ダイナムの特許「会員情報登録支援システム」は、効率良い「自己/家族排除プログラム」遂行の一助となる可能性がある

今回は、パチ屋における個人情報に関する事についてお話しします。

 

ダイナムの特許取得について

日々色々と動きが多い業界情報に、アンテナを張っている方であれば、ダイナムが会員システム運用の強力なオプションになり得るアプリケーションの特許を取得した事はご存知かと思います。

 

これは、スタッフによる入会案内時に非常に有効なシステムであり、例えば遊技中のお客さんに案内をして、その場で入会の意思表示をした場合、身分証明書を読み取らせてもらってそれがそのままお店側の会員システムにデータ送信されて新規会員登録される、というものです。

 

より詳しく説明させて頂くと、このアプリを搭載した光学文字認識機能を有するタブレットと、それと連動可能な会員システム(ホールコンピュータ)があれば、「入会申込書」などの手書き書面や景品POS或いはホールコンピュータ端末操作による個人情報入力の一切の手間が不要になるというシステムです。

 

タブレットのカメラ機能によって身分証明書の文字情報を読み取り、仮に自店会員に同じ個人情報の方が既に登録されている場合には「重複」と見做したり、生年月日で18歳未満の者か否かの即時判別が可能だったりと、お客さん側にもお店側にも、或いは法令順守という観点から取り締まり行政側にも都合が良いと言えます。

 

察しの良い読者の方は、この先の流れは読めるかと思います。

 

パチ屋も、高度個人情報管理時代へ

2017年9月20日に公開されたダイナム社のニューズリリースによると、新規入会申し込み時に提示される身分証明書の約8割は運転免許証であり、その他保険証、パスポートなどのあらゆる身分証明書の読み取りに成功しているとの事です。

 

これはつまり、同様の体裁であるマイナンバーカードの読み取りにも使用できるという事になります。

 

それが更に、自店の会員システムとも連動して重複判別や個人認証が可能だと言う事は、今後の応用性、発展性は自ずと見えて来ると言えそうです。

ダイナム会員情報登録支援システム

参考1:ダイナムNewsRelease 2017年9月20日公開資料より

 

マイナンバーカード概要

参考2:総務省HPより マイナンバーカードの概要について

 

ここから先は私見ですが、これは取り締まり行政側にとっても業界側にとっても都合が良いシステムであるため、今後業界内、特に大手ホール企業店舗において、スピード感を持って広く流通して行く可能性を秘めていると言えるかと思います。

 

普及の可能性について

このシステムが普及する可能性がある理由としては、

 

初期設備投資負担を抑えつつ、より精度が高く実効性がある自己/家族排除プログラムを遂行できる

 

この事が挙げられます。

 

初期設備投資負担が抑えられるという事に関しては、システムの主幹はアプリケーション(ソフト)であり、設備(ハード)ではないという事です。

 

これは、最初に自己/家族による依存者のホールからの排除の話がでた時期によく話題になった、お店側が面倒な手続きを経て個人情報を端末入力および管理したり、駅の自動改札機のような重厚かつ高額な設備によってそれを行わなければならないようなものにしなくても済む可能性があるという事です。

 

つまり、例えば、今回特許取得したシステムを、既存の会員システムだけでなく、既に存在している高精度監視カメラによる個人認証システムや、量販店の出入り口にあるようなアラート機能付きの簡易ゲートと連動させる事で、自己/家族申告があった依存者の入場を検知して効率良く排除プログラムを遂行する事も可能でしょう。

 

或いは、行政側の今後の動きにもよりますが、パチ屋の会員になるにはマイナンバーの提示が必須、という風にしてしまえば、やろうと思えば

 

  • 住民税を滞納している者
  • 犯罪への関与が疑われる者
  • 生活保護受給の有無

 

こういった者の検知がしやすくもなるでしょう。

 

まとめ

政府が主導している世界最高水準での依存問題対策を備えたIR構想にとって、ぱちんこ業界の取り組みは注目度が高いと言えます。

 

ホール側としては、前項で例に挙げたような一連のシステムの導入を推進する事により、公営ギャンブルとの比較上より突っ込んだ依存問題対策を履行しているというポーズをとる事にも繋がります。

