パチ屋の店長は身の危険を感じる場面も?

警戒し過ぎか常識か?それともただの自意識過剰なのか。

私楽太郎は、プライベートでも、自分自身&会社に危険が及ばないように、至極ひっそりと生活しています・・・パチ屋の店長とは、かなり危険な役職だと思っているので・・・

 

日本全国には色んな店長さんがいますが、赴任している土地柄や営業規模などで結構認識の差はあるとは思うのですが、私は常に店長職に就いている=最悪の事態も想定しながら生活しています。

 

これは、単に自意識過剰というか考え過ぎなだけではなく、過去に実際に身の危険を感じる場面があったり、ニュースで「パチンコ店に(換金所に)強盗が・・・」「脅されて金庫を開けさせられ・・・」「刺されて・・・」といった事例を耳目にすると、やっぱり日々気を付けて生活しないといけないなと考えるに至っております。

 

今回は、読者の方は興味があるかどうか分かりませんが、私楽太郎が過去に営業現場で「パチ屋の店長って危険な役職なんだな」と実感した出来事をご紹介したいと思います。

 

ある日、「●ね!」と怒鳴られる

時はスロット4号機時代末期、パチンコ業界は出玉イベントの炎に包まれておりました。

 

どこもかしこも「7のつく日は~」「鉄板」「激熱」「全6」「エビorアンコウ確定」「社長以上確定」「朝一7揃えで・・・」「会員限定メールでヒント配信!」「甘釘台」「店長溺愛、殿堂入り機種」・・・・・・

 

それこそ、店の数ほど煽り文句やイベントがあり、私が当時管理していたお店でも、同様に「札の色がレインボーまで昇格すれば設定6」といった、ベタな営業をやっておりました。

 

そんなある日・・・

 

「●ねよ!クソ野郎!」

 

当時はまだ営業中のフットワークが軽かった私。

ホールの入口付近に設置してあるおしぼり保温器の在庫が少なくなっているのを監視カメラで発見して、皆呼び出しランプ対応で忙しそうだったので、自ら補充に赴いたところ、上下黒ジャージ姿の小柄な男性客に耳元ですれ違い様にこのように怒鳴られました。

 

手痛く負けたのかな?まあ、こういうことを一々気にしていたらキリがないからな。

この程度の認識でした。

 

パチンコ店というのは喜怒哀楽渦巻く場所ですから、負けて頭に来たお客さんが凄んで退店することはよくあることです。

 

ところが・・・

 

不穏な毎日が到来

その後、店外で不審な出来事が発生します。

 

・早朝、上級管理職の者が店を開ける時、シャッターに投げつけたらしいオロナミンCの瓶の粉々に砕けたものが散乱している。その後、ドデカミンなど、自販機で購入できる類似のドリンク瓶が2回投げつけられて、その内の1回は監視カメラにHITして壊される。

 

・ 駐輪、駐車場の監視員さん(自社雇用のアルバイト)が、死角から背中に布おしぼり(意外にずっしり重い)を投げつけられる

 

・「騒音の苦情telが来ている」という理由で、2~3日に1回警察が来るようになる

※それまでは半年に1回あるかどうかといった頻度。

基本的に、警察は具体性がある通報ならば現場に赴かなければならないため、彼らも迷惑を被るハメに。

「特定のクレーマーっぽいんだよね」と話していました。

 

・植え込みのお花が引っこ抜かれる

※私が可愛がっていたパンジー、サルビアなど全滅。

 

・店外の自販機のドリンク排出口のフタ(プラスチック製)が破壊される

 

・駐輪/駐車禁止のパーテーション(金属製)がボコボコに破壊される

※これらは市役所/区役所の道路交通課から貰える物なので、金額的な被害は無し。

 

などなど・・・

まあ、ちょっとした嫌がらせなら日常的にあるのですが、それらとは性質が違うというか、攻撃的なものを感じて警戒を強めていたところ、決定的な出来事が発生しました。

 

●害予告を貼られる

早朝7時半過ぎ、早番の時間帯当番だった上級管理職の者からTELが・・・

 

「店長、早めに店来れますか?ちょっと異様な事態でして」

 

店に到着すると、A4用紙を4枚貼り合わせた紙に、太いマジックで

「遠隔店 店長●す」

そして、どこからこんなに持ってきたのか、シャッター付近にはバケツ1杯分以上の瓶の破片が散乱していました。

 

ここまで来ると、会社に報告せざるを得なくなり、状況を簡易報告しました。

 

所轄にも状況を説明し、特にイタズラ被害が多い駐車場、裏口付近の監視カメラの角度を変えて広角で記録できるようにしたり、これまでと出勤/退勤時間をズラしたり、管理職連中と私は通勤ルートを変更したり出勤/退勤時は2名体制で出入りするなど、対策を講じました。

※閉店して帰るときは最低でも2名体制のお店がほとんどですが(現金の夜間金庫入金があるので)、普通は早朝は単独でシャッターを開けて入店するというお店が多いかと思います。

 

すると・・・

 

