「不正」遊技機の回収リストが、予定通りに「出せない」理由を邪推してみる

当初の予定では1月末に「出る」とされていた、検定時と異なる釘の状態で販売された可能性がある遊技機=いわゆる、「不正」遊技機の回収リストですが、なかなか出てきません。

これが、メーカー側のスケジュール的な諸事情により「出ない」のか?

それとも取り締まり行政との関係上すんなり「出せない」理由があるのか?

私楽太郎としては、後者だという見解を持っています。

 

あくまでも、私見ですが、陰謀史観的な考え方だとお叱りを受けるのを承知で書かせて頂きます。

 

もある程度の業界歴はありますので、どれだけこの業界にうす暗い面があるかは、それなりには理解しているつもりです。

※私は1975年生まれで業界歴は18年ちょっとありますが、それでも1960年代初めくらいの同業者からみれば小僧っ子扱いされる場面も多々あります。

なので、今回の記事の内容は、業界動向の分析や見通しというよりは、あくまでも私見とさせて頂きます。

 

パチンコ業界の特殊性

一般的な業種であれは、取り締まり行政=監督官庁が規定したものに関しては例外なく遵守し、一言一句のズレも一日の遅滞もなく届け出等の義務や日々の業務を遂行します。

 

ですが、パチンコ業界に関しては、それが当り前のことではありません。

厳正に期日や罰則規定を設けられ、再三再四にわたり追求され、生贄的な同業者が出てこない限りは、それにすんなりと従うことはありませんでしたし、現在のように世間から厳しい目を向けられていても、なお相変わらずといった状況です。

 

高度成長期やバブル期のように、時代が色んな矛盾を孕みながらも拡大発展していた頃は、パチンコ業界もその流れの中で甘やかしを受けながら無邪気に成長してきました。

 

しかし、長い経済的な縮小期に入り、東日本大震災により必要産業と不必要産業の区別が明らかにされ、また法が厳格に適用されるような時代になってからは、この業界は本来そうあるべき厳しいチェック目線に晒されています。

 

もはや、遵法営業ではないことが、不健全だからパチンコは楽しいんだ、良い意味でも悪い意味でも大らかなところがパチンコ業界の面白いところ、などと言ってスルーしてもらえる時代ではなくなっています。

 

撤去リスト第一弾の行方

「不正」遊技機の撤去問題の経緯に関しては、最近の記事で時系列でまとめて書かせて頂きましたので、詳しい解説をご希望の方は、お手数ですがそちらをご覧下さい。

 

この経緯を踏まえて、敢えて書かせて頂くと、リストは一度作成されたものの、警察庁から受理されなかったため、未だ公表できる状況にはないと考えます。

 

ここからは邪推ですが、まずは2014~2016年のサンセイを例にとって話を進めます。

⇒牙狼FINAL、牙狼桃幻の笛、牙狼金色、絶狼、キャプテン翼、牙狼魔戒、甘牙狼ザルバ、甘絶狼などを販売。

 

次に、サミーを見ていきます。

 ⇒北斗5百裂、モンスターハンター、化物語、北斗6拳王、ダンバイン、あしたのジョー、北斗天翔百裂などを販売。

 

次いで、他メーカーの主だった販売機種も、ざっと俯瞰してみると

⇒海in JAPAN、真慶次、ヱヴァ10、マクロスフロンティア、などを販売

 

こういった状況で、メーカー&ホール双方にとっての最悪のパターンは、現行の主力設置機種(設置台数が多く営業貢献度が高い機種)の短期間での撤去決定というシナリオとなります。

 

特に、大手ホール企業は前述のような機種をある程度の台数購入し、その中には現在でもしっかり稼動している機種もあります。

 

なので、どの機種名がリストに記載されるかによって、今後の新台購入費用や入れ替え計画が大きく左右されることになるわけです。

 

真実を葬り去りたい?

