下らない新台入替の連続はなぜ起こる?物語形式で回答-とあるスロ専の場合

2月に入ると、ディライトから新作スロットのおそ松さんが出て来る訳ですが、これを、ちょっと特殊な条件で運用せざるを得なくなった場合を仮定して、営業シミュレートしてみようかと思います。

 

私は、暇な時に、「もしもこういう状況で店舗管理せざるを得なくなったら、どうするかな?」といった具合に、思考ゲームみたいなノリで色々と考えて遊んでいます。

 

そして、これについてお話しする事は、結果的には、先週お問い合わせ頂いていた さぶ さん、MM さんからのご質問にお応えする事にもなるかと思います。

 

さぶ さんからのご質問(抜粋)

何度も何度も同じような入替ミスを繰り返すのはなぜでしょう。

 

しかも、まわりの店も同じような状況に見え、全店そろって同じ機種をたくさん買ってそれで失敗して、というのを毎度見せられてそのしわ寄せがユーザーの懐を直撃している状況にうんざりしております。

 

この負のスパイラルをどこかで断ち切らなければ、パチンコに続きスロットにも見切りをつけるユーザーは増えてくるように思います。

 

ユーザー目線では北斗修羅の国、まどマギ2、バジ3、モンハン、エウレカAO、これらは導入前情報の時点で絶対にヒットは無いと断言できる造りでした。

 

しかし、ホールはそれを堂々とやってしまう。

 

このへんの事情について、理由なりご意見を頂ければと思います。

 

MM さんからのご質問内容(抜粋)

ひとつお聞きしたいのですがパチンコホールが機械を購入する、しないの基準はどのように決めているのでしょうか。

 

最近ではパチスロ北斗の修羅がどこのホールにも大量に導入されましたがすぐにお客が飛んで悲惨な状況になっております。

 

昨今のパチスロの結果やスペック的な情報を見ればこうなることはわかりそうなものですがなぜ大量に導入してしまうのでしょうか。

 

また逆に麻雀格闘倶楽部などあまり見かけませんが、導入ホールではお客さんがついている台も見受けます。

 

機械の買う、買わないの基準を教えていただけますでしょうか。 よろしくお願いいたします。

_______

お二人からのご質問は、こんな感じの内容でした。

 

それでは、ご質問にお応えしつつ、今回営業シミュレートしてみる仮想店舗のご紹介からです。

 

お店の状況

[店舗情報]

  • 地方都市駅前の弱小スロット専門店(県内に2店舗経営)
  • 2フロア(1F50台、2F50台、全て20円/25Φスロット)
  • 6枚交換

 

近隣にマルハンあり。

 

このマルハンの調整数値やスロットコーナーの期待値は”下の上”といった水準の運営ではあるが、広告宣伝規制を派手に無視して特定の営業日/機種/コーナーを煽り、ライトな客層を中心に基本稼動は妙に高めなので近隣店は皆迷惑している。

 

営業状況

1Fはジャグラー系を50台設置していて適当な営業数字は作れている。

(アイムEX、マイジャグⅡ&Ⅲ、ゴージャグKK、ファンキー、ニューアイムEX-KT)

 

ここには力を入れていて、ジャグラー専用の島設備一式あり(ジャグナビなど)。

 

入替面でも、余程パフォーマンスが悪いジャグラーがあれば、それを新作が出て来たタイミングで交換する程度で、一旦コーナーのコンセプトなり運営手法が定まれば、あとはほぼルーティーン化できるという点でもメリットが大きい。

 

最近では、稼動水準が低かったみんなのジャグラーを、ファンキーに替えたくらいか。

 

まあ、総合的に見て、お店の営業の基盤は1Fにあると言って良い状況である。

 

しかし、2Fの状況に目を遣ると、こちらは大きな課題を抱えている。

 

