被災地支援におけるパチンコスロット店の金銭的な義援活動について

熊本の皆さん、九州の皆さん、またそれ以外の近隣県でも未だ止まない余震に怖い思いをしている皆さん、関東に居る私は募金をしたりこのブログを通じてフォローの言葉を述べさせて頂く程度しかできないのが心苦しいですが、少しでも早く、心安らかな日常生活が戻ってくるようにお祈りします。

 

今回は、パチンコスロット店が実施する金銭的な義援活動についてのあれこれについて、ごく簡単にではありますがご紹介したいと思います。

 

パチンコ店と災害支援

パチンコスロット店は、日常的に大きなお金や不特定多数のお客さんが出入りする空間な訳ですから、そういったお金や人の気持ちがひとつの方向を向いた時には、とても大きな力となります。

 

物資や食料(飲料水)の調達といった、気持ちだけでは何ともならない問題の解決にはやはりお金が必要で、そういった意味で災害時等においてはこの業界の積極的な支援が求められていると思います。

 

この場では、過去の災害時に、業界は総額いくら義援金を送ったとか、そういったことは書きません。

あくまでも、主にこのようなやり方でもって義援金を用意している、とご紹介するに留めさせて頂きます。

 

また、お金や物資、食料、飲料水等の提供だけではなく、広い営業スペースを一時待機スペースとして提供するなど、そういったやり方で被災者の方々のケアに取り組んでいるというホールもあるようです。

 

いずれにしても、今日はいくら勝ったとか負けたとか、抜けた(大きな粗利益が出た)とか抜けなかったとか、普段はそういった自分のことだけを考えがちな毎日で、人の事を心配するということは本当に尊いことだと思います。

 

それでは以下で、ホール側の災害支援(或いは福利厚生団体等への支援行為)について、簡単にではありますが書いていきたいと思います。

 

拾得金を募金する

これについては、ホール企業の規模やどの程度のコンプライアンス意識でもって運営してるかによって考え方が変わってきます。

 

本来は、落とし物な訳ですから、いくら持ち主不明とはいえ店側で勝手に募金してはいけないという見方が成り立ちます。

 

なので、もしも、正規の手順で拾得金を募金に回そうとした場合は、例えば週に1回集計して、一旦は所轄に落とし物として届け出て、持ち主不明の場合は連絡をもらって受け取り、そこで初めて募金に回すといった手順が正当なものかと思います。

 

これは、店舗管理責任者クラスの者であれば(業種を問わず)ある程度は把握しておくべきことなのですが、お店(施設占有者)のスペース内においてお金の落し物があり、拾得者(ホールの場合はほとんどがスタッフ:責任者である店長が拾得者にあたる)が、持ち主が現れない場合の受け取りを棄権した場合は、お金は該当する都道府県のものになります。

 

反対に、受け取りの権利を行使した場合は、法規上の正当な権利により(遺失物法)自分のものとすることができます。

 

なので、落とした人が所定の期間受け取りに来ないお金な訳ですから、それを募金に回しても問題は無い訳です。

 

しかし、実際には、いちいち所轄まで出向いての諸手続が面倒だったり、会社に報告するのが面倒なので、小規模店舗であれば現場レベル=店長さんの判断で年に1回「歳末助け合い募金」として処理している、というお店も多いことかと思います。

 

実際の営業現場では

・ハンドル固定に使用した硬貨で、自分の物だという申し出や引き取りが無かったもの

・酔っぱらったお父さんがユニットサンドと遊技機の隙間に入れてしまった紙幣

・精算機の取り忘れ紙幣や硬貨

・遊技台付近、ドル箱の中、椅子の下などから拾得した硬貨や紙幣

 

こういったお金が日常的に発生するので、専用の拾得金入れやペットボトルなどに貯めておき、折に触れ銀行などで義援金として送金したり、近隣の介護施設や障がい者支援団体などに寄付したりといった生きた使い方をしているお店もあるかと思います。

 

また、小規模店舗であっても所轄や税務署等から指摘された時に面倒なことにならないようにしっかりと事務方のアドバイスを仰いで対処しているお店もある一方で、ホール幹部陣でこっそり分けたりホール内の消耗品購入費用に充てているというお店(私が学生の頃アルバイトしていたお店はそうでした)もあったりしますが、最近はこの業界もある程度まともになってきたので、ある程度の営業規模のホールであれば、変な処理の仕方はしていないと思います。

義援

善意の集まりです

 

特定の条件を設けて募金(寄付)する

募金や寄付活動に流行という言葉を使うのはどうかとも思うのですが、ひと昔前よりはこういったやり方で募金や寄付を行うお店が増えてきているように思います。

 

単に、ホール企業としていくら募金しましたよ、というよりは、来店客と関連付けるやり方と言い換えても良いかと思います。

 