 

なので、今はまだ、新規入会時に、ダイナム店舗ではこのようなシステムが構築される見通しである、という段階に留まっていますが、これから先は今回お話ししたような応用性/発展性を秘めているかも知れないという事だけ、記憶の片隅に置いて頂ければと思います。

 

 

今回は、これくらいにしておこうかと思います。

コメント頂ける方は、下の方からお願い致します。

 

 

「効率良く依存者の「見守り」や「排除」が出来るのは分かったが、何か気味が悪いな・・・特にパチ屋がマイナンバーのような個人情報まで管理するのは、全く信用ができないという方は、そっと押して下さい↓

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[記事公開]

2017年9月22日

コメント
  1. 大衆娯楽のパチンコを楽しむのにここまでして(されて)パチンコ店のメンバーカードなどつくりたくないです。怖いです。管理されたくないです。
    そのうち遊戯する際は必ず会員カードが必要で負け額や勝ち額も完全に把握され勝ち金について所得税の対象として税務署にデータが蓄積され課税されるかもしれないですね。(負け金や当たるまでに使った金額は必要経費になるのか?)まあ今でも本来なら課税対象なんでしょうが。

    • パチンコが賭博とは認められてない以上(今もその主張は無理あるだろ感が強いですけど)、入れる金はゲーセンで使う金と同じ扱いなので「必要経費」にはならないですね。
      それに対して、3店法によって勝ち額は「金景品を売ることで収益を得た」と見なされるので課税対象になります。
      なので3万円使って2万円戻ってきたという1万円負けな結果であれば、課税対象は2万円です。

      以前、馬券を買うプログラムを開発して1億円のプラスになった人に「馬券購入代は経費にならないから、総換金額の10億円に発生する税金払って」というのがありましたが、訴訟で「この場合は経費と考えざるを得ない」と判決が出たことがあります。
      ただ、グレーであるパチンコ業界に対して、これが判例として適用される可能性はゼロでしょうね。

      • サムさん、20年以上前だったと思いますが、パチプロが換金したお金=収入として、税務署は使ったお金は経費と見なされなかった事を不服として、裁判が有り、パチプロ側の勝訴=経費として認める判決が出ていたと記憶していますが(^_^;)

        このパチプロは、収支表を細かく付けていたので、これを帳簿と位置付けて、裁定を下しただったと思いますf(^_^)

        当時TVのニュースになっていました(;゜∀゜)

        • >K2さん
          おお、それは知らなかったですね!面白いことを知りました。ありがとうございます!
          20年前だと3→4号機あたりですかね。まだパチスロの存在自体さえ知らないころです笑

          その判例で戦うには帳簿として収支を細かく残している必要ありですね。
          電子化はさすがに拡張解釈的に許容かな?エクセルなら、ちゃんとMicrosoft機能で改版履歴うまく残せば、むしろ紙媒体より証拠能力上げられそうですね。
          あとは「4号機と5号機を同じくして扱って良いか」が論点になりそうですね。

          ただまあ、現状と今後のこの業界を考えると、税務署が個人をターゲットにしたくなるような利益を上げてる人なんて皆無だというのが悲しいところですね。

      • サム さん
        法曹の専門家の方や税制、行政の方が、今現在パチンコ関連にこれだけ課税すればこれだけの事ができる、みたいなデータを出してくれて、それが社会保障でも何でも良いですからしっかりした財源になるのであれば、少なくともホール企業にはもっと課税して良いと思っています。

    • やるせなす さん
      行政区単位で見れば、かの石原慎太郎氏の最初の都知事時代にパチンコ税構想が具体的に立ち上がりましたからね。当時の業界は猛反発した(するだけのパワーもあった)ようですが。
      個人的には、ホール営業への新たな課税なり換金に伴う何かしらの課税は、あって然るべきだと思っております。

  2. このシステムはアウトだと感じます。主旨は理解できますが、パチ屋で身分証明書しかもマイナンバーカードの提示なんて、普通の感覚を持った人なら絶対にしないでしょう。そもそもパチンコやるのに、そこまでやらないとダメなら、みんなパチンコやめるでしょうね。依存者問題は、役所の福祉課や金融機関との連携を強化する方向が必要だと感じます。

