今から16~17年前、一般社員時代の楽太郎は、ある日の早朝、お店のスタッフ通用口の扉前で体育座りしておりました・・・なんでか?
こんな朝は
皆さん、おはようございます。
今日の楽太郎は、深夜から早朝にかけて活動し、今まさに寝るところです。
顔を洗ってお部屋の扉を開けて、外気を取り込みます。
やはり、エアコンを通した空気ばかり吸い込むのは健康に良くないんじゃないかという事で、ちょくちょくこうして新鮮な空気を入れるように心掛けております。
しかし、冬の早朝の外気は寒いです。
また、凄く空気が乾燥しています。
ついさっき洗顔して、しっとり湿っていた顔面も、あっという間に乾燥して表面がパキパキになります。
(歳をとって、肌年齢も上がり、潤いが無くなっただけかもしれませんが・・・)
そんなこんなで、せっかくですから軽くパチ屋と湿気にまつわるお話をしてから、寝ようかと思います。
普段の記事は、平均すると毎回3,500字くらい余裕で書いていて、一部のコメント常連さま方からは「長い!」とご指摘を受ける楽太郎ではありますが、今回はさらっと読めますのでどうぞご安心を。
凄く湿っていると…
まず、凄く湿っている場合、まあ梅雨の時期などをイメージして頂くと良いです。
パチ屋的な観点で(世代差はあれ)、気になるのは、
- パチンコ機(特にベニヤ盤面)の、釘の反発力の低下(玉の受けの向上)
- エアコンの臭い(ヤニ+湿気=悪臭)
- イス座面&背もたれ、椅子カバーなどの臭い(汗+湿気=悪臭)
- 革ジャン/革パン客のワイルドな臭い
ここらへんは、非常に気になるところです。
1.の釘に関しては、実際に実験したデータがあるのかどうか、湿気の度合いによって玉と釘のぶつかり方や跳ね返り方、玉が走るベニヤ盤面の状況にどの程度変化が生じるのかまでは何とも言えませんが、私(40代前半)よりもひと世代上の業界人であれば、非常に気にするポイントです。
引退した私の釘の師匠なんかは、そういう事に凄くうるさくて、設備が近代化して、色んな設備機器をより「お客様目線」で選ぶような時代になってからは(本来、それが当たり前なのですが…)、例えば加湿器的なものがあれば冬場は喉が痛くなくて良いんじゃないかみたいな話題になると、「そんなのナンセンスだ、湿気は釘調整に影響するからやめてくれ」と拒絶反応を示していたものです。
2.と3.の、エアコンなり、椅子周りに関しては、湿気プラスたばこのヤニや汗という組み合わせは危険、というのは普通にイメージできるかと思います。
そして、やはり問題なのは、4.で挙げた革ジャン/革パンです。
これは、業界的には「キャリアが浅い/気が弱い下っ端社員泣かせ」のアイテムでして、まあ革ジャン/革パンに身を包んでいる方は結構な割合でワイルド気質な訳です。
髪もバキバキにキメていて、シルバーアクセサリーをじゃらじゃら言わせていて、それでいて汗のケアやお洗濯などがイマイチな方であれば、臭いまで男くさいワイルド風になってしまいます。
・・・大体は、インカムが入ります。
「社員の方、CRスーパーおばけらんどコーナーまで来て頂けますでしょうか!?」
「どうしましたか?」
「ええ~と、あの、ちょっと声掛けして頂きたいお客様がいまして・・・」
現場に直行すると、革ジャン/革パンに身を包んだ強面のお客さんが、強烈な酸っぱい臭いをまき散らしてご遊技中。
「こ、怖そう・・・あと、こういう時、どんな感じに声掛けしたら良いものか?」
「まさか、ずばり、アンタ臭いから出てってよ!とはさすがに言えないよな~」
こんな感じに、悩みの種になりがちと言えます。
まだまだ湿気絡みの事情はありますが、主要どころはこんな感じです。

先輩、早う来てくれへんか・・・凍えてまうで。。。
凄く乾燥していると…
次に、意外に話題になりにくい事情かと思いますが、凄く乾燥していた場合です。
パチ屋あるある、としては、
- 店長クラスの者の、火災予防意識が一気に上がる
- 男性スタッフの髭剃り跡がパサパサになって白っぽく目立つ
- 30代以上の女性スタッフがファンデーションの乗りを気にする
- 皮膚が弱いスタッフの指先が割れて悲惨な見た目になる
- 静電気が発生しやすく、外套を脱ぐ時やエアコンのエレメント(集塵ユニット)周りがバチバチいう
- 指紋認証扉が開かない
こんな感じです。
1.に関しては、店舗管理責任者クラスであればどの業種でもそうだと思いますが、パチ屋は特に、燃えやすい物が多かったり、たばこの火や遊技機に代表される、火元になり得る物が随所にあったりするので、より一層意識が高いと言えます。
まあ、火事になったら全てが終わるので、当然ですが。
お客さんもスタッフも喫煙者が多く、また島内にはコンセント/配線類がびっしりと張り巡らされており、一旦火がついてしまえばあっという間に延焼します。
