パチンコ機のスペック構成比について-激動の2016年から暗黒の2017年へ

スロットファンの読者の方は、現行のスペックダウンした新基準機に不満タラタラで、更に2017年10月以降に導入が進む5.9号機の性能面にも不安を抱えているかと思います。

 

はじめに

一方で、パチンコファンの方は、「たった1年で、劇的に遊技環境が悪くなった」と嘆いている場面も多く、スロットのスペックダウンなんか、まだマシな方じゃないかと思っている方も多いでしょう。

 

それもそのはず、スロットであれば、天井狙いやゾーン狙い、設定変更狙い、Aタイプ(ノーマル)機の存在といった具合に、立ち回りによってはまだまだ遊べる余地がありますが、パチンコにはこういった狙いどころ的なものは見出しにくいのが現状と言えるからです。

 

そして、肝心の先行きに関しては、2016年末に向かう今はまだ、旧MAX機が最後の輝きを放っていますが、それもあと50日程度の寿命であり、初代慶次の登場あたりから始まった大量獲得&高継続時代の終焉の時は迫っているという現実があります。

 

そういった中で、今回は、データ的な観点でのお話です。

 

2016年1月末と、ちょっと先ですが2017年1月末のパチンコ機のスペック別の設置比率を比較して、今後の先行きを見通してみようかと思います。

 

以下で、私が所属しているホール企業が持っているデータと、付き合いがある販社さんから貰ったデータ、一部メーカーが独自に調べているデータをまとめて、比較して見て行きます。

 

もちろん、2017年1月末のものに関しては、かなりの部分に私見が含まれます。

予めご了承頂ければと思います。

 

2016年1月末:4円貸し

<スペック別構成比>

  • 旧MAX=44%
  • ハイミドル(確率1/320~1/360)=10%
  • ミドル(確率1/200~1/319)=15%
  • ライトミドル=10%
  • 甘デジ(羽根物含む、確率1/100未満の機種)=21%

 

概ね、このような感じになっており、やはりここで注目すべきはハイミドル及び旧MAX機の比率です。

 

ハイミドルであれば、代表的な機種は海系が挙げられ、大海スペシャル、沖縄3などの1/350近辺の確率帯の機種の設置台数はこの時点では非常に多く、前述2機種の合計だけで全国10万台規模と推計されます。

 

また、旧MAX機に関しては、当時の主要な機種だけざっと書いていくと↓

 

  • ヱヴァ9=25,000台
  • ルパン7MAX(消されたルパン)=60,000台
  • 北斗6拳王=50,000台
  • 真慶次=60,000台
  • 牙狼FINAL=15,000台 
  • 牙狼金色=30,000台
  • 牙狼魔戒=120,000台

 

このような顔ぶれになり、これだけで36万台という規模になります。

 

2017年1月末:4円貸し(予想)

次に、現在分かっている範囲での販売予定や、現在のホールの機種配置上はこのくらいの台数は売れるだろうという見通しを数値化して、前項2016年1月末からちょうど1年後にあたる2017年1月末の設置比率を予測してみます。

 

<スペック別構成比(予想)>

  • 旧MAX=0% ※「不正」遊技機として2016年末までに撤去完了
  • ミドル=60% ※確率1/200~1/250前後=20%、確率1/250前後~1/319=40%
  • ライト(確率1/100~1/200未満)=15%
  • 甘デジ(羽根物含む、確率1/100未満の機種)=25%

 

ざっと、こんな感じになるでしょう。

 

スペックの呼称に関してですが、確率1/319近辺の機種は「新基準MAX機」などと呼ぶようになるかも知れません。

 

この時点での、主要なミドル機の全国設置台数も併せて予測すると↓

 

  • 慶次X(イクサ)=70,000台
  • 牙狼闇照=30,000~40,000台 ※BEAST of GOLD(魔戒のリユース機)とANOTHER牙狼の導入で、もっと減る可能性もあり
  • 沖縄4=80,000台
  • ルパンthe END=60,000台
  • ヱヴァ11目覚めの時=50,000台
  • 牙狼BEAST of GOLD=60,000台
  • ANOTHER牙狼=40,000台
  • テラフォーマーズ=10,000~20,000台
  • 北斗無双1/219ver.=20,000台

 

ざっと、こんな感じの顔ぶれになり、これらだけでも、総台数は45万台前後の水準となるでしょう。

 

これらの主要機種の中で、一体何機種が、打ち手の支持を得ることに成功して生き残っていくのか?

