オールドファンには懐かしいタイトルであり、ライトな客層からは「確率が甘めだから、ちょっと触ってみようかな」的な稼動を得ていると思われるCRナナシーDXシリーズですが、私のお店には確率1/121、1/99、1/66スペックを2~3台ずつ導入しています。
どのスペックも、同じ確率帯の他機種と比較して、導入以来安定的に良稼動(アウト個数)を維持できています。
今回は、その中でも特に稼動が良い確率1/99スペックの営業データをご紹介してみたいと思います。

7$¥でナナシー
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11月の営業データ(抜粋)
CRスーパー電役ナナシーDX確率1/99
集計期間:11/1~11/30
全3台 | アウト個数/日 | 千円スタート | 出率 | 台売上/日 |
28,600 | 16.82 | 98.95 | 20,500 |
先月11月は、全国的にパチンコの稼動(アウト個数)が大きく落ち込みました。
その要因としては
・取り締まり行政からのお達し絡みで非等価交換の地域が増えたものの、お客さん側が期待する28~30玉交換で十分勝負になる釘調整数値の台が、それほどホールに存在しない。
・交換率が下がったことにより、交換時に損をしている気がするから打ちに行く気がしない
(貸出し玉削りもあるお店だと、更に!)
・生活費の割合が大きくなり、軍資金が乏しい
・取り締まり行政絡みで旧MAX機種(確率1/399)の新台が11/2以降販売されなくなり、ヘビーな客層の足が遠のいた
ざっと挙げると、このような事が理由として考えられるかと思います。
結果的に、お客さんの遊技状況としては
・貯玉会員の常連客+時間潰しの会社員+時間に余裕がある年配客
➡低貸し玉コーナーや甘デジコーナーが良稼動
・旧MAX機種を贔屓にしていたヘビーな客層
➡牙狼魔戒が良稼動
このようなものになり、中間的な確率帯である1/199~1/319スペックの機種は軒並み稼動(アウト個数)を落とす結果になりました。
※この確率帯に魅力的な機種が少ないというのも、お客さんから打って貰えない理由かとは思います。
こういった状況下にあって、11月の月間営業データでこのような数値を残せたナナシーは、非常に健闘した機種と言えるかと思います。
理論上の1日の最大稼動(アウト個数)は78,000個なので、全3台の平均稼動率/日は36.6%です。
※規定発射個数100個(分間)×60分=6,000個
6,000個×13時間営業=78,000個
➡28,600個÷78,000個=0.36666
3台以上設置している甘デジ機種が、揃って毎日4~5時間打って貰えるというのは、このご時世にあって、かなり価値が高いと言えます。
釘を読むのが好きなお客さんにとっても、盤面中央のスルースタート通過率、直下の入賞口の拾い率、ステージ上のクルーン入賞率、盤面右のGOチャッカー(右スルースタートチャッカー)の通過率など考えるべきポイントは多いので、しっかり釘調整しているお店であれば釘調整の変化や玉の流れの癖をみたりするのが楽しい機種なのかな、と思っています。
初代ナナシーの思い出も書こうかと思いましたが、何やら長文になりそうな気配がしたので、今回はやめておきます。
※2002年だったか、当時私が住んでいたエリアで最後の設置台が撤去されたときは、「お疲れ様でした」という気持ちでいっぱいでした。
ちなみにその台は、液晶の右1/3くらいが黒く潰れていて、図柄変動がまともに見えないくらいボロボロでした。
今回は、このへんにしておこうかと思います。
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楽太郎どうも、楽しく拝見させていただいておりますドンコです。マイホはナナシー1/66が2台有るだけですが大抵自分らより歳上のオールドファンで埋まってますね、懐かしそうに打ってますよ、豊丸産業さんたまに味の有る台作りますよね、若かりし頃ドンスペには大変お世話になりました。初代ナナシーネタ待ってます。
ドンコさん
つい先日、豊丸の営業マンと会食したのですが、今年は餃子とナナシーが頑張ってくれたお陰でセールス的には満足とのことでしたね。
サミーや京楽などのように、自分たちの価値を過剰に高く見積もっているメーカーではないので、大手のビッグタイトルの隙間にポンと入れる機種を販売できれば、ホールにもお客さんにも中古機販売業者にも喜んでもらえるという好例かと思います。
私は、2012年以降の豊丸の機種は結構購入しているのですが(魔神英雄伝ワタルでさえ)、遊技客層が一番幅広いのはやっぱりナナシーですね。
コメント頂きありがとうございますm(_)m