計数チケットを営業時間中に景品交換し忘れ、急いで戻ったが対応してもらえなかった-回答

今回は、景品交換に関するご質問にお応えします。

 

とら さんからのご質問

質問です。

 

レシートを閉店時間を少しでも過ぎると受け付けないのはなぜですか?

 

目に前にレシートを持った客が来ているのに、です。

 

先週地元にあります●●(注:近県で10店舗ほど展開しているホール企業のようです)に行き、閉店まで打っていました。

 

何台か打ち、移動ができない店なので流すたびにレシートができて4枚になりました。

 

3枚までは普通に景品場で交換しましたが、ハネモノを打った時の800枚ほどのレシートだけ財布に入れていたのに気付いて、すぐに店に戻りました。

 

時間は11時前で、この店の閉店時間は一般10時45分 会員10時50分となっています。

 

いつもだと11時前くらいならまだ精算機のところですとかトイレですとか、まだ店の中に客がいます。

 

ですが、その日は運悪く最後まで残った客が少なかったらしく、戻った時にはシャッターが半分閉まっていました。

 

出入り口のところにスタッフがいてゴミ出しをしていたので、駄目元で話しかけて交換できないか聞いてみました。

 

彼は、自分ではわからないので聞いてみるので待ってくれとのことで、インカムで社員を呼んだようですぐにやって来ました。

 

結果は交換不可でした。

 

いつもだと、まだ客が居残っている時もある時間なので、もしかしたら対応してくれるかも思って戻ったと話しましたが、もう閉めてしまったので交換できないと一切折れませんでした。

 

交換し忘れた私も落ち度はあるでしょうが、けっこう来る客で、しかもほんの数分遅れただけなので何とかならないのかという気持ちもあります。

 

こういう時は店は絶対に対応しないものなのでしょうか。

 

対応してはまずい理由がありますか?

 

教えて下さい。

________

ここまでが、とら さんからのご質問です。

 

それでは、回答です。

交換し忘れ

 

 

回答

はじめに

まず、せっかくの計数チケットなのに、景品交換できず残念でした。

 

同業の立場としては、役職の方もルールに則っての対応であり、見方によっては公平な処置と言えるので、どうかご納得頂いてまた近いうちに遊びに行ってあげて頂きたいと思います。

 

なぜ、公平かと言うと、例えば とら さんがその時、何とか景品交換対応してもらえたとします。

 

その30秒後に、景品交換をし忘れた別のお客さんが駆けつけて来て、更にまた1分後に別の方が・・・

 

といった場合、とら さん以降のどこで対応を区切るのか?

 

とら さんは対応可で、たった30秒遅れただけの次の方は不公平感を持つのでは?

 

という話にもなりますので、やはりどこかで明確な線引きが必要になります。

 

おそらく、このお店は、お客さんが出切った際にインカムで「最後のお客さんが退店しました」的な報告を入れて、シャッターを半分閉めて閉店後作業に移行するのだと思います。

 

このインカム報告を受けた時点で、役職者は事務所内で端末操作してホールコンピュータとICユニットサンドのシステムを締めるため、それ以降の景品交換対応は「閉店後」のため例外無く不可、というマニュアルかと推察します。

 

「営業時間」とは?

あまり馴染みが無い事でしょうから、パチ屋の「営業時間」についてお話ししたいと思います。

 

エリア差はあるが、営業時間なんて、9:00~23:00とか、10:00~23:00くらいが一般的だろうとお思いでしょうが、パチ屋における営業時間は、店側が手動で区切るものと言えます。

 

つまり、定時になったら、勝手に営業時間が始まって勝手に終わる、というものではないという事です。

 

具体的にお話しします。

 

パチ屋は、スタッフが出勤し朝礼が終わった後の開店前の30~60分程度の時間で、清掃やら何やら色々と作業を行います。

 

この作業の最中に、例えば遊技台清掃時にハンドルを触って、上皿~発射台に残っていた玉が弾かれてデータが上がってしまう事があります。

 

要は、開店前の段階で、全ての数値が「0」になっていない状態になるという事です。

 

このまま開店時間を迎えて営業開始してしまうと、そのデータは正確なものではなくなってしまいます。

 

では、どうするかと言うと、開店時間前に「データクリア」および「開店操作」というメニューを手動で実施して、あらゆる数値がクリアされた状態で定時開店を迎えます。

 

そして晴れて営業開始になる訳ですが、それでは閉店の時はどんな感じになっているのかと言えば、開店時と同じように手動での「閉店操作」が必要になります。

 

極論を言えば、この「閉店操作」さえ行わなければ、まだお店のデータ管理上は「営業中」という事になります。

 

今回のとら さんの状況に当てはめれば、役職の方がインカムで呼ばれて来て「もう閉めてしまったので交換できない」という言葉には、「閉めて=締めて」という意味も込められていたものと推察します。

 

つまり、1日の営業の締め業務である「閉店操作」が終わってしまったので、交換すると「営業時間外」の対応になってしまう、という事です。

 

時間外対応は不可能か?

