今回はかなり個人的な意見というか、好き嫌いの部類に属する話なのですが、私が最近のパチンコ機で「ここがダメ!」と強く思う点を1つ挙げて、その理由について書いてみたいと思います。
嫌いな機種の特徴
打ち手にとって、「最近のパチンコ機のここが嫌い!」という点は、概ねこんなところでしょうか?
・演出バランスが悪い(赤演出連発→キリン柄等の最強演出→ハズレなど)
➡結局、保留変化の時点で熱くないと当たらないんじゃ、という機種。
初代戦国乙女以降の平和の機種は、特にその傾向が強い気が・・・
・ライトミドルで確変突入率50%の機種
➡確率1/199で当てて出玉が500玉前後、確変非突入でぐったり。これでは実質的には確率1/399の機種を打っているのと同じ感覚になる。
特に、確変非突入で時短がつかないタイプの機種だと、せっかく当ててもすぐに意気消沈。
・ロングSTで、確変時の確率が辛い機種
➡180回ST、確率1/120みたいな機種。
理論上は継続率80%前後くらいなんだろうが、体感的にはもっと低く感じるというか、気分的な面で連チャン期待感が持てない。
・アクリル盤面で、過度にフラッシュ演出する機種
➡特にスタートチャッカー付近に白色LEDが搭載されているものは、目に直接光が飛び込んでくるので刺激が強すぎる。
ちょっと前の藤商事の機種によくみられた仕様で、長時間の遊技にはとても耐えられないような光量。
・スタートチャッカーの位置が高い機種
➡ちょっと前のジェイビーの機種などは盤面の中央より上にスタートチャッカーが配置されていて、スタート入賞を見守りながら打っていると、段々と首が疲れてくる。
J-RUSHなどは、セグ変動やスタート入賞を真面目に見ていると30分くらいで首肩に疲労が出ました。
・RTC搭載機種
➡リアルタイムクロック機能のウリは、島やコース単位で複数台が同期して時間ごとに演出が発生するというものだが、遊技客にとってはそんなことは関係ない。
打ち手目線では、打っている自分と遊技台の一対一なので、他の台と同じ演出が発生しても高揚感があったり期待感が増すということはない。
特に、キン肉マンはうるさいだけだったのでかなり不評でしたね。
・ベロ電チューの機種
➡玉1個分サイズしかない窓形状の電チュー。大昔の藤商事の一発台や、最近ではサンセイや京楽機種で多いこのタイプですが、店側がマイナス調整しやすいため確変ベースが70%台という酷い調整の台もちらほら。
次の当たりまでに上皿1杯以上持ち玉が減り、ぐったり。
まだまだ、挙げればきりがないとは思いますが、一般的によく不満に思われやすいのはこんなところでしょうか?
楽太郎的「ここがダメ!」
これは釘調整に関わることなのですが、風車を抜けた寄り玉に勢いがつかないタイプのゲージ、というかステージ構造が大嫌いです。
具体的には、

↑マクロスの寄り

↑牙狼魔戒の寄り
こんな感じのやつです。
最近では、三共ビスティ機種に多いでしょうか。
私は、パチンコにとって大事なのは期待感だと考えており、玉の動きにもそれが言えます。
弾き出された玉が元気に盤面を走り、ワープを通過したり、ステージに乗り上げたり、入賞口に見事に収まったりと、目で玉の動きを追う楽しさみたいなものがないと、単にハンドルを握ってボケ~っとして図柄が揃うのを待っているだけになってしまい個人的には耐えられません。
そういった観点で、添付写真のように風車を抜けたすぐ上部に、せっかく寄った玉の勢いを無くしたりステージに乗り上げる可能性を低くするガード板がついているタイプの盤面の機種は、とても打ち手泣かせだと思っています。
まあ、しっかり寄せて、道連釘~ジャンプ釘がマイナス調整でなければ、玉が暴れにくいので回転数にムラが出にくいという見方もできるのかもしれませんが、最近の機種は風車からスタートチャッカーへの距離が非常に遠いため、この箇所の釘をプラス調整気味にしてあげないと、スタートチャッカーまで元気な玉が届きにくくなっています。
まあ、これは明らかに、ひと昔前より液晶画面が大きくなっていることが原因と言えるでしょう。
液晶演出を見させるために、パチンコ本来の「玉の動きを楽しむ」という行為が損なわれているというわけです。
もちろん、そんなことは別に気にならないよ!
