰えたので、これは「三共」印が入ったメーカー品であり、持ち主の方もたぶん、しっかりしたキャリアがある方なんじゃないかと推察します。
そんな方が、かねぞう さんのお言葉を借りれば
「玉を借りる気が起きない」くらい酷い釘を叩いているのは、何故なのか?
また、大事な仕事道具を、何故置き忘れたのか?
正直申し上げて、ゲージ棒などの小物を箱の中に置き忘れていて、主任あたりから「店長!忘れてましたよ!」みたいに指摘される事は稀にですがあったりします
ですが、さすがに調整用具一式を忘れる事など無い訳であり、それがこうしてそこにあったのは一体どういう経緯なのか…
凄く邪推しますが、ご本人、店長さんでしょうか、彼はかつて大事にしていたイベント日に、「抜く気」で煽ってマイナス調整で臨む事は不本意だったのではないかと思います。
同業の弁護と指摘されればそれまでですが、その月は相当厳しい営業状況であり、現場目線では今は稼動をより重視すべきと思っていても会社の理解が得られない状況で、已むを得ず「1パチさえも閉める」という情けない事を余儀なくされ、注意が緩んだのかな、と思ってしまいます。。。
最後になりますが、私としては、打ち手の皆さんにとってはいつでも適当に遊べる台がホール内にある状況であって欲しいですし、営業現場にとっては、本社/経営者から従来的な粗利益水準の維持を求められ続けるのではなく、時代に合ったホール運営ができる事が望ましいです。
いくら業界の縮小は必然な流れとは言え、その縮小規模はできるだけ小さい方が良いですし、対処不能なほど短期間でそうなるのではなく、できるだけゆっくりとであって欲しいとも思います。
以上、かねぞう さんからのご連絡を紹介し、それに対しての所感を述べさせて頂きました。
今回は、これくらいにしておこうかと思います。
コメント頂ける方は、下の方からお願い致します。
「ウチの近所にも、旧看板イベント日に堂々と回収営業を仕掛けて来るお店があるぜ!」という方は、必ず押して下さい↓
[記事公開]
2017年7月27日
もう20年以上前の話ですが
朝一番にスロットコーナーにいくと
モーニングの打ち込み機がついたままの台(山佐ニューパルサー)が
あったことが何度かありました。
またニューギンのキューティーバニー(三回権利の連チャン台)という台にも打ち込み機がついたままということもありました。
遊技台の鍵穴に台鍵(各メーカー別の)が刺さったままということもありましたが
釘調整の道具が置きっぱなしというのは見たことがありません。
釘調整の道具一式を置き忘れたまま営業を始めるとか…この御時世に‥凄いことですね。
釘調整は…今はまだ、それありきの状態ですし…
違法だからするなといわれると辛いですよね‥
ねこたろう さん
まあ、どれも昔のパチ屋あるある ですね。
仕込み用の打ち込み機は、機種ごとに造りが違うので、今夜はどの機種で仕込むとかボーナスフラグなら何でも良い・・・いや、REGはカットだとか色々とやっているうちに取り外すのを忘れてしまったり、早番に回収指示したのにちゃんとチェックしてなかったりと、結構トラブルの元でした。
その店は当時は珍しい等価交換でスロットにモーニング台が多数あったので
朝一は開店前に全台埋まるのですが
自分が着席した台はリールのところに見慣れないコードやら箱のようなものがありました。
朝一モーニングとりによる蟹歩き、メダルの持ち込み防止、ザンガス等の告知系台のランプを消すため、サンドに入金しメダルを借りた所を店員が確認して台の電源をいれてくれるシステムでしたが打ちこみ機がついた状態に気づいた店員に、この台は故障してるから打てないよと強制的に離席させられ、抗議もききいれてもらえない理不尽な対応をされました。
その後、モーニングとりが持ちメダルを交換して消えるお昼12時過ぎに店員がそっと打ち込み機を外し電源をいれたので猛ダッシュで台を確保しにいくと下皿にライターが置いてあり、さっき電源を入れた店員が常連らしき中年のババアを連れてきてモーニング台を明け渡していました。
本当に理不尽がまかり通る素敵な時代でした。それがパチンコ屋であり世の中の理なんだと学ばせてもらいました。
ねこたろう さん
これ、当時のパチ屋あるある ですね。
学生の頃アルバイトしていたお店では、店長から「いつもパルサー打ってる婆さんいるだろ?負けが込んでるみたいだから、適当に良台掴ませてやれ」と指示が出る時もありました。
お婆さんが入店したら、マネジャーからインカムで指示が出て、私と同僚で1番台と3番台を念入りに清掃して「あっ、スミマセン、ちょっと掃除に時間掛かります~」などと言って、空いている2番台に誘導して、そこが実はBIGフラグが立っているとか。
いやあ、懐かしいですね。。。
玉貸し押していざ打ち出し、と思ったら玉が弾かれていかない。
皿の中にゲージ玉が入っていて詰まっていた、というオチでした。
白服呼んだらしどろもどろで「エヘヘ」みたいな対応。
西東京です。
キョン さん
板ゲージとゲージ棒は、私の昔の上司もたまに置き忘れる時がありましたね。
ペンチなら朝一で箱に入ってたことありますね。
大阪です。
トラフグ さん
まあ、ペンチなら一般的な工具と言い張る事も可能かと。。。
昔いた店の店長もこれ良くやってました
ハンマー置きっぱなし、台鍵さしっぱなし
次の日の朝見て「は?何これ。お前バイトかよ」って感じ
営業時間外って客がいないから、かなり気がゆるゆるなんですよねぇ
店員の不正行為とかもあるので気ぃ緩めるの不味いんですけど
コジマ さん
そういう時、マズい店長さんだと「君らが気付くか、試したんだよ!」などと堂々と言ったりします。。。どうしようもないですね。
『いつからだろう、イベント前の準備が虚しくなったのは。いつからだろう、客の顔を考えながら釘を打たなくなったのは。「祭は準備が一番楽しい」、確かにそうだった。でも今はどうだ・・・』
民明書房 刊「パチンコ喜怒哀楽」~第三章~ある老主任の独白 より抜粋
なんて風景が目に浮かびました・・・( ;∀;)まぁ実際はどうか知りませんが(笑)
でもこんなの見付けたら記念に持ち帰りたい気持ちにはなりますね。もちろん通報とかではなく興味で。まさかカウンターに「忘れ物ですよ❤」なんて持っていく訳にはいかんしw
ゴンザレス さん
民明書房刊では、ゴルフの発祥地は中国で、呉竜府という方が創始者だという説が現代では支配的だ、と解説していましたね。
素敵です。