2015年くらいまでであれば、階段を上がって来て最初に目に入る一角には新台を10台並べて(2機種5台ずつの場合もあり)相応の稼動と営業数字を作れていたが、デビルサバイバーあたりから上手く機能しなくなり、北斗強敵を10台並べて以降はどの機種も短命で定番機種を作れていない。

 

北斗強敵に関しては、良くは無いながらも約3カ月間にわたってはパフォーマンスを維持したのに対して、最近ここに10台並べて置いたまどかマギカ2、北斗修羅、バジリスク3は、およそ1カ月しか新台らしいパフォーマンスにならなかった。

 

現状でも、シェイク3台、モンハン狂竜3台、エウレカ4台でこの新台コーナーを構成しているが、稼動水準はすでに12,000枚水準であり、いかに6枚交換と言えど、まともな設定を使う余裕はない。

 

2Fの奥の方に進んでいくと、一発勝負コーナー(ゴッド凱旋、ハーデス、ビンゴ)や旧基準スペックコーナー(北斗転生、サラ番長、モンハン月下、化物語、まどかマギカ、バジリスク絆、バジリスクⅡ、ラブ嬢、鉄拳3rd.、戦国乙女西国参戦編、など、それぞれ2~4台ずつで構成)が陣取っているが、この一角はそれなりに機能している。

 

本音を言えば、こういった、特に旧基準AT機の台数を増やして行けば、もう少しまともな営業ができるようにも思うのだが、「新基準に該当しないスロット機の、段階的な撤去」の目標数値を意識しながらの入替プランを練る必要があるので、これ以上は増やせないのが辛いところである。

 

更に2Fの奥に行くと、バラエティーコーナーがあるが、ここは幸い萌え系なりアクロス系のAタイプなり、それなりの機種構成で趣味打ち客を常連化する事が出来ているので、まあ、ここも悪くはない。

 

しかし、肝心の粗利面に関しては、近隣の5.6枚交換店と差別化を図るため、適当に良設定を使いながら稼動を維持するプランで運営している都合上、AT&ART機の台粗利は3,600円前後、A&RT機の台粗利は2,300円前後で我慢している状況である。

 

特に、Aタイプ機に関しては、稼動水準を見るに一定の需要はあるのはわかるが、会社が要求する粗利水準は旧基準AT機が全盛だった当時とそれほど変わってはいないため、このノルマをクリアするためには、これ以上の増台は無理があると判断している。

 

という訳で、目下の悩みとしては、1Fジャグラーフロアから階段で上がって来てすぐの、本来はしっかりと売り上げて稼動してもらわないと困る10台の一角の稼動である。

 

これまでの経緯

無いものねだりだが、買える時にバジリスク絆を10台(甲賀パネル5、伊賀パネル5)にしてここに並べておくべきだったが、それは当時企画会議の席上で営業部長から「ねーな!」と一蹴されて頓挫してしまった。

 

また、更に前、沖ドキが出て来た時に「裏モノ感があって、これは根強い人気機種になる」と直感したものの、一緒に機械を見に行った部長の口から出て来たのは「ねーな!」という一言であり、1台も導入しなかったという経緯がある。

 

・・・どちらも、その場で部長をブン殴って失神させてでも、通すべき導入プランだったと猛烈に後悔している。

 

大体、週に1~2度しか現場に顔を出さないような人が、機種選定するのには無理がある。

 

部長は部長で、その都度有力そうな機種が出て来た時に、すんなり買えるようにメーカーとの付き合いを維持しようとしているのかも知れないが、そのために抱き合わせ的に売り付けられたク●台を現場に送り込まれる方の身にもなって頂きたいものだ。

 

4号機時代のように、払い出し性能が高い機種がスロットシーンを席巻していたような時代なら、ある程度話題性がある機種をタイミング良く導入すれば、それこそ10台以上の多台数であっても十分に機能した。

 