例えば

・プルタブやペットボトルキャップ等を一定数集めることにより、車椅子等の物品を寄付する

 

・景品交換時の端玉(余り玉)を募金に充てる

→店内に「今月の余り玉総数」といった表示板を用意して、そこに「現在●●●個/枚」と数値を公表する。

本来はお客さんが遊技の結果得たものであり、景品交換されるべきものであるが「いらないよ」と捨てた扱いの玉/メダルで自動的にお店側の利益になるものを、所定の期間で集計して企業収益の中から募金に充てるというもの。

 

・店内に被災地応援スペース等を設け、一言コメントを書いてもらった紙などを貼り付けて、その枚数を元に募金する

→七夕の短冊的な感覚で応援メッセージ等を集めて、その枚数を金額に換算して募金する。

 

・会員カードで管理される「来店ポイント」を元に、それを金額に換算して募金する

例)当日200名のカード会員が来店し、200pt.の来店ポイントが発生

→1pt.=100円として計算し、それを集計して企業収益の中から募金する。

 

こういった類の取り組みです。

 

募玉/メダル箱を用意する

これも、ここ数年くらいで増えて来たやり方であり、お財布からお金を出してもらうのではなく、ホール内で使用している玉/メダルを所定の箱に入れてもらいそれを集計して、企業収益の中から募金に充てるというやり方です。

 

これには1点、抑えておくべきポイントがあります。

 

それは、義援金の送金/寄付にあたっての名義は必ずホール企業であるということです。

 

当たり前のことのようですが、パチンコ業はその営業において、現金や有価証券を景品として提供することは禁止されています(風営法第23条第1項第1号)。

 

なので、お客さんから集めた玉/メダルがどのような形であれお金にかわって遊技客名義で募金に充てられたとなれば、換金行為という見方も成り立ち法規に触れるおそれがあるという訳です。

 

web上などでは、「お客から集めた玉/メダルでの募金なのに、ホール名義で実施している。本来は”遊技客有志一同”などとするべきではないか、けしからん!」という批判的な意見も見掛けますが、これはホール側が法規の遵守を意識するが故にこうなっているので、御存知なかったという方は、この機会に是非ご理解頂きたいポイントと言えます。

 

なお、募玉/メダル箱に集積した玉/メダルは、一定期間でまとめて計数されて景品カウンターで金景品に交換され換金所でお金にかわり募金に充てられるのではなくあくまでも企業収益の中からの募金となります。

 

本来はお客さんが遊技に使用するため借りた玉/メダルを放棄してもらった訳ですから、それらはお店側の利益となり(店側プラスの誤差玉/メダルと言います)粗利益に乗っかってきます。

 

それを懐に仕舞わないで、募金に充てるというやり方な訳です。

 

一般景品を支援物資として寄付する

菓子類、ドリンク類など、お店における一般景品交換は毎日相当な点数発生します。

 

それらを、景品カウンター近くに専用の箱などを用意して、この景品類は被災地や福利厚生施設等に寄付して欲しいという名目で遊技客からお預かりしたもの(支援物資とすることを委託されたもの)として寄付に充てるというやり方もあります。

 

ただ、物量的に嵩張ることで店側の管理が面倒だったり(賞味期限の問題もあり)、輸送にあたっての面倒な点も多いので(汚損劣化の可能性もあり)、どちらかと言えばこのやり方よりは募金活動に力を入れるお店の方が多いように見えます。

 

募金箱を用意する

最後になりましたが、やはりこれが一番単純明快な義援活動と言えます。

 

勝ったり負けたり大きなお金が出入りするホール内で、敢えてお財布を開けてもらい募金箱に入れてもらうという行為には賛否あるかと思いますが、前述のような法規遵守といった観点では、これが一番クリアなやり方であると思います。

 

 

以上、ざっくりとですが、ホールにおける災害支援、募金活動の方法についてご紹介して参りました。

 

今回の熊本地震に際しては、特に芸能人の災害支援行為や寄付のあり方の良し悪しについて色々と話題になっています。

 

その中で、元ジャニーズ事務所所属の某氏が

「やらない善より、やる偽善という考え方で、犯人がいない事態(天災)の時には協力するしかないのでは?」

こういった主旨のことを話していたと聞きました。

 

私自身これには同意で、出来ることの大きい/小さい、直接的/間接的の違いはあるかも知れませんが、もし自分にできることがあるのなら是非協力したい、このように思います。

 

同じ業界人という立場では、被災地のホール店舗のスタッフの皆さん、壊れた店構えを目にしてこの先の不安を抱えているであろう店長さんの心労を思うと、日常生活の少しでも早い回復をお祈りするより他ありません・・・

 

 

今回は、このくらいにしておこうかと思います。

 

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