特に、冬場など乾燥した時期であれば、尚更です。
2.3.4.5.に関しては、世間一般でもそうなので割愛しますが、今回特にお話したかったのは6.指紋認証扉が開かない、です。
指紋認証扉がやって来た
業界的には、2000年前後くらいから指紋認証システムが普及し始めたかと記憶していますが、私が所属するホール企業でも大体その時期にスタッフ通用口に初めて設置し、その後は店内の「STAFF ONLY」的な場所にも順次設置して行きました。
当時は、アルバイトスタッフと一般社員は任意の指2本分をメモリーし、上級管理職や店長クラスはたしか最大値である指5本のメモリーに加えて、緊急用のカードKEY/マスターKEYも持っている、といった感じだったかと思います。
これは、このシステムを利用した事が無い方には伝わりにくいかも知れませんが、その当時の指紋認証システムは、読み取らない時は何が何でも読み取らなくて、スタッフをイライラさせていました。
その原因となり易いのが乾燥で、あまりにも認証してくれない場合は、口元で「ハア~ッ」と生暖かい息を吹きかけて湿らせて読み取り力を向上させようと試みたり、どうしても開かない場合は「読み取り精度が高い他のスタッフ」が出勤してくるまで、現場待機していました。
ここで話は冒頭に戻るのですが、私はこの、当日のコンディション次第では何が何でも読み取らないタイプの者であり、寒い朝、7:00過ぎくらいでしょうか、業務があるので早めに出て来たは良いが自力で開錠できず、結局は8時に出て来た先輩社員や上級管理職から開けてもらう事が結構ありました。
冬の早朝のパチ屋の裏口で、体育座りをしてガタガタ震えながらその時を待つ若者。
今思えば、なんとも異様な光景であります。
以上、パチ屋の湿気と乾燥にまつわる小話でした。
今回は、これくらいにしておこうかと思います。
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[記事情報]
2017年2月18日公開
「自分も、指紋認証で読み取ってもらいにくいタイプだ!」、という方は、そっと押して下さい。
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一客なので想像ですけど、雨の日など湿気ている日は玉の滑りが悪くなるのか上皿に玉が引っかかる店とかありますよね。酷い時は500円に一回位引っかかるので本当にイライラします。そこそこ回ってて1日勝負出来そうな雰囲気(笑)である時は本当に気が滅入りますね。
鬼 さん
そういう時はありますね。
他にも、静電気で一塊の玉が帯電しているような時なども、玉の流れに影響が出るとされています。
色んな所に、当たりハズレ以外のストレス要因があるので、そこを減らす努力ができるお店が真の「お客様目線」なのかも知れません。
そこで
「待たせたな、寒かったろう」と缶コーヒーを上司が目の前で出せばトレンディドラマ風。
さんざん大笑いして自分も押したらエラー。結局二人並んで座っていたらシットコムみたいなコメディ風。(来る人来る人、次々エラーが出て皆座り出したらコント?)
体育座りしているヤング楽太郎の前に立つ人影。「あなたは・・・」と楽太郎が言いかけると鈍い音。次の場面で頭から血を流して倒れるヤング楽太郎の姿が・・・ならサスペンス。
になりますね(笑)
冗談はおいとくとして、自分も比較的指先が乾燥するたちなもんで、朝にぬるま湯洗面器に手を突っ込み、よく拭いたらクリーム。手袋を二重にしてなんとかしのいでますね。それでも指紋反応するかどうかは、分かりませんが。
ゴンザレス さん
「ヤング楽太郎自身がパチスロ機」
楽太郎が指紋認証に成功すればBONUS確定
(失敗・・・と見せ掛けておいて、先輩登場で復活当たりもアリ)
パチンコだと、大当り時に確変突入ならず、引き戻しに期待の「楽太郎、体育座りゾーン(時短)」に突入。
ガタガタ震えているところに人影が・・・
散歩中のオッサンと犬ならガセ、HOTコーヒーを持った上司なら確変当たりGET。
まあ、こんな感じでしょうか。。。
主文に対するコメントではございませんが、
>一部のコメント常連さま方からは「長い!」とご指摘を受け
長くないです。
ただ今後は、3000文字位になるなら、その1その2で分けるのがよろしいかもですね(余計なお世話?)
ジャグキチ さん
今朝公開したド新規客獲得の記事で、4,500字ですからね。
もう、感覚が鈍っていて、自分自身では長いのかどうか、分けた方が良いのかどうかさえも分かりません。。。
手汗をかきやすい私はiPhoneのTouch IDが手汗に阻害されて認識されない事が多々有ります…笑
シビ さん
全然関係ない話ですが、高校の頃に付き合っていた女性が手汗かきで、恥ずかしがっていたのを思い出しました。