しかし、現行スペックは払い出し性能が抑制され、こういった状況でファンから一定期間にわたり支持され、且つ営業現場でまともな設定を使用しての運用が可能な機種の導入判断を、現場感がない役職者が主体となって管理するというのでは、なかなか上手くは機能しない場面が多くなって来ている。

 

そんな中でも、まれにニッチな機種というか、多台数は無理だが一定の需要を満たすような機種、最近では百花繚乱サムライガールズや麻雀格闘倶楽部2などといった機種もあるにはあるが、肝心の遊技機選定者の琴線に触れなければ、限られた入替予算内での導入対象には挙がって来ないのが残念なところである。

 

まあ、自分自身が見知っているくらい名の通ったコンテンツ機で、話題の新作登場などと営業されれば、ウチの部長は高い確率で買ってしまう。

 

「同じエリアの他店が、必ず入れて来るようなタイトル機で、ウチにだけ無いとなると営業上マイナスである」という考え方を改める事が出来ないからというのも、イタいところである。

 

そうこうしている内にも、近所のマルハンは、

「トップカンパニーだからできる事がある」

「いくぜ、マルハン」

「キタッ!キタッ!キターーー!」

「オリジナルキャラクター、ベンテン、ロクジュ登場」

「アドリブ店長コラボ企画発動」

「お客様との”絆”を大切にしたい」

「前人未到 今宵もあなたを照らします。本日の設置機種のご案内ですが、沖ドキを照らして行こうかと思います」

「北斗、動く!」

 

などといった風に、監督官庁および業界団体を完全に舐め腐ったイベント煽りで派手に集客活動をしていて、どうにも太刀打ちするのは困難な状況である。

 

・・・こうした状況で、またもや、部長が邪魔をしてくれた。

 

部長、やらかす

ある日の夕方、幾分テンション高めで事務所に入ってきた部長。

 

そこは一応上司なので、それなりのお出迎えをする。

 

お茶をすすりながら、その口から発せられた言葉に、椅子から転げ落ちそうになるほどの衝撃を受ける。

 

「ディライトのおそ松さんあるだろ?あれ、10台買っといたからな」

 

「俺なんかは、ガキの頃にドンピシャで慣れ親しんだコンテンツだからな。その現代版とくれば、これは買いだろ」

 

「若い子にも、人気が有るらしいじゃないか」

 

・・・これは、ヤバい事になった。

 

やはり、業界が元気だった頃に現場を切り盛りしていた人は、考え方が違う。

 

これは別に部長が悪い訳ではないが、業界が置かれている状況がまるで異なる訳だから、旧時代の成功体験やセオリーは最早通用しないのに。。。

 

さて、スロ松の件、これはコンテンツとしての人気はあるのかも知れないが、あくまでもこっちはスロ専である。

 

コンテンツがどうのというよりは、打ち手が評価ポイントにするのは

  • 演出バランス
  • 払い出し性能
  • 良設定の有無

 

こういった要素である。

 

どこまで行っても、悲しいかなそこはAタイプ。

 

売上を期待したいコーナーに、ズラリと10台並べて、果たしてしっかりと機能するものか?

また、最近は打ち手の目も厳しくなって来ている。

 

同機の確率構成的に、設定1の放置ではほぼ確実に「ベタピン営業店」の烙印を押されて早期に売上/稼動不足に陥り、結果、粗利不足にもなるだろう。

 

部長は、スペック分析というものができないのか・・・

 

また、そんなに安い機種ではないんだぞ。

 

「まだ機械代分も作れていないのか!」

 

一方的に怒鳴られる方の身にもなって欲しいものだが。。。

 

しかし、決まってしまったものは仕方ない。

 

ここはひとつ、どんな手を使ってでも上手く運用せねば・・・

 

まずは、機種情報、スペック面の確認をしておくか。

おそ松さん

長男の おそ松は、パチンコ好きである!

