先日公開した記事の通り、ホール側の費用負担増の流れは止まりません。
はじめに
先日の記事をご覧になっていないという方は、お手数ですがこちらをご覧頂ければ、よりご理解を深めて頂けるかと思います。
【参考】2017年3月18日公開
『三洋からの通知-2017年4月1日以降、部品交換点検確認の有償化が決定』
これにより、日工組の理事長メーカーである三洋がまず最初に動き、それ追随する形でこれから紹介するような動きになった事が、お分かり頂けるかと思います。
京楽からの通知
以下、京楽からの通知内容の抜粋です。
(導入部略:時候の挨拶など)
さて、平成28年4月1日より施行された遊技機流通制度に伴い、弊社は遊技機の部品交換後の点検確認作業を適切に行うことにより、当該遊技機における型式を保証しております。
点検確認に係る費用につきましては、企業努力により無償にて対応をさせて頂いておりますが、今後も無償対応を継続することは極めて困難な状況にございます。
つきましては、誠に不本意ではございますが、平成29年4月1日より保証期間外の部品における点検確認に際しましては、別紙内容にてご請求させて頂きますので、何卒事情ご賢察のうえ、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
以下、別紙内容
点検確認費用について
【実施日】
平成29年4月1日のご注文分より
【点検確認費】
[基本料金]
作業開始時間9時00分~18時00分 5,000円(税抜)
[時間外追加料金]
上記以外の時間 基本料金に別途5,000円(税抜)を加算
[特急追加料金]
緊急での対応時 基本料金に別途5,000円(税抜)を加算
【交通費及び諸経費】
[弊社拠点より20km未満] 2,000円(税抜)
[弊社拠点より20km以上~50km未満] 3,000円(税抜)
[弊社拠点より50km以上~100km未満] 5,000円(税抜)
※距離は、弊社拠点からの直線距離とさせて頂きます。
※100kmを超える遠方及び離島のホール様につきましては、別途ご相談させて頂きます。
________
ここまでが、京楽産業.からの通知内容です。
次に、藤商事からの通知内容の抜粋です。
藤商事からの通知
(導入部略:時候の挨拶など)
さて、弊社では平成28年4月1日より施行されました遊技機流通制度に伴い、遊技機の部品交換後の点検確認に際しては、当該遊技機の構造、材質又は性能に影響を及ぼす改造その他変更がないことを確認し、当該型式の保全を行ってまいりました。
これまでは諸経費削減をはじめとする企業努力により、無償対応の維持に努めてまいりました。しかしながら、誠に不本意ではございますが、今後、有償部品交換後の点検確認に際しては下記内容にて点検確認費をご請求させていただきたいと存じます。
お客様には大変ご迷惑をおかけしますが、何卒、諸事情ご賢察のうえ、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
記
【部品交換後の点検確認の有償化】
■運用開始日:平成29年4月1日(土)より
■点検確認費:
[日中]10:00~18:00 5,000円+交通費(税抜)
[夜間]18:01~09:59 10,000円+交通費(税抜)
[特急]緊急での対応時 上記金額に別途5,000円(税抜)
※[日中][夜間]における点検確認費は「部品交換確認書」の「点検確認日時」をもとにご請求いたします。
※[特急]部品注文時から2日以内の点検確認を要望される場合に適応いたします。
※交通費に関しては、別途、弊社各営業拠点基準にて算出いたします。
________
以上が、藤商事からの通知内容の抜粋です。
今回は、これくらいにしておこうかと思います。
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[記事情報]
2017年3月22日公開
私の仕事は製造業なのですが、様々な機械を扱っていますので、年1~2回は機械メーカーへの修理依頼等があります。
正直申し上げますと、この料金設定は適正です。
メーカーが社員を派遣するにあたり、人件費だけでこの程度の費用はかかってしまいます。
先日三洋の記事でコメントしました通り、問題はその他の機械料金設定や販売方法などであり、楽太郎さん初めホール関係者の方々から総合的に反感を買っていると理解しております。
私は業界がなんとか盛り返してくれることを願っている一人です。
四面楚歌状態の現状を打破するためには、大変困難とは思いますが、ホール企業(特に中小)が一枚岩になり、既存の組織を超える強力な組織を作る必要があると思っております。
ててて さん
ててて さんの業界の事情とおそらく違うところは、パチンコメーカーの営業マンは技術者ではない、という事です。
その彼らにトラブル台を見てもらって、部品交換ですね、と。
交換しても直らない、じゃあまた別の・・・こういう場面もあったり、ギミック系だと交換しても1ヶ月以内に再発したり、まあ手落ちが多いです。
余程困ると、開発の者と同行してきますが、じゃあ君らは一体何ができるんだと。
新台が出るたびにスペックも書いていないイメージパンフレットを持参したり、今回の記事のように書類作成するだけの営業マンまで居ます。
そこらへんの事情があるので、彼らに来てもらって書類を作ってもらう事に対して費用負担するのが癪にさわる、という店長さんは結構多いものと推察します。
楽太郎さん
営業が来るのですか?
当方も営業が対応に来ることはありますが、解決出来ない場合は勿論無償です。
また、メーカー側の対応が遅く、当方の業務に支障を来した場合は、それ相応の対応を求めることもあります。
こういったことでメーカーが強硬な姿勢をとるのであれば、やはり異常な体質であると言わざるを得ませんね。
ててて さん
余程の大手なら、開発/技術畑の者が来て対応してくれている可能性はゼロでは無いですが、普通のホールのトラブルでは、どんなに重篤な性質のものでもとりあえずは営業マンが来ますね。
それで、あーでもない、こーでもない、と。
京楽は新台よりは昔の台の再導入が増えましたからねぇ。
まぁメーカーが新台で稼ぐのでなく中古台とか旧台で稼ぐ手段が増えれば、新台ラッシュも少しは減るかな?結局、新台を買うか買わないか判断するのは結局ホールではありますし。
ゴンザレス さん
京楽の中古だと、AKBバラの儀式とか仮面ライダーフルスロットルくらいなら需要はありそうですよね。
確率1/319且つ65%継続機なんかよりも全然魅力的な訳で。
何故か知りませんが、私の地域はコードギアスの再導入が増えました。100%STだから?
ゴンザレス さん
コードギアスは女性客から人気がある気がしますね。
私は物語自体は良く分からないですが、紅月カレンとかいう娘っ子からは良キャラ感が漂うのでちょっと気になっています。
田舎ホールの負担が増えますね。
でも交通費のみで拘束時間に対する時間単価取らないだけ良心的かと。
シビ さん
正規の手順で交換して書類を作ってもらわないで、オモチャ屋とか倉庫にあった同メーカー機から部品取りしてこっそり修理するお店が出て来るんじゃないかと、少し心配しています。