お店が設定6を使わない理由を誰よりも明確に説明したつもりですが、合ってますか?-回答

今回は、スロットの設定に関する質問…というか、ある方からブログ記事内で呼び掛けられましたので、それに回答させて頂こうかと思います。

 

「合ってますか?」

まずは、相互リンクで交流があるこちらのブログをご覧頂かないと、今回の記事は始まりません。

↓ ↓ ↓

『設定6を使わない理由を誰よりも明確に説明します』

「パチンコ店役職者のブログ」

レオン さん

管理人:レオン さん

 

文末に、私とクロロ さんに対して、「この解説で合ってますか?」といった主旨の呼び掛けがある事がお分かり頂けるかと思います。

 

せっかくお声掛け頂いたので、なるべく丁寧にお返事したいという訳で、今回の記事は、こちらへのアンサーという事になります。

 

レオンさんの解説について

結論からお話しすると、先ほど読者の皆さんからご覧頂いたレオン さんの解説は、ほぼ全て「合っている」と言えます。

 

なぜ ほぼ なのかと言えば、スロット営業における設定配分の考え方というものは

 

  • 立地
  • 交換枚数
  • 設置機種
  • 専業/一般客(特に、一見客)の比率
  • エリア内のポジション

 

これらの要素によって相当な違いが生じます。

 

ここに更に、

 

会社が要求する粗利水準がどの程度か?

 

こういった要素も絡んで来ますので、あるお店にとってはバッチリ当て嵌まっても、別のお店だとまるで通用しない、という場合はあります。

 

それが故に、解説するのが意外に難しい案件ではあるのですが、私見では今回レオン さんが挙げたいくつかの理由は、一般論としてそれぞれ簡潔に的を射ています。

 

特に、設定6狙いの流動的な客層とは真正面から向き合わないで、そのエネルギーは稼動を底支えしてくれる可能性がより高い客層に向ける、という考え方は妥当です。

 

その結果として、ジャグラー系に代表される打ち手を選ばないスペック機の基本設定の底上げ=中間設定の多用&フラット化が起こるという流れです。

 

半径数キロ圏内に2~3店舗しかない、といった極めて閉鎖的なエリアにおいては、設定6狙いの客層に対して格好を付けた営業をしても、他エリアに流出しないで頻繁に来店してくれる場面もあるかと思いますが、それは例外的な事と考えて良いかと思います。

 

また、専業層と一般客(特に一見客)の比率に関してですが、都市部の大きな駅前店を例にとれば、自動ドアの電源をONにしさえすれば、フラリと立ち寄る一見客やサボリーマン層によってある程度適当に売上が得られ、適当な粗利が残るという場面があります。

 

しかも、このお店がエリア内の序列を気にせず(地域1番店を目指したりしない)、この適当な水準を維持できれば良いと考えていれば、そこに設定6は必要ありません。

 

あくまでも、立ち寄ってもらう、時間消費してもらうに足りるだけの営業設備や「適当な設定配分」があれば良いという訳です。

 

期待感の有無

それでは、ここからは私なりの現在のスロットシーンの解説と、レオン さんが詳しくは触れていない事を補足的に述べさせて頂こうかと思います。

 

十数年前のようにファン人口が多かった頃であれば、設定6の使用実績があるお店という認知があれば、平常営業でも的外れな機種を追って来たり、友達連れで朝から並んでみたり、イベントの翌日に「据え置き」狙いをしてみたりと色んな客層が居たので、使用した1台の6が副次的に色んな効果を生み出して勝手に平時の集客に繋がる場面も多々ありました。

 

その根底には、「6があるかも」という期待感があった時代だからです。

 

しかし、今では、打ち手側はパチ屋にはそれほど余裕が無い事を知っており、格好を付けそうな日&機種をピンポイントで狙って来店します。

 

高設定示唆演出が出にくい機種には、6は入りにくいだろう、などと邪推したりもします。

 

その思惑、推測はほぼ当たっており、これは十数年前よりは打ち手が手軽に情報を得られる時代になったからです。

 

要は、パチ屋の内情や機種情報をある程度知ってしまえば、期待して良いのか否かも分かるようになるので、「騙され」たり「誘惑」されにくくなります。

 

打ち手側は、知識量が増えて質も上がったから、無邪気に夢を見られなくなった、とも言えるでしょうか。

 

そして今のパチ屋の多くは、「あるかも」という期待感を持たせない、夢を追わせないような営業をしています。

 

それはなぜなのか?