 

機種情報

[導入開始]

2月6日

全国2,000~3,000台

 

[価格]

定価438,000円

・導入値引きが1台あたり2万円

・2台以上購入の際、多台数導入値引きとして1台あたり3万円

 

[スペック]

36~39G/50枚

BIG:純増最大403枚

REG:純増最大100枚

設定 BIG REG 合成 出率
1 1/368 1/436 1/199 98.8
2 1/364 1/417 1/194 99.8
3 1/360 1/397 1/188 101.5
4 1/356 1/370 1/181 103.0
5 1/348 1/350 1/174 104.5
6 1/327 1/327 1/163 107.5

 

営業企画

さて、生半可な事をやっていたのでは、まともに稼動すること無く減台、撤去の流れは見えている。

 

小規模店舗且つ6枚交換を上手く活かした運用で、「スロ松打つなら、あの店だよな」と認知されるくらいの機種/コーナーに育成しなければ、少なくとも4月までの営業数字は凹むだろう。

 

良く売り上げて、仮に機種寿命が短期であっても、当座で抜けて当月の営業数字に貢献して経営者から喜んでもらえる機種をこの10台コーナーに設置するのが今までのプランだったが、今回は売り上げる力が弱いAタイプ機が来てしまったか・・・

 

しかし、新台を10台規模買い続けるのは、このコーナーがずっとそういう使われ方をして来たコーナーだから、という事情もあるんじゃないか?

 

どこかのタイミングで、ここに配置するのは新台でなければダメという流れを断ち切れば、話題の新作だからと飛びついて、結果的に外れクジを引いてしまうという負の流れを止める事にも繋がるのかも知れない。

 

小規模店舗には、小規模店舗なりの戦い方というものがあるはず。

 

マルハンをはじめとするビッグネームと、同じ機種、同じような入替プランで、太刀打ちが出来るかと言えば、当座は何とかなってもパワーゲームで体力を奪われていくのは必定。

 

もう、今回のスロ松が片付いたら、ここに配置するのは新台に拘らなくても良いだろう。

 

部長とはこれまで腹を割って話した事はなかったが、店舗の存続のため、遊技機選定にもっと絡ませてもらえるようにしよう。

 

スロ専の店長は、上層部からはただの現場の労務管理者くらいの認識しか持たれていない場面も多く、営業面に関してもベタピン放置でやっているなら誰がやっても同じくらいの考えを持たれているのかも知れない。

 

でも、実際には会社と打ち手、利益と稼動のバランスを取りながら、日々設定を上げ下げしながら営業しているのだから。

 

まずは、今回のスロ松の運用を是が非でも成功させて、社内での発言力を上げなければ。

 

スロ松、どう使う?

まず、告知/装飾面だが、これは広告宣伝規制上、明らかに違反する事だけは避けなければならない。

 

しかし、連日全台にまともな設定を使って、打ち手の体感値を良くして勝手に集客できる段階まで我慢するという余裕までは無い。

 

では、どうするか?

 

そこで、今回企画したのは、この2つのプランの併用だ。

①BIG1回交換制、或いは定量制ならぬ定時制

②6つ子札の活用

 

①BIG1回交換制、或いは定量制ならぬ定時制

6枚交換の強みである、高設定を使用できるんだという事を前面に出して営業し、それを1人でも多くの打ち手に体感してもらう事を第一の狙いとする。

 

配置的には、案内物などでも他の9台と区別したり計数時に対応しやすいように、階段から上がって来てすぐの角台を設定6確定台とする。

 

この台には、常にトド松札を挿しておく。

この事は、後で説明する6つ子札の活用と併用する事で、第二の理由「オール設定の示唆」のための要素となる。

 

このトド松台は、BIG終了と共に計数させて頂く。

よって、REGなら何回連続で引いても、持ちメダル遊技可である。

 

こうする事で、遊技客が強制的に入れ替わって売り上げが進み、場合によっては設定6であっても交換ギャップと相まって大した粗利マイナスにはならず、且つより多くの方から最高設定で遊んでもらう事ができる。