では、「開店操作」で始まり「閉店操作」で区切られた1日の営業において、時間外に発生したデータを無理やりその日の営業データとして組み込む事はできないのかについてお話しします。

 

結論から申し上げると、この特例的な操作は、上位のマネジャーや店長権限があれば可能です。

 

なので、今回のご質問のような、都道府県条例が定める営業時間における閉店ギリギリの状況で、その権限を有した管理職が事務所に居れば、場合によっては対応してくれる可能性もゼロではないと言えるかと思います。

 

この特別な操作は、業界内では「強制更新」、「データベース更新」、「強制データベース更新」等と呼ばれ、役職者単独では実行してはいけなかったり、店長以上の許可が無いと操作不可なくらい重要なものと言えます。

 

なぜそこまで重要かと言うと、やろうと思えば、「営業時間中」の出来事として役職者が不正に「出玉」を作って、正規の流れで計数チケットを発券して景品交換するといった事も可能だからです。

 

また、何なら脱税にも使えます。

 

こういった事情もあり、一旦締めた当日の営業データに対して、他のデータを組み込む事は容易には行えないという事です。

 

こうした操作は、ホールコンピュータの操作履歴でしっかりと記録されますので、ホール企業によってはこうした「強制更新」操作を実施した際には、特別な報告書が必要になる場合もあるものと推察します。

 

どんな場面なら強制更新するのか?

ちなみに、経験的には、この特別な操作を実施する場面は、ほとんどは景品カウンタースタッフのPOS操作ミスの時だけです。

 

その日の最後のお客さんが景品カウンターに来て、バーコードリーダー等でチケットを読み込んで、景品交換します。

 

この際、特殊景品(金景品)が無くてタバコやドリンク、お菓子だけだった場合には、それらをバーコードリーダーやタッチパネルで選択して、「終了」ボタンを押し忘れたまま、お客さんに景品を渡して対応が終了してしまう場面があります。

 

お客さん側としてはこれで良いのですが、お店側のデータ処理としては、まだ景品交換処理が完了していないので、このまま「閉店操作」を実行してしまうと、この1件分の景品交換データが不足する事になります。

 

なので、POS対応を「終了」した上で、その1件分のデータを、強制的に当日の営業データに組み入れる、という操作を行います。

 

他にも、どうしてもそうする必要がある場合もあるでしょうが、今回のようなお客さん絡みの時は、明らかに店側の対応に落ち度がある場合に限られると言えます。

 

なので、営業時間内に交換し忘れてしまった、というのは、かわいそうではありますがお店側にとっては、前述して来たような特別な操作を実施してまで対応しなければならない場面にはあたらないのが一般的です。

 

 

以上、とら さんからのご質問にお応えする形で、景品交換忘れの事情についてお話しして参りました。

 

 

今回は、これくらいにしておこうかと思います。

コメント頂ける方は、下の方からお願い致します。

 

 

「事情や理屈は分かるが、パチ屋がルールだ何だ言うと、素直には納得できないという方は、そっと押して下さい↓

にほんブログ村 パチンコブログ パチンコ店・店員へ
にほんブログ村

 

[記事公開]

2017年9月19日

コメント
    • 100 さん
      「未処理」、「未交換」という区分で、お客さん側が「捨てて行った」扱いとしてホール側の利益になりますね。

  1. 会員カードを使っていれば免れたケースでもありますね。
    質問者がカード作成に抵抗がないのであれば、活用して同じミスに遭遇しないことを祈ります。

    >>無効レシート
    各台計数機の登場で、持ち球の記録されたコインやカードを交換し忘れるケースが増えているんじゃないだろうか、とも思っています。

    計数機の仕様説明書を各台に取り付けているホールはあっても、遊技するお客様に逐一「ワンデイコイン・ワンデイカードの注意点」を伝えるホールは見かけませんから。

    • シラーニャ さん
      日ごとの営業集計の都合上どこかで線引きしなければならない事情はどの業種の営業店舗でも同じでしょうが、パチ屋の場合は実質的に「お金をかけてリターンを狙う」という本質があるので、期限切れと言われてもなかなか納得しにくいですよね。

  2. ご丁寧にありがとうございました。
    駄目元でしたので今はそんなに気にしておらず、時間外の対応がそんなに面倒事だとは知らず勉強になりました。
    ちょっとした疑問ですが詳細に答えて下さり感謝致します。