 

①設定6を使わないのではなく、「使えない」

②設定6で粗利ノルマをショートすれば、言い訳ができない

 

この2点にフォーカスしてお話ししたいと思います。

 

使えない!

パチ屋に限らず、会社には目指すべき営業目標、ノルマがある訳ですが、読者の皆さんもご存知の通りこの業界は遊技機を営業の用に供する事が前提であり、またファンの余暇の受け皿という性質上、その懐具合に業況が大きく影響されます。

 

遊技機については、現在進行形でスペックダウンが図られています。

 

ファンの懐具合や余暇の考え方については、2000年前後と比べると、物価や非消費支出(税金や社会保険料など)の負担が上昇したにも関わらず、勤労者世帯の可処分所得は増えていないばかりか、数万円単位で減少しています。

 

また、手軽に楽しめる娯楽も沢山登場している中で、パチンコの優位性は失われつつあります。

 

では、そうした現実、装置産業且つ許可営業ゆえの抗い難い状況やトレンドダウンが、パチ屋の営業ノルマ設定において考慮されているかと言えば、必ずしもそうではありません。

 

10年前と比べて売上が25%以上ダウンしている中で、粗利ノルマのダウン幅は10%以内でやっているというお店もあります。

 

これには、営業に必要な装置=遊技機の価格が上昇している事も原因としてあるのですが、それより何より、ホール企業の経営者層が時代錯誤的な水準の金銭感覚をいまだに持っていて、それを営業現場に要求しているから、という事情が関係しています。

 

そんな中で、設定6を日常的に使えるかと言えば、そうではないお店も沢山あると言えます。

 

言い訳ができない!

先程お話ししたホール企業としての利益事情に関係して、今度は営業現場の店長が置かれている職場環境や心理状況も絡めてお話ししたいと思います。

 

その人の世代によって、どの時期をもって「昔」とするかは変わって来ますが、今の店長は「昔」と比べて低い水準の営業数字しか残せません。

 

その「昔」に、営業現場を管理していたのは上司であり、酷い場合であれば先程お話ししたような世の中的な変化を無視して「昔」よりもパフォーマンスが悪すぎるという評価を下されてしまう事もあるでしょう。

 

営業数字は稼動/売上/粗利という3要素で構成されますが、理想的な優先順位である稼動ありきの営業ではなく、どんな状況だろうが最低でも粗利目標だけは達成しないといけない、という風に追い詰められている店長も多いと言えます。

 

そんな営業状況で、日常的に設定6を使用したのが原因で粗利目標をショートしてしまった場合はどうなるか?

 

ショートした事に対しての「言い訳」を失います。

 

仮に毎日全台設定1で営業した結果、それでも目標をショートしたのであれば、その原因は直近で導入した遊技機の性能が低かった事や、確率的に甘く動いてしまった事などを言い訳にもできます。

 

しかし、粗利目標に対して全く余裕がない状況で設定6を使用していたとすれば、上司/会社からの「なぜ敢えて使ったのか?」という問いに応えなければならず、そういった意味で言い訳を失うという事です。

 

つまり、このような厳しい状況におかれている店長は、お客さんではなく、上司/会社の顔色を見ながら日々店舗管理していると言えます。

 

これは極端な例ではありますが、似たような状況のお店は、営業規模の大小に関わらず相当多いものと推察します。

 

まとめ

以上、レオン さんからの呼び掛けにお応えする形で

 

「お店が設定6を使わない理由」

 

についてお話しして参りました。

 

 

十分なお返事になったかどうかは分かりませんが、今回は、これくらいにしておこうかと思います。

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[記事公開]

2017年8月5日

コメント
  1. んーー確かに利益優先なのはわかりますけど
    全く高設定入れない→客ぶっ飛ぶ→全台設定1ですら利益が全く取れない状況になる(客が誰もいない)
    →店が潰れるまで設定1で放置するしかない