 

スロット生活者層には物足りないかも知れないが、お客はそういった層だけでは無いので、彼らには少し我慢してもらう。

 

また、同じような意図で、定量制ならぬ定時制を試してみるのも良いかも知れない。

 

つまり、時間を区切って回してもらい、規定の時間が経過したら計数して頂くというスタイルである。

 

仮に、30分区切りとした場合、該当台の上に大き目の時計を用意して、時間をカウントする。

 

装飾としては「30分間の挑戦中!」みたいなもので良いだろう。

 

時間や予算を決めて最高設定で遊ぶ訳だから、会社員層にはウケが良いかも知れず、また見方によっては際限なく打ち込んだり長時間ホールで過ごしてしまう事で起こる「のめり込み」抑制の一助にもなるかも知れない。

 

いずれにしても、マルハンをはじめ、近隣の他店ではやっておらず、スタッフ手間も掛かる事から、今後もあまり出て来ない営業スタイルとして認知が進めばラッキーである。

 

ファン人口が減っている現状では、スタッフ手間=お客さん方との貴重な接点として、前向きに捉える事もまた必要だろう。

 

ここらへんは、店長である自分が、その対応の重要性を、全スタッフに説いて行かなければならない。

 

②6つ子札の活用

今回の、おそ松さんとして成長した6つ子には、かなりのキャラクター設定がある。

 

これを活かさない手はないだろう。

 

<キャラクターと段階設定

・六男トド松=設定6

松野家の末っ子。かわいさを利用するあざとい奴。急にドライな一面も。愛称はトッティ。

 

・五男十四松=設定5

松野家の五男。異常に明るく、異常にバカ。なんかよくわからない。

 

・四男一松=設定4

松野家の四男。マイペースでぼそぼそと喋るアブナイ奴。ネコが友達。

 

・三男チョロ松=設定3

松野家の三男。6つ子の中では唯一の常識人?女の子が絡むとおそろしくポンコツ化。

 

・次男カラ松=設定2

松野家の次男。太いまゆが特徴。常に自分の世界に浸り、カッコつけているぜ。

 

・長男おそ松=設定1

松野家の長男。小学校6年生のメンタルのまま成長してしまった奇跡のバカ。パチンコと競馬が生きがい。

※キャラクター設定は、おそ松さん公式サイトより引用

 

島上装飾POPは、1Fから階段で上がって来た時に、まず目に飛び込んでくるような大判で賑やかなデザインにし、キャラクターを散りばめて「全員集合!」と記載する。

 

その意味するところは、もちろん、毎日オール設定で運用しているというPRである。

 

①で考えたように、階段から上がって来たところの角台はBIG1回交換、或いは定時制での設定6確定台な訳だから、他の台をざっと設定配分すると、まあ、こんな感じだろう。

 

<設定配分イメージ>

6 2 3 1 1 1 4 5 6 1

↑階段↑

 

営業イメージとしては、BIG1回交換或いは定時制の対象である角台の設定6確定台にはトド松札を常に使用する。

 

これによって、トド松=設定6という事を周知のものにする。

 

他の台には、段階設定示唆とは無関係な他のキャラクター札を作って、賑やかし&設定示唆のカモフラージュ用として適当に挿しておく。

(デカパン、トト子、イヤミ、チビ太、ダヨーン、ハタ坊、おとうさん、おかあさん、など)

 

営業時間中に堂々と札の挿し替えなどで設定発表的な試みをするにはリスクが高すぎるので、それはやめておく。

 

しかし、当日打った台が設定いくつだったのか知りたいと言う欲求に応える事で、次回遊技への動機付けともなるので、何らかの形で札挿しし、事実上の設定発表を行えれば面白い。

 

そこで、閉店前準備を利用する。

 

閉店1時間前くらいから、明日の営業用に店内外のPOP類を更新する場合があるが、その際にスロ松コーナーだけは6つ子札を持参して所定の場所に挿していく。

 