不審者捕獲

数日後、早番の時間帯当番から昼前にTELが

「交番の方が見えて、今朝ウチの店の前で不審者を見つけて、そのまま署に引っ張っていったとのことです。

イタズラしたり貼り紙した本人の可能性が高いので、来れたらすぐに店長から署まで来てほしいとのことです。」

 

すぐに所轄警察署に飛んでいき、本人と面会、すると、以前私に「●ね!」と暴言を浴びせて退店した小柄な男性(その時もジャージ姿)その人でした(そのように見えました)。

 

言い分としては、

・自分こそ遠隔営業の被害者であり、自分はいつ来店してもピンポイントで確率操作されていた

・店員が自分をじろじろ見たり、嘲笑している

・自分がこれまでやられた(不正な手段で負けさせられた)金額に比べれば、自分がやったことなど些細なことである。被害金額の補償を要求する。

・「●す」と言っても、実際にやるわけはない。ただのジョークに対して大げさにし過ぎである

 

こんな感じでした。

それに対して、地域課の方の判断としては

 

・威力業務妨害にあたる

・器物損壊にあたる

・営業敷地内への侵入にあたる

・(要求されれば)弁償する必要がある

・「●す」等の文言の使用については、立派な●害予告である

 

このような感じでした。

 

事件にするか、丸くおさめるか

結論から書くと、お店はもちろん営業敷地内に今後一切出入りしないことを条件に、その人がやったことに関しては不問にしました。

 

所轄の判断で誓約文を書かせ、1時間くらいでしょうか、話している内にテンションが下がってきたようで、本人の口からも謝罪の言葉がありましたので、少し安心しました。

 

一応、その後も出勤/退勤時の警戒体勢は解かずにおきましたが、前述したようなイタズラ行為は再発しませんでした。

9月の空

不安な毎日に終止符、やっと気持ちが晴れました・・・

やっぱり、パチ屋は危ない

つい先日も、茨城県のホールの近所の換金所で強盗があったばかりです。

 

また、過去の事例も見ても、店長が自宅までつけられたり、店の事務所に押し入られて金庫を開けさせられたりと、怖い事件がまだまだ沢山あるのが実情です。

 

原因としては、どんなに綺麗事を言ったとしても実際問題、この業界はお客さんを満足させるということよりは、負けてもらうことを前提にして成立していることが挙げられるかと思います。

 

世の中の一般的な業種なら、お客さんの満足や「ありがとう」という言葉がお金に変わったり次の来店に繋がります。

 

理髪店ならしっかりした技術やセンスで利用客のニーズを満たして、対価としてお金を受け取ります。

小売店なら、来店客が欲しいものを妥当な金額/品質で提供すれば、使い勝手が良い店だな、と思ってもらえます。

コンサルタント的な職種なら、個人では対応しきれない物事を専門的な知識でフォローすることでニーズを満たします。

宅配関連業種なら、自分で物を運搬したり買い物に出掛けなくても、それを代行してくれて大変重宝します。

 

 

一方、パチンコ業はと言うと、どんなに下記のようなことを言っても、なかなか受け入れられません。

・年配客の寄り合い所的な観点から、地域社会のニーズに応えている

・ストレス社会にあって、一時の娯楽を提供している

・楽しい遊技体験というこの業種ならではの価値を提供している

・多種多様な景品も提供している(金景品も含む)

 

客観的に見れば、華美な装飾品類、多くの従業員、高価な遊技台や周辺機器などが維持できるのは、それだけ多くの収入があるからで、これは正に負けた遊技客のお財布から頂いたものだというのは、誰が見てもわかることでしょう。

 

喜怒哀楽、色々な感情がホールには存在しますが、他の業種よりもその感情も増幅しやすく、特に怒りや悲嘆はお店に向かいやすいと言えます。

また、お店側も敢えてそのような感情を煽って、営業の要素にしているとも考えられます。

 

なので、もちろん限度はあり犯罪行為は当然罰せられるべきですが、そういった感情をぶつけられても仕方ない業種でありそれがまた店長という役職でもあるのかな、と考えています。

 

日本全国には色んな店長さんが居ますが、お客さんの喜ぶ顔が見たくないという店長は居ません。

ですが、それと同時に、従業員の生活が安定したり会社が潤うことで、従業員や経営陣の笑顔も見たいと思っています。

 

その両方を天秤にかけながら店舗管理をする、それが店長職の辛いところであり、またやり甲斐があり面白味があるところだと思います。

 

 

以上、思い出話を中心に、駆け足で書いて参りました。

最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

 

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コメント
    • あ さん

      アミューズメントという体裁ですが、どこまでいっても根本的にはやはり賭け事。
      好意よりは悪意が向きやすいですし、どのように思われても仕方が無い業種であることは確かです。
      可能な限り長生きできるように、皆用心して日々生活しています。。。

    • 匿名 さん

      北関東の知人店長は、プライベートで外出し、とある商業施設の駐車場に車を停めてしばらくして戻ってきたら
      「特定したぞ」というメモがワイパーの所に挟んであったとのこと。

      家族連れなので焦りはしたが、そこはやはり業界人。

      「よく出先でボールペンと紙持ってたよね!どんな奴なんだろ?」
      と間の抜けた事を言っていたので、そっちの方に驚きました。。。

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