規則改正による遊技機の処遇について-大手メーカー/販社/ホールの今後の振る舞いに注目

今回は、規則改正による遊技機の処遇について、進捗状況をお知らせします。

 

動き、あり

2017年(平成29年)9月19日に、業界6団体が警察庁に招致されました。

 

業界6団体とは、

  • 全日遊連
  • 日工組
  • 日電協
  • 全商協
  • 回胴遊商
  • 日遊協

 

これらの総称です。

 

業界事情に詳しくない方は、

  • 全日遊連=ホールの組合組織
  • 日工組=主にパチンコメーカーの組合組織
  • 日電協=主にスロットメーカーの組合組織
  • 回胴遊商=販社の組合組織(中古機流通にも関与)
  • 全商協=販社の組合組織(中古機流通にも関与)
  • 日遊協=上記、業界に関わる各所の横断的な組織

 

ざっくりと、こんな感じで認識して頂ければ構いません。

 

その会合の場で、2018年(平成30年)2月1日の施行が決まっている規則改正に伴って、現在全国の店舗に設置されている遊技機(検定機、認定機、みなし機)がどのように扱われるのかについての動きがありましたので、簡単にではありますが紹介させて頂きます。

 

今回、直接的に言及があったのは、検定機認定機についてです。

 

どのような内容であったかについては、まずはこちらの画像資料をご覧下さい。

 

警察庁からの通達内容

<通知書面>

規則改正に伴う遊技機の取り扱い

 

ホール側には全日遊連発出のこの通知、そして販社やメーカー等には、それぞれの組合組織から同じ日に同様の通知が発出されていると思います。

 

資料をご覧の通り、認定機の有効期間については、規則改正施行日から向こう3年間という事で、2021年(平成33年)1月末日までに確定した事がお分かり頂けるかと思います。

 

みなし機とは何ぞや?

このブログでは再三にわたって説明させて頂きましたが、もしも検定だの認定だの、何の事やらさっぱり・・・

 

という方がいらっしゃれば、凄く簡単に自動車の事で例えれば、検定機は有効期限3年の初回車検を取得したものであり、認定機はその3年が満了してから再び検査を受けて更に3年間の使用が有効とされたもので、これら都合丸6年を経過すると改めて検査を受けなくてもこれまでの検査が有効と見做す=みなし機 という不思議な区分になると、ざっくりと把握して頂いても構いません。

 

実質的に、みなし機でもずっと使い続けていられそうだから、別に何の問題もないのでは?

 

そうお思いの方も多いかと思いますが、パチ屋の営業は許認可ですから、一旦撤去したらもう再設置する事が出来なかったり、壊れたら部品交換不能だったり、今回の規則改正のように取り締まり行政絡みの動きがあった際には「この際に、現在設置中のものは、撤去されるべき」という話が必ず付きまとうという点で、色々と面倒であると言えます。

 

つまり、常識的に考えれば、法規上の解釈では違法機であり、いつ何時「これまでは目を瞑ってきたけど、今後は使っちゃダメ」とされれば、監督官庁の意向に従わざるを得ない遊技機という事になります。

 

全国の検定機、認定機、みなし機の設置状況は?

では、いま現在、全国にどれだけの検定機、認定機、みなし機が設置中なのか?

 

これについては、8月中に全日遊連が各ホールからの申告を取りまとめたところで、そのアナウンスが待たれている段階なので詳細は不明です。

 

私見では、業界団体の諸会合が一通り落ち着く10月上旬には、何らかの形で通知されるものと推察します。

 

全日遊連では、この取りまとめたデータを「遊技機設置状況調査」の結果という形で、8月31日に警察庁に提出しています。

 

その際、特にみなし機の処遇について、中小ホールの入れ替え費用負担がどの程度の期間にどれだけ発生するかに関わって来る重要事項として、規則改正後のある程度の期間を設置猶予期間としてくれるように陳情しています。

 

ちなみに、直近でのデータでは↓

 

<全国の遊技機設置状況>

パチンコ=2,532,140台

スロット=1,552,877台

その他 =103台

 

[対前月比]

パチンコ=4,745台の減少

スロット=1,397台の増加

 

参照:2017年8月25日 全日遊連発表

2017年7月末日時点の組合加盟店舗数並びに遊技機設置台数 より

 

こんな感じの全体データになっていますので、その内の何台(%)が検定機で、その他認定機は、みなし機は・・・といった具合に詳細なアナウンスおよび今後のみなし機の処遇についての警察庁の判断が待たれるところです。

 

いずれにしても、みなし機に関しては「できるだけ長い猶予期間が認められればラッキー」くらいの認識に留めておく事が肝要であり、思いのほか短い期間になったとしても業界側としては粛々と入替を推進するしかありません。

 

そして、それには、現在オーイズミの廉価販売なり山佐のレンタルプランなりといった形を見本として、みなし機を数多く抱えている中小ホールをメーカー側がフォローする取り組みも重要になって来ます。

 

大手はどう動く?