そういう方も多いかと思います。
なので、今回は純粋に私楽太郎の個人的な好き嫌いということで締めたいと思います。
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最近の機種がダメだとか何メーカーのせいにしてんですか?
期待感を作るのはメーカーの仕事では無く貴方達ホールの仕事では?
パチンコにおいて大事なのは期待感?よく言う事。
パチンコにおいて期待感は出玉でしか感じる事は出来ないですよ?
少なくとも私を含む一般ユーザーはそう思っています。
その期待感を奪ったのはメーカーでは無く貴方達ホールですよ?
今の新台が客飛び早いのは 全く釘を開かないからですよ。
自分達の事棚に上げてメーカー批判とはね。
クボタイト さん
皆が何かの利用者ですので、提供される物(或いはサービス)がイマイチだなあと感じたり、買って損した、食べてみてまずかった(量が少なかった)、行ってみてつまらなかったと感じれば不満が出るのは当然だと思います。
なので、クボタイトさんが仰るように、打ち手の皆さんがホールに対して「駄目なのはホール」と指摘するのは正論だと思います。
私自身も、一旦他店に足を踏み入れればホールの一利用者なわけで、そこで弾いてみる遊技機は、遊技というよりは苦行のような釘の状態のものが多いです。
(このお店は、会社から余程厳しい粗利益目標を提示されているんだなあとも感じます)
遊びやすい釘調整の台を多く用意するには、会社から粗利益の期待値を下げて貰うしかないわけですが、今の経営者層はだいたい50~70代で、パチンコ業がとにかく儲かって仕方が無かった頃の人たちです。
なので、業界がこれだけファン人口を減らしても、「今までこの店舗は月間8,000万円の利益を目標にしていたが、今後は5,000万円で良いから遊技客を増やすように」と指示できる経営者は、なかなか見つけられないかと思います。
また、ホール側はメーカーの営業マンに対して「お宅の遊技機は1台44万円もする、高すぎる。遊技機が安ければもっと釘を開けられるのに」と文句を言いますが、彼らにとっては「会社がこの価格で売れと言っているんだから仕方ないじゃないか」という以外の返事はできません。
ホールの経営者層が極大な粗利益を期待するように、メーカーの経営者層もまた、同じように考えているからです。
パチンコ業界に限らず、どの業種であっても商品やサービスを提供する側が儲けようとすればするほど、ユーザーは負担が大きくなったり損をしたり不満を抱えやすくなります。
このユーザーの不満が経営者層にどれだけ届くか、また届くだけでは駄目で、この価格設定ではユーザーに支持してもらえないんだと心底実感しないことには商品やサービスの値段が下がるといった具合に営業現場に良い変化が表れることはないと考えます。
もちろん、「自分が期待している粗利益が営業現場から上がってこないんなら、経営する立場としては旨みがないから、もう廃業するよ」という経営者層も多くいます。
こういった、粗利益の期待値を下げて客数を増やす取り組みをするよりは、もう営業に見切りをつけてしまえ、という選択肢をとったホール企業も多く、そのため全国のホール数はどんどん減少しています。
なので、クボタイトさんがご指摘の通り、打ち手に期待感をもたせる営業ができないお店なら、どんどん潰れて当然です。
私が管理しているお店が、期待感を持たせた営業が出来ているかと言えば、100%自信を持って「もちろんだ!」と胸を張れないのが悔しいところですし、私自身も「客数が減っている中で、この粗利益目標は高すぎるなあ」と感じながら日々過ごしています。
会議の場で、経営者と常務取締役と専務取締役を全員後ろ手に縛って椅子でボコボコにブン殴って「今月の目標を3,000万円減らしてもいいよ」と言わせるわけにもいかず(妄想したことはありますが…)、会社からは利益が少ないと文句を言われお客さんからは遊べないとご指摘を受けるホール店長は全国に沢山居るかと思います。
コメントへの回答のまとめとしては、ちょっと弱いものになってしまいますが、業界が変わるにはやはりホール/メーカー双方の経営者層の考え方が変化しないことには、なんともならない状況に思います。
今回は、コメント頂きありがとうございました。
また何かありましたら、お気軽にお寄せ下さいm(_)m