「くぎ確認シート」の運用について【続報】

先日記事にした、「くぎ確認シート」の運用に関しての続報を紹介します。

 

くぎ確認シートとは?

まず、「くぎ確認シート」の話自体が初耳である、という方がいらっしゃれば、ご面倒ですがまずはこちらの過去記事をご覧頂いてから、こちらに戻って来て頂けたらと思います。

 

【参考】2017年3月14日公開

『激渋釘調整の台ばかりのホールには衝撃-釘曲げを目視確認できる透明シートの導入が決定』

 

それでは、続報です。

 

日工組からの通知

平成29年3月22日付で、日工組理事長である金沢氏から、全日遊連理事長である阿部氏に宛てて通知された書面の内容は、下記の通りです。

________

流通制度における遊技くぎの点検確認に関する要望について(回答)

 

(導入部略:時候の挨拶など)

さて、先般ご連絡致しました「くぎ確認シート」等の器具の導入につきまして、貴連合会より、全メーカーが1台ごとに1セット付属するようご要望を頂きましたが、「くぎ確認シート」等の器具が必要以上に市場に出回ることは好ましいことではないと判断し、1型式につき最低1セットは無償でホール様にお渡しすることを取り決めさせて頂きました。

 

「くぎ確認シート」等の器具については、その性質上、一般に流出してしまうことを一番危惧しており、本来、遊技機の設置確認及び部品交換後の点検確認を行う作業者が使用するものであることから、必要最低限のセット数をホール様で厳格に管理して頂くことが重要だと考えております。

 

当然、導入台数に応じてホール様には複数セットお渡しするメーカーもあると思われますし、各メーカーにより有償か無償かは異なりますが、中古移動時にホール様からご依頼があれば必ずお渡し致しますので、ご心配されている、中古機流通に支障を来たすようなことはございません。

 

今回の「くぎ確認シート」等の器具の導入につきましては、新流通制度が本年4月で1年を迎え、点検スキルの標準化及び作業の効率化を図ることが必要と判断して急きょ取り決めたことから、各社対応でスタートさせて頂く部分も多く、ホール様にご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、遊技機流通の更なる健全化を目指す上で、重要な取組みとなりますので、何卒ご理解、ご協力を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

 

なお、今回の運用に伴う「製造業者遊技機流通健全化要綱」及び「遊技機製造業者の業務委託に関する規定」の変更はございません。

 

以上

________

ここまでが、通知の内容です。

 

本通知の要点および今後の見通し

まず、要点については、

 

日工組は、「くぎ確認シート」等の器具が広く一般の目に留まる事は、好ましいと思っていない。

※「くぎ確認シート」等の器具は、打ち手側がメーカー側やホール側による遊技機の取り扱い状況を査定するためのものではない。

 

この事が言えるかと思います。

 

また、今後の見通しに関しては、更なる続報を待たなければ未知数な部分が多いと言えます。

 

特に、この「くぎ確認シート」等の器具が、取り締まり行政側やそれから立ち入り調査などの業務の一部を委託されている遊技産業健全化推進機構などが立ち入り調査を行った際、現在設置してある遊技機の釘の状況と「くぎ確認シート」等の器具を照合して、釘曲げの状況を証明するために使用する可能性があるのかについては、現時点では未知数であると言えます。

 

私見では、全日遊連側も、「くぎ確認シート」の現物や画像データが広く流通する事は好ましい事ではないと考えていて、組合内での足並みを揃えるという観点から、私も含めてホール側の者がこのシートを何かしらの手段で一般の目に触れるようにする事は無いと思います。

 

ただし、新機種仕様書といった社外秘的な物や、セキュリティブロックが掛かっているような類の物でもどこかしらから漏れてしまうご時世を考慮すると、この「くぎ確認シート」についても、どこかから画像データ等が流出して、このお店の釘は設置時とこれだけ曲がっているとか、騒動の原因になってしまう可能性を孕んでいるものと見通します。

 

日工組からの通知にある通り、「新流通制度が本年4月で1年を迎え、点検スキルの標準化及び作業の効率化を図ることが必要と判断して急きょ取り決めた」という方便、或いは「メーカー側としては、この通り納品しましたよ。後の事は(釘調整に関しては)ホール側の責任ですよ」と宣告するために導入したシートが、取り締まり行政側や打ち手側を巻き込んで新たな火種になってしまう事を危惧している業界人は、私だけではないものと推察します。

 

 

また何か動きがあれば、記事にして紹介したいと思います。

 

 

今回は、これくらいにしておこうかと思います。

コメント頂ける方は、下の方からお願い致します。

 

 

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コメント
  1. 一般パチンコユーザーが普通に釘確認シートを持つようになったら通報祭りになりますし仕方ないですね
    ただパチンコ業界に従事する者としては激渋台はなくなるとしても激甘台もなくなることを危惧しますな
    ハネモノなんか釘調整ないと遊べたもんじゃないでしょ

    • パチ屋店員894 さん

      本施策の開始について、メーカー側は、ちょっと勇み足だった気がしますね。
      具体的にどのように運用するか、それが与える影響などをもっと考慮する必要があったかと思います。
      もう、遅いですが・・・

  2. みなさまお疲れ様です。
    本文にもある通り、私もシートが一般ユーザー
    に入手されるであろうと思います。
    安易に悪用(?)されないことを祈ります…

    • まさ さん

      こういうのは、必ず漏れるんですよね。
      今度記事にすると思いますが、軍団系でこのシートを入手しようとしているところがあるとの事で、危惧しています。

  3. なんで釘確認シートがユーザーの手に渡るのが好ましくないんでしょうか?
    ユーザーは金だけ使ってればいいからって解釈でいいんでしょうか?

    釘を開けてる状態なのを通報するのはマルh、、、もといボッタ店であってユーザーではないのだけは確かなので、釘をあり得ない程異常に閉める状態で運用してる台が山ほどあるんでしょうね、、、

    • ひゅるる さん

      日工組も全日遊連も、今の通報の風潮が怖いんでしょうね。
      情報化社会の末路みたいな状況で、この業界に限らず一旦点いた火は全てを焼き尽くすまで燃え盛るので、特に社会の風下にあるこの業界なら、誰もが好んで火を点けるだろうと。

      今回のシートは、その火種として捉えているのかも知れません。

      私の本音としては、こんなものを作るべきではなかった、或いは、議論も無しに運用を開始するのが早すぎたと思います。
      メーカー側が、我々は知らない、あとはホールの責任だからな、と明示するためだけの制度ですから。

  4. ユーザー減、ホール売上は微減
    一人あたりの負けが増えてる現実を
    警察はどう考えているのか
    確率規制より釘廃止をしてほしい

    表にでない確認シートなど無意味
    建て前だけの対応をする機構にも
    嫌気がさします

    • パンダ さん

      最近は、ホールやメーカーに対してよりも、警察への目が厳しい気がしますね。
      監督官庁として、数十年間、一体何をやって来たの?と。

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