    という悪循環を繰り返して潰れてる店が多いような気がするのですが・・
    店の利益がうんぬんはわかりますが、打ち手も「負けに来てるわけではない」ので。

    そして矛盾してるのが、粗利だのノルマだの言いながら
    ゴミみたいなスペックの新基準機を新装でやたら入れて、新装初日から機械代回収→速攻で客飛び
    それなら最初から入れなければいいのでは?と思います、機械代の分が無駄すぎる。
    機械代回収するまで~した後も低設定やクソみたいな渋釘で放置でしょうし。

    >また、専業層と一般客(特に一見客)の比率に関してですが、
    >都市部の大きな駅前店を例にとれば、自動ドアの電源をONにしさえすれば、
    >フラリと立ち寄る一見客やサボリーマン層によってある程度適当に売上が得られ、
    >適当な粗利が残るという場面があります。

    確かにこういう養分の負け組層は多いです
    何も考えずに適当に座って打つタイプですからね
    でも相手は人間ですから、負け続けたら来なくなるでしょう
    そんな殿様商売ばかりしてるから潰れるパチ屋が後を絶たないのではないでしょうか?

    なんつーかなぁ・・来年の2月頃?に始まる規制後に
    さらに潰れるパチ屋が増えるってのはもう確実ですねこりゃ
    パチンコ・パチスロ業界ももう終わりかなぁ、やる気ゼロですもんね

    • にゃんぱすー さん
      考え様によっては、やる気がないお店が最低限の客数さえも維持できなくなり廃業という流れは打ち手側にとって悪くはないですね。ただし、問題は、エリア内で生き残ったのが例えばマルハンとダイナムとガイアだけだった、という場合です。
      間引きが済んで、減ったファン人口でも店舗数はより一層減ったので適当に集客する環境になった場合、じゃあそこに良設定は必要なのか、という事です。
      この面々だと、とてもではないですが、期待はできないですよね。。。

    • マリアンヌ さん
      一応、私やこのブログへの情報提供者(店長、営業部長)のお店だと、適当には使っていますね。
      最近だと、打ち手側が勝手に期待するある日に、全体に対して12%を設定6にしました。仮にその店舗の総台数が150台だったとしたら、18台が6という事ですね。もちろん5と4も適当数ある訳ですが、粗利益は2%しかありませんでした。この配分や粗利感覚がまともか否かは、マリアンヌさんからご判断頂くしかないです。
      最近だと、粗利マイナス営業じゃないとやる気がないと見なされる場合も多いですからね。

  2. それ程長く打てる人間ではないので、家の近くのパチ屋しか行かない完全なる養分の私ですが、6確演出
    どころか4以上確定演出すら見た事ないですね、一応ある程度情報は調べて打っていますが、高設定
    のような挙動の台はお目にかかったことがないです、自分が打っている地域では中間すらないのでしょうね。

    • 山田太郎 さん
      「今週の見通し」記事で良くお話しする通り、高設定はあるところには日常的にちゃんとあるが、ないところでは1台もない
      これが現実であり、かなり二極化しているものと推察します。

  3. つい先日同窓会がありました。大学時代の友人のほとんどがスロットをやめていたのですが
    やめた理由をきくと
    「まったく勝てなくなった」からというのが100%でした。
    業界としては今回の規制の方向性からも
    「勝ち負けでなく遊技本来の面白さがわかるひと」がメインの顧客になっていくのでしょう。
    実際一銭にもならないゲームを楽しんでいる人も多いわけで、、
    ようは客層を変えていくということですよね?