これによって、スロット生活者層など、現場に居て設定を知りたいという客層に発表する事ができる。

 

夜21~22時の時間帯に取り締まり行政或いは組合の健全化絡みのチェックが入る可能性は極めて低いが、仮に入った場合であっても、6つ子札はどれも同じ顔に見えるため、段階設定を示唆しているようには見えない。

※顔だけのデザイン札にしておけば、眉毛や目の具合くらいしか、判別要素は無い

 

・・・さあ、色々と大変だったが、どうにかこうにか企画は出来上がった!

 

これで1カ月営業してみて、お客さん側の反応を見つつ営業数字が成り立つか判断して行こうと思う。

 

1カ月後・・・

小規模スロ専ながらも、独自性があるスロ松運用でエリア内で一定の支持を得る事に成功。

 

Aタイプならではの、売上不足から来るショボ設定オンリー営業にはならずに済み、スロットの醍醐味である最高設定を使用しながらの営業ができ、交換ギャップや実質的な設定発表も手伝って、まともな営業数字を叩き出す事に成功した。

 

これで、社内的な発言力も増し、現場主導での機種選定ができて部長との関係性にも変化が出るだろう。

 

 

・・・と思われた矢先。。。

 

警察庁本庁の方が、所轄の生活安全課担当者を伴って来店。

 

マズい、マルハンにチクられたか!?

本当に、どうしようもない連中だ!

 

本庁

「挿し札で段階設定示唆してるってか、かなり悪質だな」

「オイ、さっさと書面作れよ!」

 

所轄

「は、ハイッ!」

 

黒バッグからファイルを取り出し、何かの書面を作成。

 

本庁

「おたくが店長か?これ、駄目だからな、オイ!渡せ!」

 

所轄

「ハイッ!」

 

・・・呼び出し状

 

部長から無理矢理あてがわれたスロ松10台を、どうにかこうにか活用して今後に繋げようと頑張ったが、経営者が所轄に呼び出されるという結末を迎えてしまった。。。

 

今回は注意で済み、店長降格は免れたものの(このご時世、後釜になる次世代が居ない)、これまで以上に部長の尻に敷かれる日々が到来。

 

その後は楽シーサー、新作番長、ゴッドポセイドンなどを10台規模で導入し続け、営業数字は低迷。

 

経営者

「もう、この業界に旨味は無いな・・・ヨシ、2カ月後に閉店しよう!」

 

ご聖断が下り、店仕舞いとなってしまった。。。

 

THE END

 

 

「長い記事だったが、それなりに楽しめたぜ!御苦労であった!」「今後も、創作ストーリーと実際の営業シミュレートが合わさった記事があれば、是非読んでみたい」という方は、そっと押して下さい。

※11,200字あったのを、最終的に8,600字にまとめました・・・
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コメント
  1. 結論、2TOPの座は安泰
    まどかマギカ2と北斗修羅には各々しっかりとした強みがあり、他機種にはそれに対抗しうるだけの材料が乏しく、更に言えば現行のバジリスク絆やゴッド/ハーデス、或いは北斗転生といった旧基準AT機への飽きなども手伝って、2016年末にかけてこれら両機種は相応の指示を得てお店側にとってはしっかりと稼動貢献するものと見通します。

    とかいう評価をくだしていた店長がいる訳ですよ
    今この記事書いているのただの結果論で選定者は動くと
    思っていれていただけだと思います。
    この質問をした人は楽太郎さんに対して非常に失礼だと思いますw

    • むじんくん さん

      まどマギ2と北斗修羅は5台くらいずつまでが限度の機種でしたね。
      私のお店では適当に設定を使って延命できているので、まあ思い切った台数じゃなくて良かったですが。。。