例えば牙狼魔戒が、向こう半年以内で撤去対象、つまりは懸案の検定時と異なる釘の状態で販売された可能性がある遊技機=いわゆる、「不正」遊技機だったと公表された場合のシナリオとしては、

 

①中古価格の暴落

⇒現状1台120万円の値が付いているものが大きく下がり、中古機流通に携わる業者(いつ売るか値動きを見ている場合もある)が壊滅的な打撃を受ける

②サンセイは、牙狼魔戒に釣り合うだけの代替機を、早急に開発販売する必要がある

⇒ホールに買ってもらえないスペックや価格設定の場合は、さらに面倒な事に発展する可能性も孕む。不要な機種で貢献度が高い機種をところてん式に撤去するという、納得できないパターンに陥る。

③ホールは現状では一定の売上と稼動が見込めている設置台数が多い機種を失う

 

このような状況になることは、目に見えています。

 

この流れで、なぜ1月末には「出す」とされていたリストが出てこないかを邪推すると・・・

大手ホール企業および中古市場、大手メーカーにとって被害が少ないように、リストの内容を調整している

このように考えます。

 

え?検定時と異なる釘の状態で販売された可能性がある遊技機があるんなら、それを正直に取り締まり行政に報告する義務があるんじゃないの?

 

世の中一般的な考え方では、それが当たり前です。

 

しかし、パチンコ業界はそれが普通ではない業界です。

 

リストに記載される機種名は、あくまでも自己申告なので、例えばサンセイが

「社内調査の結果、CR牙狼桃幻の笛、CRウィニングターン、CRジューシーハニー、CR麻雀姫伝が、検定時と異なる釘の状態で販売された遊技機でした」

と申告することも可能な訳です。

 

いくら警察といえども、サンセイの直近数年間の販売機種の納品時の釘幅などを、過去に振り返って全国的に調査することは不可能な訳ですからね。

 

各メーカーの本音

ここまで書いて来て、この先の筆の展開は、もう予想できるかと思います。

 

各メーカーは、自社の販売シェアが大きい主力機種を撤去したくはない、そのために、過去の不人気機種をリストに記載することで生贄的に撤去対象にすることを目論んでいる、このように邪推します。

 

思いつく限りでは、前述のように、現在ホールに多台数の設置シェアを持つメーカー

⇒サンセイ、サミー、三洋、三共ビスティ、ニューギン

少なくとも、これらのメーカーにはその意図があると思います。

 

しかし・・・

撤去機リスト

撤去機リストは警察庁から却下された可能性も…

 

警察が受理するかは別問題

もし読者の皆さんが警察庁の担当官で、日工組から提出されたリストの内容が↓

・CRパトレイバー ・CR釣りバカ日誌 ・CRアタックNo.1 ・CRヤッターマン ・CR神獣王 ・CRハクション大魔王 ・CR戦乱BurST ・CR世紀末銀狼伝サガ ・CRコブラTHEドラム ・CR特命係長只野仁 ・CRくるてん!魔人どむ ・CR鉄拳 ・CR機動戦艦ナデシコ ・CRモーレツ宇宙海賊 ・CR真花月

 

こんな感じであったら、多くの方はこのように回答するのではないでしょうか?

「ちょっと待て。これって、現在の本命機種の撤去を逃れるために過去のク●台を差し出すって魂胆だよね?」

 

あまり信じたくはありませんが、未だにリストが出てこない理由としては、

①各メーカーは生贄機種でリストを作成した

②日工組はそれを取りまとめて、警察庁に提出した

③警察庁はそれを受理しなかった

④よって、目標としていた2016年1月末での公表が出来なかった

このような経緯があったものと思います。

 

今後どうなる?

ざっと見てきて、この邪推が当たっているかそれに近い状況にあるのならば、2月上旬の段階ではリストは出てこないものと推察します。

 

では、2月中旬ではどうか?

 

なるべく早い公表が警察にとっても、ホールにとっても、また世間的にも望まれていますが、ひょっとしたら2月下旬くらいにならないと、正式なリストが出てこない可能性さえあると思います。

 

もちろん、あくまでもこれは私見であり、かなり悪いシナリオです。

 

ただ、業界人の中には、ここで書いてきたのと同じことを考えている方も多いものと思います。

 

いずれにせよ、ホールの管理職ならば、なるべく早く目を通したいリストなので、今後も日工組の動向を注視したいと思います。

 

 

今回は、これくらいにしておこうかと思います。

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