    • とら さん
      打ち手の感覚とホール側の感覚は違うところがありますからね。
      私も打ち手の立場になる場合がある訳ですが、もしも同じ状況なら「日によっては交換できる時間帯なのに、今日は駄目なのか」とがっかりするでしょうね。

  3. そういや飲食店でもラストオーダーは厳格らしいですね。同じように「1分後はどうすんだ?」という問題があるから。

    それに今はネットもありますから、特別扱いはすぐ広まりそうですね。

    でも実際に自分が忘れたらごねそうw

  4. 御本人もコメントされて気にしてないとの事ですが抵抗無ければ会員カードを作ると便利ですよね。こういった事も無くなるし頻繁に機会は無いけど延長遊技も出来ますし。
    パチ屋はとかくズルいケチで有ると言うイメージが強すぎる部分が有るので飲み物辺りで多少割安だったりするだけでも印象変わると思うんですが絶対無いですよね。
    コーヒーレディが売るものは勿論の事、等価地域なのに貯玉で買える飲み物も130円の物が7枚設定の所多いですし。基本貯玉しか使わないので敢えて払ってやってますが最近はコンビニなんかにわざわざ買いに行く人も多いし飲み物位ちょっとは還元せぇと思いますがw

    • tak さん
      店内自販機のお茶、ミネラルウォーター、コーヒーなどが100円だと嬉しいですよね。
      私のお店では、一部商品ですが、そのようにしています。

      • 素晴らしい。
        昔より下がったでしょうがある程度の利益率有るはずなんでそういったホール増えて欲しいです。

        • tak さん
          ウチの経営者は、そういう細かい事に全く興味が無いタイプなので、それが可能というだけですね。
          なので、お客さんの事を考えて、というよりは、そういうところをチェックされないんなら、お徳にしておけばいいや、くらいの感覚です。
          よくコメント欄で「まともな設定を使えて良いお店ですね」などと書いて頂くのですが、これは裏をかえせば「やる気がない」会社でもあります。
          会社として成長するとか発展する可能性が無いので、今居る社員が食っていければいいや的な風土ですから、自販機みたいな「小商い」になど興味ナシ、という感じです。

  5. いやそうじゃなくて、次の日に交換対応してあげればいいじゃん。景品交換はできないので玉やコインで交換とか。一昔前のICカードはその日のうちに、精算しなければ全てが無効だったけど、今は次の日以降でも現金精算はできないけれど、貸玉は借りれるはず。できるんだよ、本当は。ただ面倒くさいから何だかんだ御託並べ公平じゃないとか、売り上げに組み込めないとか訳の分からん事を言っているだけ。逆を言うなら、無効レシート分は玉数が合わないんだから、締めの時はどうしてるの?そこに組み込まれるべき玉数が無いのだから、回収不能とか滅失処理とかしてるんでしょ?その日はできなくても、景品交換はできなくても、もっと柔軟に対応してあげればいいのに、ホスピタリティがないんだよ、パチンコ屋には。まぁ、そんなの誰も望んでないだろうけど 笑

    • 10年ほど前の被害者 さん
      計数チケットを翌日交換対応するのは、風適法が禁止する玉/メダルの取り置き行為にあたると見なされる可能性があるかと思います。
      では、なぜ会員貯玉がOKなのかと聞かれれば、その理由も警察庁にお伺いを立てなければなりませんが・・・
      「無効レシート分は玉数が合わないんだから、締めの時はどうしてるの?」
      これに関しては、お客さん側が捨てて行った玉、落として行った玉と同じような扱いになり、店側の丸得になります。
      それでも、当日交換し忘れたチケットを翌日以降も無理矢理対応しようとすれば、「手入力」という処理で実際には当日発生していない玉/メダル数の計数チケットでも、それを作る事が可能です、
      ただし、この処理は景品交換可能なチケットを量産できるので、内部不正や脱税にも利用できるという訳で、上位マネジャーや店長承認、報告書作成などの事後処理が発生したりします。
      まあ、やろうと思えば可能だが、風適法に触れる可能性が高い&営業処理上かなりの特例、こんな感じの回答になりますね。

  6. 近所の店では以前、毎日お客さんの数によって閉店時間を変えていて、夜10時過ぎになると店員さんがお客のところ一人ひとり回って「今日は何時何分に終了です」と教えてくれていましたね。今は交換率が下がったせいか、ギリギリまで閉めなくなりましたが。だいたい10:55頃終了になって景品交換では11時を過ぎてしまうことも多いですが、店内コンピュータを操作しているのか、レシートなども全部20分ほど早めの表示になっています。適当すぎますね^^

    • 獣 さん
      閉店時間以降に、チケットなど形に残るものや、客室内にお客さんが居残っていると、都道府県条例に定める営業時間の取り決め上処分対象になるので、その「対策」でしょうね。

コメントを残す