2017年内に、広告宣伝規制の強化はあるか?

今回は、ライター招致も含めた広告宣伝規制関連の見通しについてお話したいと思います。

 

業界が置かれている現状

業界の現況は、あらゆるものが衆人環視且つ同時進行で変動していて、落ち着いて真っ直ぐ立っているのが困難な状況と言えます。

 

なので、1年先を見据えて、といった見通しさえも難しく、営業上の戦略を練るのもまた困難な場面が多いです。

 

そのため、取り敢えず今できる事を全力で、という視点で営業しているお店が多い一方で、困難な事に敢えて取り組むという観点で、当座で拾えそうな利益があっても敢えて放棄して、先々のより大きな利益に結びつくようにと、種撒き的な視点で営業しているというお店も出て来ているものと推察します。

 

具体的には、もうちょっと多く台粗利を取れそうな機種/場面でも、敢えてそれは打ち手側にあげてしまう、という事です。

 

海沖縄4、北斗無双、ジャグラー系、ここらへんの機種の運用についてであったり、本来は月初にあたるため全力で抜いておきたい場面でも、せっかくのゾロ目だから打ち手側は勝手に期待して来店し稼動が底上げされるだろう、じゃあそれなりに格好を付けた設定配分にしよう、といった具合にです。

 

大きく変動中の要素

では、目下、大きく動いている業界絡みの事情にはどのようなものがあるのか、と言えば、

①依存問題

②遊技機のスペックダウンによる営業数字の変動

③遊技機の更なるスペックダウンの懸念(警察庁が法改正を明言)

 

これらが最も注目が集まるところであり、また

 

④立入調査や法規の厳格適用の流れ(ハンドル固定、営業所の構造に関わるチェック目線の強化、くぎ確認シート運用開始、打ち手の通報の風潮など)

⑤管理遊技機の進捗状況(くぎ曲げ対策、依存問題対策、警察庁による型式保全状況の確認=役比のチェックなどと絡んでくる可能性も?)

⑥広告宣伝規制

 

これらも、水面下で動いているものもあれば、すぐにでも表面化して来そうな気配があるものもあります。

 

特に今回は、⑥で挙げた広告宣伝規制の事について、簡単にではありますが現在の状況をお話したいと思います。

 

広告宣伝規制の無視

警察庁生活安全局保安課は、2011年~2012年にかけて、

 

「ぱちんこ営業における広告、宣伝等に係る風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律違反の取締り等の徹底について」

 

このような書面通達を、各管区警察局広域調整担当部長、警視庁生活安全部長、各都道府県(方面)本部長宛に送り、パチンコスロット店の営業における広告宣伝の現状がどのようなものか多くの具体例を挙げつつ、取り締まりの強化の方針を打ち出しました。

 

【参考】2016年11月28日公開

『パチ屋に関係する諸規制の出発点と現在地-その⑥「広告宣伝規制」』 

 

では、この規制の方針がしっかりと営業状況に反映されているのかと言えば、読者の皆さん、打ち手の皆さんは、法規を無視した営業状況のお店が非常に多い現状を理解されているところです。

 

この状況については、業界内でも、さすがにこの現状はマズい、守っているお店がバカを見ているようなエリアさえある、或いはマルハンをはじめとする業界大手ホール企業でさえも露骨に規制を無視して当座の集客に腐心しているような現状は、更なる規制強化を招く可能性があるという懸念があります。

 

【参考】2017年2月9日公開

『諸規制や組合としての取り組みの意味を、今一度考えるべき時に来ている』

 

広告宣伝規制の強化はあるか?

こういった状況に、取り締まり行政側が黙っている訳はありません。

 

目下、カジノ関連で大きく物事が動いており国会の場でも質疑応答がなされる中で、監督官庁が発した規制を堂々と無視しての営業が常態になっているのでは、監督官庁としては面子が立たず看過できないのは当然でしょう。

 

2017年2月、警察庁は全日遊連に対して、「全国各地の広告宣伝の自主規制への取り組み状況を取りまとめて報告するように」という主旨の通達を行っています。

 

これを受けて、全日遊連は、3月初旬の時点での各都道府県ごとの取り組み状況を警察庁に報告していますが、その内容は主に「TV、ラジオでのCM」の状況がメインの報告であり、日々の営業で実施されるイベント、ライター招致などのより突っ込んだ状況の報告ではありませんでした。

 

では、この報告を受けて、警察庁がどのような見解を示すか?

 

ここに、私としては注目しております。

 

広告宣伝規制に限らず、これまでの業界の規制絡みのパターンとしては、

 

警察庁から厳しい文言での行政講話が出される

個々の多くのホールはそれを無視し、全日遊連も放置

更に厳しい内容の行政講話が出る

それでも無視

決定的に厳しい内容の行政講話、或いは規制が通達される

それでも無視

 

こんな感じです。

 

数十年来、警察庁もホールもメーカーも多くの打ち手も、このグレーさ、適当さ、いい加減さこそが業界の姿として、アンダーグラウンドないけない大人たちの遊び程度の認識だったでしょうが、今の日本社会はこのような在り様はただの違法賭博業種扱いしかされません。

 