こういった業界の一大事において、大手企業がどのように振る舞うのかには注視すべきと言えます。

 

これはホール側も同じ事が言えます。

 

新台の大量導入&遊技機の寿命が短くなるような運用、等価交換/無制限営業の推進、エリアごとの組合規約の無視(輪番休業、最大設置台数、チンドン屋やのぼり旗使用などの広告宣伝上の取り決め など)といった事で、事実上大手メーカーと共に「業界の発展を推進」して来た大手ホール企業の振る舞いにも、私は注目しています。

 

両者が推進した業界の発展は、結果的にはですが今目の前にあるような悲惨な状況を現出させる事に行き着いた訳で、今回話題にしているように、今度は何かを縮小しなければならない取り組みや、入れ替えによってその姿を改めなければならない取り組み等にも、率先して取り組んでみせるべきと考えます。

 

例えば、警察庁から、射幸性が高いスペック機が多く残存している、設置比率減の目標設定に見直しが必要では、などと疑問を呈される状況を見て、設置台数が多い大手ホールが率先して撤去してみせて50%だ30%だなどと言わずより早いペースで入替を推進すれば頼もしかったと言えます。

 

しかし、実際にはそうではなく、業界のリーディングカンパニーを自任する大手ホール企業は、私としてはこういった局面において業界をリードなどはしていないと思っています。

 

私見では、

  • パチンコスロットを「遊技」や「文化」として存続させよう
  • 「大衆娯楽」の姿に戻そう
  • あらゆる規模のホールがそれぞれのスタイルで営業し、ファンの幅広いニーズに応えられるような、多様性を持った業界にしよう

 

こういった立派な事を標榜する大手メーカー/販社/ホール企業ほど、それとは真逆の事、我田引水的な利益追求営業に終始しているように思います。

 

今回の話題は、単なる遊技機の取り扱いについてですが、買ったり売ったりが絡む事ですから、打ち手側にも当然その影響が及びます。

 

業界が今後どうなるかの大事なところで、特に大手とされるメーカー/ホール/販社がどのように振舞うのか?

 

読者の皆さんにおかれましては、しっかりと査定して頂きたいと思います。

 

 

今回は、これくらいにしておこうかと思います。

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[記事公開]

2017年9月23日

コメント
    • 初コメお邪魔します

      じゃん球ですかね?
      組合非加盟の店とか、PW未登録の店とか…
      観光地とか温泉街など、とんでもないみなし機が残っているのかも知れません

      • 鈴木 さん&み~くん さん
        お!まさにじゃん球などですね。
        ちなみに、2010年くらいまでは全国十数台とかのごく少数ですがリリースがありました。
        サミーの「手打ち雀球伝道録カイジ」とか。

  1. 近隣の店の事などどうでもいい、むしろ潰れてくれた方がというようなやり方でのし上がってきたのが
    最大手なのに業界全体の事とか考えもしないでしょう、それを望んだのも一般客なのでどうしようも
    無いですね、自分は家で出来るネットギャンブルをする時間が長くなってきました。
    パチ屋に行って誰とも会話せずに済む時間が好きだったのですがね。

    • 山田太郎 さん
      たしかに、常連客のおっちゃんの中に「一人になりに来る」という表現をする方が居ますね。

  2. とは言え小マルハン、小ガイアとも言えるようなチェーンも結構ありますから、どこまで大手だけを責められるか・・・利己的なのは皆一緒、そして利己的で面の皮が厚い奴ほど大きくなるのも世の常。地域のために(笑)と言いつつ立地的に考えろや、と言いたくなるホールチェーンもだいぶありますしね・・・。

    例えばやり過ぎてる大手ホールにドンドン摘発やらを行えば、冷や汗をかいて大人しくなるかもしれませんが、あまりやりませんね。大手だと弁護士軍団も強そうだし。

    • そういやダイナムも建前と本音の乖離、という点では中々激しいですね。特にダイナム本体でなくダイナム系列。やはり外様故にノルマがキツキツなのか・・・カワイソ(´・ω・)

      • ゴンザレス さん
        業界トップカンパニーなんだから、警察庁はどんどん立ち入って、厳しいチェック目線に耐え得る営業の仕方をしているのか範を示してもらいたいものですね。

  3. 業界側が駆け込み認定の増加で処理しきれない事態の発生を見込んで25日27日に集まって認定する機種や台数の限定なんかをするのでは無いかと見込まれてるらしいですね。
    大手組は利益追求により弱小を食い潰してきたからこその今で有りリーダーシップを発揮して業界を変える取り組みなんて事しないのはその通りでしょうね。絶対に無いと言えますw
    トップは他者から奪ってナンボてなもんで。
    漫画カイジに出てくる公平で有る必要は無いが公平には見せなければ云々てな言葉が有ったかと思いますがせめてその程度でもトップが動けば多少良い目で見る方も増えるかと思いますが残念ですね。

    • tak さん
      業界人が10,000人居たら10,000人がマルハンの事を嫌いな訳ですが、記事でもお話ししたように彼らは牧歌的な遊技時代の破壊者ですからね。
      私は若い頃、組合会合の場で相当やり合っていて、何度マルハンの出席者を殴ろうと思ったか分かりません。
      その時「まあまあ、どうせ下らない業界なんだから」とたしなめていたのが、別の大手ホール企業の方で、今でもこのブログへの情報提供者として関係を保っている、といった感じです。

  4. >>こういった立派な事を標榜する大手メーカー/販社/ホール企業ほど、それとは真逆の事、我田引水的な利益追求営業に終始しているように思います。

    あぁ、もうこの言葉が全てですよね。。
    どこぞのトップカンパニーは楽太郎さんの爪の垢煎じて飲ませたいです。

    • てんま さん
      「楽太郎の爪の垢」
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