 

ミスマッチ現象

楽太郎的な観点では、上記2016年1月末当時と、この先2017年1月末時点では、決定的な差異があると考えます。

 

それは、2016年の時点では、ヘビーユーザー層のニーズは満たしていると言えますが、2017年では、どの客層のどのニーズをも満たすことができないホール状況が現出する可能性が高いと読みます。

 

  • 射幸性を追い求めるには弱すぎるスペック
  • 手軽に遊ぶには辛すぎる初当たり確率および継続率
  • 旧MAX機の売上/粗利を失い、それを1/319機にスライドさせるため回さないで使うホールが増加
  • ライトミドルにも一定の需要はあるが、ホールが求めている1/319機の方が売れるのでその確率帯の販売台数が多くなる状況

 

このような状況になる可能性が極めて高いと言えます。

 

よって、2016年当時は、設置比率40%以上を誇った旧MAX機の支持層は確かに存在しましたが、2017年になると、設置比率60%の新基準ミドル機には本当の意味での支持層が居ないという、設置シェアとファン支持率のミスマッチ現象が起こるように見通します。

 

業界にとって最悪のシナリオは・・・

不安を煽るような書き方になってしまいますが、このようなミスマッチ現象下のホール状況での、ミドル機を好む遊技客の動向は

 

①ライト/甘デジコーナーに避難

②低貸しに避難

③仕方なく1/319機を打ち続ける

④スロットユーザーに変わる

 

このような選択肢くらいしかないため、最悪の場合は「パチンコなんか、やめちゃうぜ」という方も更に増えることが予想されます。

 

そうならないために、ホール/メーカー側としてはどうするか?

 

このブログでは再三にわたって書いてきましたが、やはりこのように結びたいと思います。

 

経営者は、従来的な粗利益を放棄して、現状に合った営業目標に切り替える

また、それが可能な内部状況に体質改善する

 

最近も、どこかの経営者が30億円の申告漏れで話題になりましたが、お金というものはあるところにはあるらしいです。

 

こういった聖域が存在するメーカーやホール企業はまだあるでしょうし、仮にこの聖域、具体的に言えば役員報酬が大きく見直されれば、色んな意味でもっと遊びの余地がある営業現場に生まれ変われる可能性は十分にあります。

 

お客さんが辛い顔で打っていたり、そんなお客さんから文句ばかり言われてぐったりしているホールスタッフの様子を見て楽しいと思う店長さんは、全国に1人も居ません。

 

メーカーの営業マンもそうです。

 

ホールに訪問して「お前のところはク●台ばかりだ」、「438,000円だ?ふざけるなよ!」、「また妙な条件を提示するのか、営業部長を呼んで来い、ブン殴ってやる」このように言われるよりは、感謝されたり褒められる仕事をしたいのは当然です。

 

ただし、店舗レベルや営業マン単位では、現在の業界事情に変化を生み出す事はできません。

 

それが可能なのは、何もこの業界に限った事ではありませんが、やはり経営者しか居ないというのは悲しい現実です。

 

読者の皆さんは、どのようにお考えでしょうか?

今回は、これくらいにしておこうかと思います。

 

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コメント
    • ああ さん

      北斗無双1/319は継続率65%以下の規制が掛る直前の機種なので、特に撤去しないといけないとかはないですね。
      また、稼働するのか否かという意味でしたら、稼働に陰りはないでしょうね。
      同タイトルで軽いスペックが出て来ても、それは払い出し性能的には弱いので、それに稼働を食われてしまうという状況にはならないと見通します。

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