最近は、結構硬派な記事を続けて書くことになりましたので、ここらで一つ、ちょっと軽めの記事でも書いてみようと思いました。
最近の息抜き時に書いている「再会したい懐かしの店員」シリーズもこれで3回目。
今回は「DA PUMP大好き奈美ちゃん」をご紹介したいと思います。
奈美ちゃん、こんな人
①大学生の時のアルバイト時代の同僚
→私とほぼ同じ時期に採用された、景品カウンター専門のスタッフです。
②小動物系の可愛さ
→褒め過ぎというか、思い出補正というやつかも知れませんが、女優の宮崎あおいと同等のルックスを持っています。
背は低く、スレンダーだが胸はある、飛び跳ねるような元気な娘で、20代男子の心を鷲掴みにするようなタイプです。
※ちなみに、自分が可愛いということを知っており、実際の所はよく分かりませんが、十中八九同性には嫌われるタイプだったと思います。
③小劇団に所属している
→早稲田大学の大隈講堂の近所だったか、そこらへんにある小さいシアター的なところで公演をやった時にお呼ばれしました。
彼女からは「学芸会みたいなもんだけど、楽太郎くんも良かったら来てね!」といった感じにチケットを渡され(もちろん有料)観に行きましたが、本人が言う通り学芸会レベルの茶番劇でした。
※内容は、停止したエレベーターの中で何かが起こる的なやつだったかと記憶しています。
④ダメ男に引っかかる名人である
→最初の頃は、綾瀬だったか、北綾瀬だったか、そこらへんのボロアパートで専業スロッターの彼氏と同棲していたかと記憶しています。
その後別れてお店の同僚と付き合い、別れてまた別の同僚と付き合っていたようで、まあ、一言で言うとBitchな娘でした。
※ある日、洗濯機置き場だったかで、手軽にできる性的サービスを彼氏に施し、それを彼氏の方が吹聴するというアホな事をやらかして問題になりました。
そういった意味では、サービス精神旺盛な娘でした。
⑤イーディー=セジウィックのファンである
→若くして亡くなった1960年代の”ユースクエイカー”イーディーに心酔しており、その破天荒さというか美貌と行動のギャップみたいなものに憧れていたようです。
⑥DA PUMPの大ファンである
→「DA PUMPのコンサートに行くため」という理由でシフトの休みを調整していたのを何度か見かけました。
休憩中もMDプレーヤーで良く聞いていたかと記憶しています。
※カラオケではDA PUMP、安室奈美恵などを歌い、私は大滝詠一楽曲の「幸せな結末」や「熱き心に」などを感情豊かに歌い「すごーい」と褒められて気分が良くなっていましたが、女子の「すごーい」は凄くないというのをまだ知らなかった頃なので、今となっては馬鹿にされた悔しい思いでいっぱいです。
ざっと、こんな感じの娘っ子でした。
お店での最後の彼氏もダメ男
関わったほぼ全ての男性からちやほやされる才能を持った奈美ちゃんですが、それだけに醜聞も多かったです。
飲み会の席のテーブルの下では彼氏の股間を弄んでいた、お店のロッカーにはコンドームをBOXでストックしていたといったことに始まり、勤務中も「女の子の日で・・・」という殺し文句を多用して面倒臭い業務を可能な限り回避し、徐々に評判を落とします。
そして、たぶん1年も居なかったと思いますが、同僚の彼氏(似顔絵あり)と一緒に退職することになります。

こんな男(ご覧の通り私に絵心はありません)
※ヒゲを伸ばしたいらしく、出勤時でも、口ヒゲはしっかり切るがアゴヒゲは今で言うデザインカットっぽい感じに残していました。
影響されやすい娘だったので、最後の方は彼氏と似たような恰好になってしまい、男性陣をがっかりさせました。
この彼氏ですが、私はクラブ文化というものには疎いのでよく分かりませんが、何やら薄暗い空間でズムズムと重低音が鳴り響くようなお店が好きで頻繁に出入りしておりました。
また、かなり喧嘩っ早いところがあり、打撲傷を負って出勤して来たこともありました。
「包丁1本で、やっていく」
こんな感じの奈美ちゃんと彼氏ですが、同じくらいの日に退職していきました。
「結婚する」
「●県(東海地方)に引っ越す」
「もうクラブ通いはやめる」
「パチンコスロットもやめる」
そして、私も含めた同僚たちに、彼氏はこのように話しました。
「包丁1本で、やっていく」
・・・その場に居た皆が、その唐突な宣言にこう思ったことかと思います。
「料理人に成りたいなんて聞いたこともなかった。
喧嘩っ早い男だから、刃物をチラつかせた良からぬ稼業に手を染める気なのかも・・・
奈美ちゃんが心配だ」
そんなこんなで二人はアルバイト先のお店を去り、私はその後大学を中退してサラリーマン生活を経験し、またこの業界に舞い戻ってきたその何年か後・・・
勧誘
ある日鳴った電話、画面には「●●奈美」と表示されます。
おお、何事だ!?
存在すら忘れていた頃でしたので、会話しようかどうか迷った末に無視。
それでも、何日か置きに着信します。
結局、意を決して電話を取ると、昔の面影がある元気な声が
「覚えてる?奈美だよ」
まあ、可愛い女性と話をするのも悪い気はしないので、彼女の一方的な近況報告を聞きながら適当に相槌を打ちます。
しかし、その内、話は妙な方向へ・・・
「今度●ってところで凄く有名な人の講演会があるんだけど来てみない?」
「楽太郎君は頭が良い人だから、共感出来るところも沢山あると思うんだ」
「おかしいな、と思うことがあるなら、しっかりと声を上げていかなきゃ日本はダメになっちゃうと思うんだ」
こういった話に至りました。
こ、これは・・・勧誘というやつでは?
ちゃらんぽらん だったかつての青年も、今やまともな年齢になり、それなりに人生経験を積んで参りました。
これ、やばいやつだ!
政治絡みなのか宗教絡みなのかは分かりませんが、良くない雰囲気を察知した私は適当な受け答えに終始し、電話を切りました。
影響されやすい娘だった奈美ちゃん、一体どこに流れ着いてしまったのか・・・
今となっては知る由もありません。
今回は、これくらいにしておこうかと思います。
次回は、「神の眼を持つ男、D君」を予定しています。
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本日も楽しく拝読させて頂いております。
綺麗な花には悪い虫が寄ってくるものですが、誘惑の果実を実らしている女性も中にはいらっしゃいますよね…。
業界特化の派遣スタッフの派遣元をやっていたこともあるのですが、劇団員は公演が近くなると急激にシフトが薄くなり調整に四苦八苦したものです。
私が恋い焦がれていたスタッフがfacebookで顔写真とともに登場した時は光陰矢の如し、という言葉がよぎりました。
あ。
楽太郎様自身の恋バナはないのでしょうか?
という無茶ぶりでコメントを締めさせて頂きます。
読者何某 さん
残念ながら、自分ネタで書けるものは無さそうですね~
派遣スタッフと言えば、かなり前ですが将来的にはモデル志望だという派遣の娘が居て、勤務中に業界人らしい方からスカウトされて退職
→しばらくしてから、某鑑定番組でアシスタント的な役割で出演しているのを観てびっくりしました(たぶん本人かと思います)。
鑑定依頼人が登場する時に扉を開けたり、お宝が乗った台車を押したりしていました。
記事にある奈美ちゃんはナチュラルメイクでも抜群の可愛らしさを誇っていましたが、彼氏の影響かメイクの雰囲気も変わっていって最後の方はなんだか不健康そうにも見えるくらいだったので、残念無念といった思い出です・・・