先週から導入が開始されたCR北斗無双ですが、読者の方の中にはもう何度か打ったという方も多いかと思います。皆さん、どのような第一印象を持ちましたでしょうか?
お店側にとっても、最近の機種の中ではかなり多めに導入しているので、その挙動の良し悪しによって3月の営業数字が上下するため気になる機種と言えます。
話題に見合うだけの稼動(アウト個数)があるか?
今週の見通し記事で軽く触れさせて頂きましたが、2015年11月以降に販売された機種の中では比較的話題性があり、中身は大したことが無くてもある程度は稼動して営業貢献するだろうと期待されていた北斗無双は、お店側にとっては期待値以上に(今のところ)しっかり稼動して、大きな売り上げと粗利益を上げています。
今回は、この北斗無双の営業データを多めにご紹介したいと思います。
サンプルは、稼動しやすい角台のみを集めました。
私が管理しているお店(3店舗)には、島の配置上1店舗あたり2~4箇所の角台があるので、サンプル集めには困りませんでした。
ちなみに、今週の見通し記事の時点では、私が管理しているお店では平均稼動は大体31,000~34,000個でしたが、土日に高稼動したのが原因で導入1週間の集計データでは平均稼動が37,000個ちょっとまで上昇していました。
まとまった台数設置していて、これくらいの平均稼働になるのであれば、滑り出しは上々と言えるかと思います。
それでは営業データのご紹介です。
営業データ
角台 | アウト個数 | 差玉数 | 回転率 | 千円スタート | 出率 | 初当り確率 | 台売上 |
sample:1 | 37,000 | -3,900 | 6.19 | 20.01 | 110.00 | 1/366 | 42,000 |
sample:2 | 48,000 | 2,600 | 5.71 | 18.22 | 92.23 | 1/393 | 82,500 |
sample:3 | 39,700 | 20,800 | 5.49 | 17.99 | 42.19 | 1/782 | 118,000 |
sample:4 | 39,200 | 3,080 | 5.74 | 18.61 | 92.88 | 1/391 | 96,000 |
sample:5 | 41,800 | -18,900 | 6.09 | 19.45 | 149.95 | 1/222 | 32,500 |
sample:6 | 36,200 | -12,100 | 5.68 | 18.35 | 128.08 | 1/314 | 39,000 |
sample:7 | 38,800 | 6,700 | 5.79 | 18.82 | 84.23 | 1/360 | 61,000 |
sample:8 | 50,500 | 15,100 | 5.69 | 18.39 | 52.04 | 1/582 | 137,000 |
sample:9 | 46,300 | -2,600 | 5.90 | 19.00 | 108.50 | 1/334 | 71,000 |
sample:10 | 40,900 | -4,800 | 5.95 | 19.09 | 129.14 | 1/307 | 27,500 |
sample:11 | 38,700 | -14,100 | 5.54 | 18.02 | 130.00 | 1/292 | 26,000 |
sample:12 | 42,600 | 7,500 | 6.00 | 19.32 | 62.90 | 1/315 | 48,500 |
sample:13 | 39,000 | 8,900 | 5.95 | 19.20 | 63.74 | 1/1,050 | 50,500 |
sample:14 | 39,600 | 280 | 5.75 | 18.90 | 99.45 | 1/452 | 91,000 |
sample:15 | 30,100 | 7,800 | 5.71 | 18.82 | 34.21 | 1/680 | 76,000 |
sample:16 | 35,600 | -8,600 | 5.99 | 19.55 | 134.09 | 1/301 | 38,000 |
sample:17 | 44,900 | 15,700 | 5.74 | 18.99 | 32.16 | 1/812 | 119,500 |
sample:18 | 48,600 | -11,100 | 5.77 | 18.70 | 124.51 | 1/270 | 29,500 |
sample:19 | 43,200 | 12,700 | 5.78 | 18.69 | 68.85 | 1/347 | 76,000 |
sample:20 | 41,300 | -5,400 | 5.73 | 18.51 | 135.87 | 1/299 | 19,500 |
※回転率=分間スタート
※ちなみに、確変ベースは凄く低めの73.00~77.00くらいです・・・
釘調整のポイント
スタートチャッカー左下にある他入賞口の拾いをどの程度にするかによって、ベース値がかなり変わってきます。
ここの他入賞口は、今流行りの、左右両方から拾わせるタイプの三角形のゲージ構成(釘並び)なのですが、三角形の頂点釘を下げて、更に下の左右2本釘のピッチを詰めて(間隔を狭くして)マイナス調整します。
ワープの通過頻度、寄りのこぼし具合、風車から抜けた寄り玉の勢い、道釘(連釘)~ジャンプ釘の上がり下がり、命釘の上がり下がり&釘幅にも依りますが、私の感覚では、まともに寄る調整の場合、命釘12.00~12.25で前述の他入賞口が釘の奥(盤面側)でゲージ棒(玉ゲージ)11.03~11.05くらいであれば、ベース値が22.00~23.00くらいになります。
この場合の回転率は概ね5.70~5.90くらいになり、千円では18.00~19.00回の幅になるかと思います。
※もちろん、設置の傾斜や遊技客の技量により差が生じます。
28個交換のお店が、お店側の利益とお客さん側の遊び具合の中間をとる感覚で調整すると、こんな感じの調整になるかと思いますが、当初想定していたよりもお店側にとって有利な営業数字が出ているという現状です。
導入初日~2日目時点で、28個ボーダー数値に近い数値で調整していてそれでも大きな利益が出たため、ちょっとマイナス調整するくらいに留めてしばらく様子見していたというお店も多いかと思いますが、私が管理しているお店でも、千円18回くらいで使っても欲しい粗利益をしっかりと残してくれているので、現状ではとても助かっています。
もちろん、確率は水物なので、これから急に甘くかかる(初当りが軽くなる)こともあるかと思いますが・・・
また、調整数値に関しては、その機種にどれくらいの粗利益金額(或いは利益率)を期待するかによって大差が出てきます。
私の場合は、現状では(ご覧の通り)かなり売り上げが進んでいるので、ある程度スタート数値を甘めに使った方がどんどん打って貰って遊技客も入れ替わって売り上げが進み、10,000~15,000個くらい出てもちゃんと相殺できると踏んでいるので、この数値になっています。
なので、新台効果が弱くなり、売り上げが激減して粗利益が極度に不安定になった場合は、一旦数値を落として様子を見たりする可能性は否めません。
今後の見通し
伊勢志摩サミットの入れ替え自粛期間中のメイン機種扱いにする可能性が高い機種であるため、更なる粗利益を追求するような厳しい調整はできないと思います。
北斗無双自体が面白いか否かに関わらず、他にまともな機種が少ない現状にあって消去法的に打って貰っている感が否めないように見えるため、そこまで厳しい調整で使うお店は多くないと思いますが、ここまで辛い初動の機種を、今週中に更にマイナス調整するお店であれば、余程営業状況が悪いと判断されても仕方が無いと思います。
或いは、この機種はとにかく売り上げ(粗利益)担当で、他の自店の定番機種を甘く使って全体的な稼働の底上げを狙おうと考えているお店であれば、甘く使うのは牙狼魔戒や海系の機種(或いはエヴァ系)になるでしょう。
なので、行きつけのお店に寄ったら、そこらへんの機種も合わせてチェックしてみることをおすすめ致します。
以上、話題の新作を速報的に記事にさせて頂きました。
今回は、これくらいにしておこうかと思います。
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