    • けん さん
      警察庁の方針は推し量るしかないのですが、国会の場で良く話題になるような「勤労の美風」「税収の改善」という観点からも、生活できるくらい勝ちたい客層は退場させたいのではないでしょうか。
      また、のめり込む客層についても、社会問題として取り組んで減らして行く流れですね。

  4. よく行く店がここ1週間グランドオープンかと思うほど6を多用しています。
    平日の客付きは夜からはそれなりですが昼間はそれほどいません。
    なのにめちゃくちゃ赤字の機種もあるので税金対策なのかと邪推してしまうほど出ています(笑)
    一体どうやって回収する気なんだろう。

    • レインメーカー さん
      ローカルなエリアなのであれば、10(木)から20(日)にかけて全力回収営業にすれば、その1週間分は補填可能かと思います。どんなにショボイ設定でも、他に娯楽がなかったり行くところがない土地柄の場合ですと、この時期はある程度勝手にプラスアルファの集客があるので。

    • ゴンザレス さん
      遊技環境は提供するけど、より有利な遊技は提供しない、というお店が多いですからね。。。

  5. メーカーや店側のやり方がまずい部分も勿論有りますが打ち手も悪い所は有ると思ってます。
    メーカーと店は景気に逆らってイケイケドンドンで肥大化したのが最も不味かったかなと。
    打ち手は最近こそ設定云々騒いでますが正直設定なんか気にせず爆裂機を求めてしまった結果がメーカーの助長に繋がったかなと。
    簡単に情報が集まる為に出来るハイエナや引き子打ち子と言ったグループ打ち等、悪質なケースも目立ちますしね。
    個人経営のお店でしっかり設定入れてもそういった輩に食い潰され大手には稼働で負けてしまうでしょうし完全な斜陽の流れなんで仕方ないですかね。一時的に流れを食い止める事は有っても盛り上がるのは不可能でしょう。

    • tak さん
      ホール側の私がこう言うのもなんですが、やはり新台なら打ってしまう、強いスペック機なら釘や設定関係なしに夢を追ってお金を突っ込んでしまう、こういうお客さんが多いと大手ホールとメーカーは太りますからね。
      特に会社員層に関しては、来店したら何かしら必ず打ってしまう、という習慣を改める必要があるように思います。

  6. 設定6を使わない理由!何か寂しい話ですよね。
    玉が出てる台が無い店で負けると、負けた悔しさより、その店に行った自分に腹が立ってきて何とも言えない気持ちになります。今はパチンコの参加人口と店の数が合ってないと思う。ある程度パチンコ店に潰れてもらって、お店の客が増える→
    お店が儲かる→客に還元してくれる→客が粘る→
    鉄火場!こんな感じにならないかな〜

    • みっちゃん03 さん
      悲しい事ですが、各エリアにおいて「ファン人口に見合うだけの規模に縮小」という流れは必然と思っています。
      あとは、そのエリア内で生き残ったお店がマルハン、ガイア、ダイナムばかりじゃない事を祈るだけですね。

  7. 記事に対しての回答、ありがとうございます。当然ですが、やはり店長という立場の方の言葉には重みがあり、非常に勉強になります。
    設定6は、使えないというところや、利益がショートするといったような言葉からは、管理者としての臨場感や、空気の張りつめた感じがヒシヒシと伝わってきます。
    本来、我々は、エンターテイメント業として、客を楽しませないという立場な訳ですが、今回の記事は、エンターテイメントの裏側を暴露してしまうような、空けてはいけないパンドラの箱を空けてしまった感があったかなと、ちょっと反省してしまいました。(僕のブログは、ドンドン空けていく方針で進めますが…)
    今回は、これだけ丁寧な回答を頂き、本当に感謝しております。本当にありがとうございました。

    あと、最後にリクエスト。
    店長という立場の方から見た、時代錯誤した経営陣への不満や愚痴、自分が社長なら、どんな方針の会社を創るのかとか。
    もちろん、薄利経営を信条にするとは思いますが、そんなことは本当に可能なのかとか、そんな会社が社会に対して存在価値を示せるのかとか。

    そこら辺ぶっこんだ話聞きたいです!

    ズーズーしくてすみません(*’▽’)

    • レオン さん

      メール拝見し、さっそく修正対応させて頂きました~

      ・・・さてと、今回は記事ネタを提供して頂きありがとうございます。
      最後のリクエストの件ですが(チェッカーズみたいですね)、ちょっと考えてみます。
      記事にして回答させて頂くか、メールさせて頂くかはまだ分かりませんが、のんびりお待ち下さいm(_)m

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