    • 十全 さん
      色んな意味を込めて、今のパチンコスロットは「余暇産業」とは言いにくいものですからね。
      はっきり言って、行政側からどのように扱われて、ファン、打たない人、あらゆるところから好き放題言われても仕方が無い業界です。
      この期に及んでも毎日釘調整しないと利益コントロールできない仕組みを放置していますし、広告宣伝規制など堂々と無視していますから。

  3. すでに実質換金という悪手を使い、実質ギャンブル(何とも日本的なw)という代物になった以上、残念ながら大衆娯楽というノホホンとした物からはかけ離れてしまったのが今のパチンコ業界。残念ながら、カジノ並の対策が必要でしょうね。そしてカジノと考えるなら、身分証提示もおかしくない。

    「行政との連携」と言葉なら簡単ですが、予算が無い。例えばアメリカの一部の州のようにカジノに対して「ギャンブル依存症に治療に対する税金」ときちんとした目的税を課そうにも、建前的にはギャンブルでなくカジノでないパチンコ業界に対してのこういった課税は無理(公平性が~だの未だに反抗してますし)。

    是非ともダイナムには、特許使用料でガメツク稼ぐのではなく、格安料金で使用を許可して貰いたいもんです。

    とはいえ組合から離れても経営ができて、そして会員カードが無くても遊技ができるのが現状。全体として実効性があるのか、これから注目したいですね。

    • とは言えパチンコ業界だけの問題ではないですよね、コレ。公営ギャンブルもそうですし。一応これからは規制すると言ってますが、ネットでも券が買えるって怖い((( ;゚Д゚)))

      今更すべてを無くすことは不可能ですから、一線を超えた人間はすぐに対処できるように、ギャンブル業界全体がなれば良いですね・・・。キリがない(´・ω・)

    • ゴンザレス さん
      他の業種や社会全般に対しては置いておいて、仮に行政側なり「世間」が、ぱちんこ業界に対して法や正義の実現を完全に要求するとどうなるんでしょうね。

      何がぶっ壊れて、何が生まれるのか?

      清貧思想の持主が行政側のTOPになった場合は、試しにやってみるのも良いかも知れません。
      私見では、完全に業界を潰すと、マイナスの方が大きいと思いますが。。。

      • 「白河の清きに魚も住みかねて もとの濁りの田沼恋ひしき」

        何事も程ほどに、ですね。仮にパチンコ無くなったら、たまの遊びが減り寂しいですし、 牙狼のテレビの方も楽しみですし、エヴァの新作も出て欲しい(´・ω・) でもギャンブル依存症も減って欲しい。我ながら欲が深い(笑)

        • ゴンザレス さん
          人間の欲深さこそ需要の根源であり経済という巨大な歯車を力強く回すとも言えますからね。
          たとえその欲が公益に結びつかない私欲だったとしても。
          マンデヴィルっぽく言えば、より強い欲求が現れないと、今ある欲求は克服されないというのは一つの真理なのかも知れません。

  4. 自分はパチ屋で会員カードなるものは
    つくったことありませんし、つくる予定もないですが
    入店する為に必要なものになってしまいそうですね
    そうなってしまったら晴れてやめることができそうですw
    町中にギャンブル場がある事が異常だったんですね〜〜
    今まで、ピンときていませんでしたが、
    楽太郎様の記事と皆さんのコメを見てると
    おぼろげながら理解出来てきました。

    パチ屋に射幸心を煽って欲しいだとか
    胡散臭い場所であって欲しいとか
    自分のパチ屋への希望は時代に
    マッチしていないんですね。。。

    グレーゾーンで運営されてた業界が
    ここまで社会に出てきてしまうと
    このような結果になるのは必然か・・・

    なんだかやっぱり淋しいけど
    これが時代の流れか・・・・・

    • うさぎ団 さん
      打たない人や「世間」からしてみれば、メーカー、ホール、周辺機器企業、関連広告業界、ファン、全てが胡散臭いどうしようもない連中みたいな感覚なんでしょうね。