本来であれば、こうした世の中的な考え方の変化を見て取り、厳しい事を言われる前に、制度化されて縛られてしまう前に、自ら律する、つまり自主規制をしっかりと機能させる事が業界にとっては肝要なのでしょうが、どうもそれが出来ない風土にあるといって良いのが現実かと思います。

 

もちろん、京都のように、他都道府県よりもしっかりと自主規制の方針を打ち出した上に、更に全日遊連に対してもより一層の自主規制を設けるべきだと提案するといった取組みを行っているエリアもあります。

 

折込チラシ、放送メディアでのCM活動、店内外装飾/告知、こういった事を厳しく自主規制し、ライター招致に関しても告知する行為ではなく招致自体を禁止しています。

 

【参考】2017年2月25日公開

『京遊協が全日遊連に対して「広告宣伝に関する自主規制の実施を要請』

 

その一方で、地代家賃が高い事、店舗数が多く競争が激しい事などを言い訳にして、大手ホールでさえも堂々と違反している東京都のようなエリアもあります。

 

特定の機種/営業日を指定してのイベント、実体の無いリニューアル開店、過度な装飾、派手な別積み演出、ライター招致が横行している、という状況は、改めて説明するまでもないでしょう。

 

このような状況が、どのような状況を招くのか?

 

現時点では、前述のように全日遊連が取りまとめて報告した各都道府県での広告宣伝関連の自主規制の状況が警察庁に対して報告された、この段階にあります。

 

この報告を受けて、この自主規制では足りない、自主規制として全く機能していない、世間は納得しない、このように判断された場合は、更に厳しい内容での広告宣伝規制改定がなされる可能性もあると見通します。

 

 

今回は、これくらいにしておこうかと思います。

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[記事公開]

2017年5月2日

コメント
  1. 広告、告知規制に関しては地域による取締の差が激しすぎますよね。
    例えば京都みたいにライターイベどころかライター承知すら禁止、少しでもPOP等で煽ろうなら20日間営業停止するような地域がある一方、ライターイベしまくり、創業日もやれるようなところもある。
    まあパチンコ以外に目立った産業がないところは規制がゆるい傾向があると私は思います。京都や大阪、東京みたいにライターイベが禁止されているところは外国人観光客もたくさん来ますし他の産業も盛んですからね。規制が強くなるのは仕方ないと思います。
    とはいっても東京や大阪はパチンコ店自体がライターイベを告知するのは禁止なだけであって雑誌やDMMぱちタウンやスロパチステーションみたいに第三者が告知することはバンバンやってますがね。ここにメスが入ったらやばいですね。

    • パチンコ店アルバイト894 さん

      人間が判断する以上エリア差が発生するのはやむなし、という考え方もある一方で、法と事実、そして正義に照らし合わせて取り締まるのが警察庁だという建前からすれば、例外も差異も認めず全国一律の規制が望まれているのもまた事実ですかね。

      都市部のお店が好き勝手やるせいで業界全体が「パチ屋は法規を無視する」という印象を持たれているとも言えますから、私としては、告知に関してはより一層厳しい規制を敷いても良いと考えています。

  2. 現在やっているイベントは
    ライターイベント
    ポイント交換イベント
    火曜日は北斗の看板が出る日
    金曜日はゴッドの看板が出る日とかですかね。
    これはセーフなんでしょうか?設定告知はしていませんが、、、

    • ishiken1018 さん

      定番にしてしまうとNG視されやすいようですね。
      毎月●日はこれをやっている、的に。

      また、連想しやすいものもNG視されやすいですね。

      金曜、金色、牙狼
      7日、北斗7星、北斗
      水曜、海

      みたいな。
      ここらへんは、立ち入った警察の方の見解次第でしょうね。

      知人のお店などは、景品カウンターにカレンダーを貼っていて「大安」と書いている事についてダメ出しされたそうです。

  3. たまにゲームセンターのスロコーナーに行くと
    「設定6多数」「全台高設定」
    といった文言があってちょっと羨ましくなります。

    中身の伴った告知もできないこんな世の中じゃ・・・・・

  4. 愛知県一宮市、プレイランド第一平和がブログなどで毎月〇日が旧イベント日。〇〇に設定6を投入。これは、問題にならないの?

    パチンコ店長のクロロです。

    先日、ブログに書いた「プレイランド第一平和」の記事は読んでいただけましたかね?

    あまりにも激アツ過ぎる正夢になりそうなんで、ホールは名古屋にあるけど、大阪くらいからでも軍団引き連れて遠征しても良いレベルだと思ってます。

    プレイランド第一平和の記事
    http://nce.y-ml.com/_cs?m=curoro&c=440&u=3123

    当日の営業に関して
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    ■マイジャグ3に1/3で56投入
    ■6台以上の機種に必ず6投入
    ■3台以上の機種にオール456機種3箇所以上設置!

    以上の3点を頭に叩き込んで当日は高設定を掴んでいただければと。

    • 憲兵さん さん

      規制を念頭に置いて良いか悪いかと聞かれれば100%ダメですが、私のスタンスとしては打ち手の皆さんの楽しみは奪いたくないです。
      こういったネタを提供して下さるメールなども結構ありますが、基本的には記事で公開する事は無く、公開しても店舗情報は伏せていますね。

      余談ですが、クロロさんが何かアクションをすると、すぐに私のブログにもこういったご連絡や苦情が来ます・・・何故なんでしょうね。

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