羽根物専門のお父さん、4か月間の収益で腕時計を買う

旧MAX時代はまさに終焉の時が近づき、淀んだ雰囲気のホール内でまともに稼動するミドル機は海系や北斗無双だけ・・・そんな中、不思議な光を放つのは、羽根物コーナーです。

 

今回は、ほとんど寄稿して頂いたようなものです。

つい先日、私用で北関東の某県に赴き、ついでに折に触れこのブログにも情報/営業データ提供してくれている知人店長さんを表敬訪問し、その時の会話の内容を活字化したのが今回の記事です。

 

知人店長のお店、こんな感じ

<店舗情報>

エリア:北関東の某県

規模:中規模PS併設店

交換個数:30個台

立地:最寄駅から400mくらい、幹線道路沿い、近所に大きめの複合商業施設あり

 

<最近の営業状況について>

5月は、GW期間中の稼動が高かったこともあって、昨年よりもパチンコスロット共に稼動(アウト個数/IN枚数)は微増したが、売り上げや粗利益は大きく減少した。

 

4円パチンコでは北斗無双、北斗拳王、海INJAPAN、ライトミドルスペックバラエティーコーナーが良稼動したが、甘デジコーナーはかなり厳しい釘調整で臨んだり常連客の一部が低玉貸しコーナーに流れた事もあってか稼動を落とした。

 

 

低玉貸しコーナーは2016年に入ってから2番目に良い月間での営業数字(稼動/売上/粗利)となった。

 

GW期間中はほぼ無調整で臨んだ(開けてはいないが閉めてもいない)。

 

6月に入って売り上げは一気に低下したが、旧MAX機、北斗無双、巨人の星が辛く動いているお陰で粗利はある。

 

ただし、利益率がかなり高めのため、後半戦の稼動低下が心配であり、世間的な給料日(25日)待ちの状況である。

 

5月のスロットは、ジャグラー系、Aタイプバラエティーコーナー、ゴッド/ハーデスコーナー、北斗転生が良稼動した。

 

バジリスク絆、モンスターハンター月下雷鳴、マジカルハロウィンが高稼動した。

 

アステカは6月中旬の現時点で、購入金額の半分程度の粗利益しか稼げていない。

売り上げも稼動も出玉感(発生する差枚数)も、全ての水準が低い。

 

南国育ちは6月中旬の現時点で、購入金額分の粗利益が出た。

 

コードギアスは導入当初は暴れ気味だったが、その後は落ち着き大きな利益を出している。

 

ざっと、こんな感じのようです。

 

また、バックヤード事情としては、6月に入ってから求人広告への反応が向上し、アルバイト採用面でかなり楽になり、春先にかけて学生のスタッフが退職して若干人手不足感があったのが、一気に改善されたとのこと。

 

羽根物が高稼動中

こんな感じの知人店長が管理するお店ですが、5月~6月にかけてひとつの注目点があるとのこと。

 

それが、十数台規模の羽根物コーナーが、ここ数ヶ月で見た時に稼動が急上昇している事です。

 

ラインナップ的には、現行の機種が1~3台ずつ多機種構成になっているとイメージして頂ければ良いです。

 

その中でも特に、ちょっと古めの機種にあたるデビルマン倶楽部の稼動が超高稼動の水準にあるとのこと。

 

アウト個数で言うと月間平均で39,000個とのことですから、毎日6時間半前後入れ替わり立ち替わり誰かが弾いている事になるのでかなり凄い数字です。

 

嬉しい悩み

こんな感じの羽根物コーナーですが、嬉しい悩みが・・・

稼動があるので、それを落とすのがもったいなく、超薄利で我慢しているようです。

 

コーナー単位で見た時の日当たり平均台粗利が800円も無いので、1台が1ヶ月間に稼ぐ粗利益が25,000円以下ということになります。

羽根物貯金

お店は薄利営業、打ち手はコツコツ遣り繰り…

 

もう少し利益があれば中古で数台買って羽根物コーナーを増台しても良いが、そのためには隣接する甘デジの台数を削る必要があり、現状では甘デジの方が適当に売り上げて適当に抜ける(利益を生み出す)ため、その判断は難しいようです。

 

こういった悩みは現役店長あるあるというか、かなりリアルな事情と言えます。

 

もう少し客数が居て、それも幅広い時間帯に幅広い客層が入れ替わりで来店してくれるような状況であれば、薄利な台が多めでも全体で見た時に欲しい利益を残すことができるのでしょうが、現在パチンコスロット業界が置かれている状況は薄利多売の原則は既に崩壊していると言えます。

 

よって、営業上どうしても、会社が要求する営業数字(主に粗利益)を残すために、店長職にある者は会社(利益/現実)と打ち手(稼動/理想)の間で苦悶する事になります。

 

究極的には、この悩みは会社側が旧来的な粗利益を放棄して、「もう、ひと昔前のような利益は望んではいけないんだよね」、「月間の機械代を800万円減らしたんだから、粗利だって同じ水準少なく見て、その代わり稼動を意識していこう」といった具合に現場感を持ったやり方に変わっていかないと改善には向かいません。

 

ですが、なかなかそれができないというのが、長らく「開店すればある程度勝手にお客さんが入って来て、勝手に欲しい利益が残る」という状況に甘んじていた経営者事情といったところでしょうか。

 

「店長、これ見てよ!」

そんなこんなで、これだけ毎日高稼動しているし、粗利マイナスではないから気長に付き合って行こうと羽根物コーナーを甘く使っていた知人店長の元に、常連である会社員客がやって来ました。

 

知人店長も、「今年に入ってからウチに来始めた、羽根物専門のお父さんだな」とすぐに分かり、「今日もサブちゃんですか?」、「この間、ワニざんすで75回オーバーの当たり回数が出て最高当たり回数を更新しましたよ」などと話していたところ、「今日は自慢しに来たんだ」、とのこと。

 

話を聞けば、久方ぶりに腕時計を買い替えて、その資金はこのお店の羽根物コーナーで4か月間にわたってコツコツと稼いだものであるとのことでした。

 

腕時計には疎いようで、見せてもらった物の価値がどれほどのものなのかは分からなかったようですが、パッと見では10万円するかしないかくらいのやつじゃないか、との事でした。

 

金額がどうであれ、知人店長はこの遣り取りで、とても良い気分になったと話していました。

 

私もその気持ちは良く分かるつもりですし、おそらく日本全国の他の店長さんもそうだと思います。

 

足繁くお店に通ってくれる常連客が、少ないと思われるお小遣いを遣り繰りしながら、少額で遊べるコーナーで利益を積み重ね、自分へのご褒美を購入してそれを見せに来てくれた訳ですから。

 

別の記事だったかコメント欄でも書いたことがありますが、お客さんが喜ぶ顔が見たくないという店長さんは全国に一人も居ないと思います。

 

今回のような出来事があって、普段は私などよりもずっと厳しい営業目標/条件の中で店舗管理している知人店長の気が紛れるというか業務にあたるモチベーションが回復したようで、私自身もちょっと嬉しくなったという出来事でした。

 

 

今回は、これくらいにしておこうかと思います。

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