      絆、ゴッド、北斗転生などは、設定に期待するというよりは払い出し性能自体に魅力を感じて打つ客層が根強く、存在感を維持している格好に見えます。

      実際、私のお店でも、上記3機種は低設定メインの運用ですが、稼動も売上も粗利も良いです。

      データ上ではお客さん側が大きく負けているのに、稼動は良いという現実。
      (バジ3や北斗修羅などの方が良設定で、薄利です)

      やはり、結果的に負けても、どうせ打つなら期待させてくれるスペックの方を支持するという打ち手が多いように見えます。

      ちょっと思ったのですが、過去の見通し系の記事の当りハズレを査定してみるのも面白そうですね。
      これは概ね当たった、これは状況が変わった、とか。

  2. 今回は特に、読みごたえありました。お疲れ様です。私もクリックして応援しました(いつもですが)。近所の●ハンはやはりいまだにクソイベント連発していますよ。客としては●ハンには近づかないのが一番です。

    • ジャグキチ さん

      さすがにマルハンも基本稼動が落ちて来ているお店が増えているようですが、それでも一定の支持層が居ますので不思議です。

      いつも皆さんが応援して下さるので、モチベーション高くブログ運営できています。
      ありがとうございますm(_)m

  3. 長文お疲れ様です_(._.)_
    創作とは言いながらも、「マルハン」のくだりは心の叫びが漏れ出していますよね(;^_^A。

    ちなみに「六つ子札」、打ち手としては非常に混乱しそうなので勘弁してほしいですね(笑)。

    • テツ さん

      どうでも良い話ですが、原作中でイヤミが、「6つ子は、6人揃っていなけりゃロクデナシ」と話すくだりがあるのですが、それを見た時になんてセンスが良いセリフなんだと舌を巻いた記憶があります。

  4. マルハンは店によりますが、出すときはしっかり出すので嫌いにはなれないです。
    同業他社への攻撃手段はムカつきますが、言い換えれば経営戦略の一環な訳で。
    どの業界でも、大企業には正攻法では勝てないですから。

    私の近所もマルハンがありますが、周りのライバル店はネームバリューと出玉争いに負けてしまい、その地域全体がボッタ調整になってしまいました。
    結局、ライバル店はマルハンと「なあなあの関係」になってしまい、マルハンのお零れをもらうだけの粗利重視、低稼働店と化しました。
    ユーザーにとっては、こういった展開が最悪です。

    マルハンのある地域のチェーン店は予算をシフトして、継続して戦ってほしいです。
    戦えなくなった場合は、早期に撤退し、違う法人に居抜いてもらいたいものです。

    • 飛鳥 さん

      パチ屋のエリア事情あるある ですかね。。。

      特に釘調整に関してですが、強めのお店(地域1~3番手)の水準に揃ってしまう場面がありますよね。

      その水準が、ボーダーマイナス8回転くらいだと、もうその界隈の打ち手は不幸です。
      都市部の駅前なんかは、特にそうなりやすいと言って良いかと思っております。

      一見客も多いので、フラリと打ちに来る客層からは例外なく抜いてやれ、と。

      むしろ郊外店の方が、地域民との関係性を損ねないように、マイナス調整するにしても下限を守っているようにも見えますがどうでしょうかね。

  5. 初めてコメントさせて頂きます。まあ、自分も元業界人ですが【営業部長】この4文字に嫌悪感を抱きますw
    上が変わればそれなりに業績を上げることも出来る気はしてましたがどこも一緒ですねw
    無能な上司に負けずこれからも頑張って下さい!