      私はホール側の人間なのでホールの事にだけお応えしますと、そのイメージの大部分は当たっています。

  5. 管理の必要性は余り感じないけども、ギャンブルに共通して言えるのは自己責任で行うものかなと私は思います。なので、ギャンブル依存はあまり問題視する必要は無いし、生活に影響が出るまでのめり込むのもあくまで自己責任だと思います。しかしながら、生活保護受給者の依存はまた別問題で責任を自分で取れない方はするべきではないと思うので国が管理を申請したものに対して不利益を被った場合必ず責任を取れるようであれば実施するべきではないかなと思います

    • 東雲雹霰 さん
      カジノ関連の動きが実質的に国策である以上、依存問題というのはこの業界を強制的に別のステージに移行させるものと考えています。
      「世間」からは、あらゆる取り組みに対して厳しくチェックされ、結果的にはどんな方向に動いても必ず叩かれる対象になるかと推察します。
      カジノが軌道に乗らなければ、乗るように更に射幸制を削がれ税収の矛先が向く事もあるでしょうね。

  6. 全国的に会員カードが無いと入店不可や、マイナンバーを提示しなきゃ入店出来ない
    ということになったらパチンコやめます。
    これが4号機時代であれば、ここまでやってもまだ、受け入れられていたでしょう。
    しかし今後出てくる、5.9号機以降の低射幸性の台をそこまでしても打ちたいかと言われれば、
    先日のスマホで遊べるスロットアプリの記事では無いですが、自分はホールへ行かなくなります。
    今までは気軽に行って遊べて、運が良ければ小遣いアップしてたから通う気も起きていたわけで、
    気軽に行きにくくなったら自分は辞めます。
    後ろめたい事情があるわけではありませんが、気軽に遊びに行きにくいパチ屋なんて、
    ハイリスクローリターンの現実を突きつけられる地獄のような場所になりますから(´・ω・`)
    これを導入することで出玉が増えるわけでも毎日設定6が入るわけでも、サービスが向上するわけでも、コヒレが彼女になってくれるわけでもありませんので、気軽に行きにくくなったら引退します(´・ω・`)

    • 伸治 さん
      小難しい定義は抜きにして、気軽に遊べるから「余暇産業」であり「遊技場」ですからね。
      それが今や、構えて行かないといけない、後ろめたさを感じる場合も多い、お金がどんどん出て行く、これで本当に遊びですか?
      そう思っているファンの方が多いでしょうね。

  7. 先行導入試験店舗だったのどうかはわかりませんが、三か月ほど前に東京の金町南口店で会員カードを新規で作った時がそのシステムだったと思います。

    まず読み取りに時間がかかる。
    なぜか読み取れた後も自動入力された住所など一部不正確な箇所があり訂正の必要がある。
    どこへのアクセスなのかは不明ですがやたらと通信障害が起こって時間がかかる。
    店員さんが中年世代を積極登用している傾向(に見えます)にあり、タブレット型端末に不慣れである。
    客側からの感想ですが、「手書きした方がよっぽど早い」でしたね。

    まあシステムの導入初期は慣れに時間がかかるものですから、徐々に解消に向かうのかもしれませんが…
    管理だけなら今のシステムでもしっかり身分証を確認すれば防げるし、データベースの確認もできるはず。
    正直言ってコストかけて導入する価値があるようには見えませんでした。

    • 通りすがり さん
      なるほど、試験導入店舗があったんですね。知りませんでした。
      仕組み的にはWiFiで事務所に飛ばして端末管理、最終的にはホール企業として系列店全ての情報を一元管理みたいな流れになるんでしょうかね。
      しかし、中年世代が一生懸命タブレットを使用して苦労している姿、想像できますね。
      私の母親などは、今ではかなり使いこなしているようですが、最初は何のこっちゃさっぱり分からなかったようですから。。。

  8. 本来の使用目的(着席以前の遊技抑制)を決して逸脱しない形であれば順応して行くしか無いのかな…と感じています。
    遊技中に(あと少し…!)→「そろそろ帰ったほうが」→(次の客が即出し)等は勘弁です(笑)

    • 玉ちゃん さん
      とにもかくにも、是非は置いておいて、やれ、というのが行政側の意向ですから仕方ないですね。

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