角台は出やすい というのは本当か?

角台は出やすい 、そう思っている方は、特にパチンコ専門の年配客に多いようです。

どうしてそのように思うのかというと

・自分が見た時に他のお客さんが出ていた

・自分が打った時に出た(打つと出やすい気がする)

・データランプの大当り回数が多い

まあこんなところでしょうか。

 

これらの理由については、ざっくりまとめると「稼動率の高さ」が関係している場合が多いと思います。

 

今回の記事では、この「稼働率の高さ」と、「調整上の意図」の2点に注目して、なぜ角台は出ているように見えるのかを検証、解説していきたいと思います。

 

 

<理由①稼動率の高さ>

余程、閑古鳥が鳴いているホールでない限り、一般的に角台は良く稼動します。

特に、新台コーナーで、給料日直後で、よく晴れていて、金曜&土曜で、といった好条件が揃ったときにそれはデータに顕著に現れてくることが多いです。

 

打ち手目線で見れば、右か左かどちらかに空間的な余裕があるというか、他の人が居ないのでストレス軽減できるというメリットがあるので、着席しやすい場所だからとも言えますね。

 

さて、ここで「稼動率の高さ」が、なぜ「角台は出やすい」という印象に結びつきやすいのか考えてみましょう。

 

以下で、CR牙狼金色になれの、ある月の集計データ(抜粋)をご紹介します。

  アウト数 出率 特賞回数 初当り確率 通常スタート数
A台 33,200 96.88 375 420.25 42,500
B台 28,400 98.95 295 397.44 36,400
C台 30,800 98.42 286 396.95 39,500
D台 29,400 96.93 262 440.00 38,000
E台 34,800 98.75 392 405.23 43,200

5台並んで設置してあるところをイメージして、上記の数値を当てはめてみて下さい。

 

角台にあたるAとEは日当たり平均アウト数や月間通常スタート総数、月間総特賞(大当り)回数が多くなっています。

 

もっと細かく見ていくと、例えばAは通常スタート総数42,500回転÷30営業日=1,416回転/日というデータになっています。

特賞(大当り)回数は総計375回÷30営業日=12.5回/日ですが、初当り確率は1/420と厳し目で出率も低いです。

これにより、現金遊技の時間帯や持ち玉を減らしながらの時間帯が長かった割には、それほど頻繁に大連チャンが発生しなかったと想定できますので、店側にしてみれば「良く稼動して、しかも大きく儲かった」台というのが見て取れると思います。

 

全5台で見ると、全台が月間平均出率100%以下で、どちらかといえば低めなので、しっかりとした粗利が確保できたコーナーであると言えると思います。

 

それでもなぜ、角台は出やすいという印象を持たれやすいのでしょうか?

「確率」が主役のこの業界ですから、その理由もやはり「出ているように見える確率が高いから」だと思います。

 

月間のデータでは店側が大きい粗利を上げた台であっても、角台は大当り回数が多く稼動時間も長いです。

これにより、データランプの記録に残る大当り回数も、他の台よりは多くなりやすいです。

 

よって、あるパチンコ好きのおじいちゃんが来店してホール内を見渡したときに

・いつもお客さんが遊技しているように見える

・いつも10箱くらい積んでいるように見える

・いつも右打ちで真魔戒チャンス中に見える

・角台のデータを見ると、他の台より多く見える

このような状況が他の台よりは多めに発生することになります。

 

要は、稼動が高くなればそれだけ人目に触れる機会も多くなるだけ、とも言えますね。

 

これが、角台は出やすいという印象を持たれやすい理由のひとつだと思います。

出玉

角台ならきれいに玉積みしやすいし、良く目立ちます。

 

<理由②調整上の意図>

それでは、次の理由について検証、解説していきたいと思います。

 

その場所的に人目につきやすい角台ですから、店側としてしっかり稼動させて、なんならしっかり出玉が伴えば、いわゆる見せ玉としての宣伝広告効果が出る場合があります。

 

より具体的に言えば、着席して貰いやすくするために命釘をしっかりと開けて、或いは高設定を入れることで稼動を促す場合があります。

 

パチンコでは、良く回る台なら現金投資額が抑えられますのでお客さん側としては断然打ち込みやすくなり、アウト数やスタート回数が多くなりそれだけ機械設計上の理論値である大当り確率や確率変動の突入確率に近付いていきます。

 

スロットでは、最近のAT機種では高設定だと自力解除ゾーンに突入しやすいなどの挙動となって現れますので、お客さん側としては「なんか元気が良い台だな、ひょっとしたら、良い設定なのかも」と回して貰いやすくなります。

 

あとは当然、良い調整の台が稼動すればするほど、余程確率が悪い方に振れていかない限りはお客さん側に有利な展開になり、結果的に出玉に繋がっていきやすくなります。

 

実際に、15年ほど前のイベント調整時は、入口付近や階段を下りてすぐ目に入るところの台に、いわゆる甘釘調整台や高設定台を用意することが良くありました。

そして、その調整によって、それに見合うだけの効果、すなわち、稼動や出玉が更なる稼動や粗利益を生み出す状況をつくることが出来ました。

 

このような状況を見て、角台は出ているという印象を持つ人が多くなるのだと思います。

 

 

<まとめ>

角台は出やすい というのは本当か?というテーマについて2つの理由から見てきましたが、私としては、あまり角台での遊技を推奨しません。

 

理由①で説明したように、ある程度勝手に稼動する角台なのですから、最近の釘調整では「稼動しやすい=渋めに調整すれば利益を取りやすい」というセオリーが成り立ちます。

 

減少した客数でも手堅い利益をあげたい店側としては、例えば1列10台のCRヱヴァンゲリヲン10 コーナーがあったとすれば、角台の2台のスタート数値は他の8台より落とすでしょう。

 

数値の落とし方としては、命釘の幅は他台と同じでも、命釘やジャンプ釘を下げたり、寄り釘をマイナス調整することでこぼれ玉を多くしたり寄る勢いを弱くする方法が考えられます。

※ヱヴァは、そのゲージ上、命釘が開いていても寄りの勢いが弱ければ命釘まで元気な玉が届きにくいので、見た目ほどは回りません。なので、例えば、風車上のハカマ釘の出口を詰めたりするだけで一気にスタート数値が落ちます。

 

また、理由②で見てきたように、調整上の意図としてしっかり稼動させて出玉が伴った場合はそれなりの効果を生む場合もあるのですが、最近のホール事情は、遊技人口が大きく減ったことと、多くのホール企業が業績を大きく落としていることなどが主な原因で、角台を調整上の意図で甘く使うということの効果が弱くなっているように思います。

 

よって、仮にパチンコイベント時であっても、角台が甘釘調整になる可能性は低いように思います。

 

一方スロットイベント時は、打ち手であるお客さん側の方が、その店が高設定を使う店なのかどうか良く分かっている場合が多いのではないでしょうか?

 

高設定を使わない店において、「イベントだから角台に高設定が入るかも」と考えるのにはかなりの無理があります。

そのような店なら、勝手に稼働する角台ならしっかり粗利を取ろうと考えるのが普通ですからね。

 

反対に、どんどん高設定を使ってくれる店なら、敢えて角台に高設定を使って見せ玉扱いにする可能性は十分にあります。

 

これはもう、日頃のリサーチやお店の信頼度によって判断するしかありません。

 

 

・・・・・・今回は、このへんにしておきましょう。

参考にして頂ければ幸いです。

 

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