    • やま さん

      どの業種でもそうでしょうが、特に技術職の場合、営業部長クラスはプレーヤーとしての実力はズバ抜けている場合がありますね。
      この業界も、そういった方々に物申したり意見を通すためには、理屈ではなく技術と実績で物を言わないと、なかなか通らないというホール企業も多いものと推察します。

      しかし、不幸にも、実績を示そうにも、業況が悪すぎるので・・・

  6. 現場感覚の無い営業部長の多いこと。

    そのくせ講釈は立派だけど、ちょっと時代錯誤じゃないの?
    という人多いですね。

    楽太郎店長は偉く成っても、現場感覚を大切にして下さいね。

    力作お疲れ様でした。

    • 北の養分 さん

      記事を公開するたびに、皆さんがコメントを下さったり労って下さるのでありがたい限りです。

      その中から記事ネタがどんどん出て来るので、不思議な事に、ブログ開設当初よりも持ちネタが増えているという事実。
      匿名ブログではありますが、こういった発信/交流の場を持つというのは、本当に面白いものですね。

  7. マルハン「は」チクる、とよく聞きますがマルハン「を」チクる、ことは無いんですか?正直近隣が(裏で)力を合わせてバンバン通報すれば良いのに、といつも思いますが。

    • ゴンザレス さん

      エリア事情によるでしょうね。

      傾向としては、ある法人のお膝元エリアがあって、そこにマルハンがある場合は、仮にマズい営業手法をマルハンがとっても放置ですね。
      通報の出所が分かり易いので、月1で顔を合わせる組合の場などでうまく行かなくなるので。

      まあ、地方でよくある事情がこれでしょうか。

      一方、半径約1km圏内に20数店舗以上もあって多法人が出店しているエリアの場合、大体はパワーゲームにムカついている小規模店舗が業を煮やしてマルハンの通報を繰り返して、戦場になります。
      そして、実はその小規模店舗も相当派手な事をやっていて、エリアで一斉に取り締まり行政側なり健全化センターのような組織のチェックが入った場合に、その小規模店舗にも改善指導が入る、という感じですかね。

      都市部なんかは、こういった傾向が強いように思います。

  8. 話がリアル過ぎて実話かと思ってしまいました。楽太郎さんご苦労様です

    • 南国王やっち さん

      物語設定を練るのに30分。
      一気に書き上げて1時間。
      修正、誤字脱字チェックなど記事の体裁を整えるのに30分。

      こんな感じでした。

      書き始めたらかなり早い方だとは思うのですが、いつもの記事(約2,500字)の3倍以上の分量があったので、ちょっと疲れました~

  9. 少し外れますが、「バラエティー機種には設定が入らない」風潮を何とか改善して行く方法を提案して頂けないでしょうか。

    ・バラエティーに設定を入れてもリピートに繋がらない

    ・バラエティーは収支度外視で趣味打ちしてくれる人が居るから、抜ける所から抜いておけ

    このような情報が氾濫しているから、収支に敏感な中級者以上の方はバラエティーで打つことを諦めてる人も多いかと思います。

    しかしながら、大型ヒット機種が生まれにくい最近の状況を見るに、益々バラエティーや少数台構成の機種の需要は高まっているように感じます。
    (ただし、これはあくまでも店舗側の都合で、打ち手側からすると、設定を使ってくれるなら大型機種だろうが、バラエティーだろうが関係ない)

    店舗側からすれば、動く可能性が高くない台を複数台抱えるリスクだったり、はたまた、絶対外せない大型機種のトップ導入のためのお付き合いで、渋々購入している場面もあるのだとは思いますが。。。

    ただ、ここで他店との差別化の一種として集客に繋げることはやはり、かなり難しいのでしょうか。

    マイナー機種にも日の目を!

    バラエティーを打つ時もワクワク感を!

    やはりスロットの醍醐味は「高設定かもしれない台を探すこと」だと思います。

    偉そうに済みませんが、一人の長年のスロ好きの心の叫びですm(_ _)m

    • ファウ介 さん

      うーむ、これはちょっと記事にして回答させて頂きましょうかね。

      今回のような、物語形式ではいかがでしょう?

      ただし、現在待機中の記事が他にあり、またメールでのお問い合わせへの回答も4件お待ち頂いているので、たぶん記事公開は来週中になるかと思います。

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