「ご理解願います、ご協力下さい」を連呼するメーカー

パチンコ業界は打ち手、ホール、周辺機器メーカー、遊技機メーカーといった具合にそれぞれの立場で様々な個人、企業、団体が関わって成立しています。

本来であれば、その関係性は法規或いは市場原理によって適度なバランスが保たれるべきであり、どこか特定の立場の者が大きく幅をきかせるようなものであれば、また別の立場の者が大きく割を食う羽目に陥ることは自明です。

 

特に、ここ最近、業界内のバランスはメーカー優位に傾いており、2016年内にはその傾向は更に顕著になっていくと見通します。

 

今回は、ほぼ2週間後に迫ってきた伊勢志摩サミットの入替自粛期間以降のメーカー側の動きを予想し、それが打ち手の皆さんと我々ホール側にとってどのような影響があるかについて書いてみようかと思います。

 

※なお、伊勢志摩サミットの入替自粛期間にはエリア差があるため、詳しく知りたいという方は、過去記事(リンクします)をご覧下さい。

 

「不正」遊技機の撤去回収?

検定と異なる釘の状態で販売された可能性がある遊技機=「不正」遊技機の撤去回収に関しては、私見では、実際にはもうメーカー側には撤去回収を進めるつもりが無いものと推察します。

取り締まり行政側からは、まずは健全な遊技機の開発ありきと指摘され、今後ホールが営業でしっかりと使え、打ち手側の財布にも優しく、法令を遵守した遊技機を販売することで「不正」遊技機を撤去回収していくという道筋が示されました。

 

しかし、実際のところは、大部分のメーカーはこれまでと何ら変わらない営業指針でもってホールに遊技機を販売しており、また今後もそのようにしていこうと目論んでいるように見えます。

 

「不正」遊技機が世に出る原因を作ったのは自らであると書面通知してきたにも関わらず、その撤去回収に際しては自分に都合が良い条件を提示し続けています。

 

最近の新台価格&下取りの状況

・販売価格の値上げ

→パチンコに関しては、これまで39万円程度の価格設定であったものを、42~45万円程度に設定するメーカーが出てきています。

 

また、50万円前後の機種も既に出てきており、これにより全体的に価格の水準が上がっていくのではないかという懸念もあります。

 

スロットに関して言えば、ここ数年の標準的な価格が45万円ほどであり、これが今後50万円台に突入するのではないかという懸念もあります。

 

・妥当な下取り価格を提示しない

撤去回収を進めるために、これまでは5,000~10,000円くらいの下取り金額提示が多かったものを、水準をぐっと引き上げて対応してくれることを期待していたホールもあったかと思いますが、実際には販売価格を3~5万円上げて、下取り金額を1~3万円上げて、という対応が目立ちました。

 

結局は、メーカー側に残る利益は変わっていないか増えてさえいるという状況です。

 

某メーカーの営業マンは「上の者は、そもそもこれまでの価格では安かったと話しています。版権使用や最先端の演出技術(表示技術=ソフト面&可動ギミック=ハード面)を考慮すれば、本来であれば消費税8%への増税のタイミングで値上げするべきだったが、我慢してやっていたんだ、という認識です。

ホールさんに出向いて売る方の立場としては、撤去回収とか言っておいて価格設定を上げるとは何事かとお叱りを受けてばかりです」

・・・このように話していました。

 

もしも本当にこのような認識なのであれば、不景気や業界全体のトレンドダウンという状況にありながらもホール企業の経営陣が粗利益期待値を下げられないのと同じく、メーカー側の経営陣も、非常に世ズレした感覚の持ち主ばかりと非難されても仕方がないと思います。

一方通行

協力?強制?

 

最近の販売条件について

釘問題や高射幸性パチンコ&スロット機の撤去推進という課題がありながらも、実際にメーカー側がやっていることと言えば、自分たちに都合の良い条件をホールに飲ませることだけのような状況です。

 

特にそれは小規模ホールに対して苛烈なものであり、いくら話題の新台が欲しい、或いは高射幸性遊技機の割合を徐々に減らして行きたいと思っても、肝心のそれと入れ替えるための新台を売ってもらえないというお店が増えてきています。

 

これに関して、知人店長(2店舗経営のホール企業)の話をご紹介すると・・・

 

「少なくともサミー、アルゼ、平和は大手ホール企業しか見ていない」

 

「業界が苦難の時にあるのに、自社の利益追求第一の姿勢はもっと糾弾されて良い」

 

「4/17最速納品のアステカ1台の案件(”申し込み”と考えて頂いて良いです)に対して、”ご用意出来ないと思います”という回答が来たのが4/5だった」

「その翌日、”1週遅れで1台ご用意出るようになりましたが、どうしますか?”との連絡が来た。舐めているとしか思えない」

 

「サミーには元来抱き合わせ癖がある。最近は鳴りを潜めていたかと思っていたが、自粛明けのコードギアスでまた変な条件を付けてきた。ウチのような小さい店には、一緒にこれも買えと言われても付き合い切れない」

 

「平和は、なぜ値上げしたのか?これまで39万円程度の価格だったのが、同じ枠で同等或いはそれ以下のギミック搭載で42万円台になっている。意味不明である」

 

「ルパン三世、戦国乙女将星を減台するために南国物語の案件を入れた。即座に”10台以上でお受けします”との回答があり、それ以下なら納品日の確約は出来ないと言われた。ウチのような店で、そんな台数は抱えられない」

 

「新台購入出来なかった機種を中古で購入しようとしても、中古価格の方が高い場合が多い。近畿、東海エリアを中心にして700~1,000台規模のグランドオープン店舗があったりするせいだろうか?ユーザー評価あるいはホール目線で使えそうな(粗利益貢献しそうな)中古機は軒並み40~60万円台で取引されており、ウチでは手が出せない」

 

「中古価格を見て、”ウチの機種の評価は高い”と悦に入っているメーカーがあるのなら、とんだお門違いだ。それは機種評価というよりは、単にユーザー(ホール)のニーズに合っていない台数を供給しているだけであり、本当に適正な遊技機で不正遊技機や高射幸性遊技機を撤去回収していきたいのなら、もっとまともな台数を用意する、或いは受注生産にしてなるべく効率良く多くの台数をホールに提供するはずだ」

 

「こういう状況は、ウチよりももっと店舗数が多い楽太郎くんにはわからないだろう。メーカーは1~3店舗くらいのホール企業のことなど、視界にすら入っていない

 

「老舗メーカーとは名ばかりで、細い客(小規模ホール企業)のことは何も考えていない。例えばだけど、老舗の和菓子屋が2時間以上前から使っている出涸らし茶葉でお客にお茶を淹れるか?有名ラーメン店が伸びた麺を同じ価格で売るか?この業界のメーカーは、そういう非常識なことを平気でやる。

1/399の旧MAX機種などを、1/319や1/199、甘デジ、或いは1/50スペックにまで使い倒して、価格はほぼ据え置きとは良い度胸している」

 

「今じゃ、豊丸とか、場合によってはニューギンとか、それくらいのものだ。”1台でも良いので、ご検討下さい”とウチに言ってくるのは。他の営業マンの言葉は、”欲しい台数言ってみな、売るかどうか連絡はこっちからするから待っとけ”くらいにしか聞こえない」

 

・・・私も、業界事情はある程度わかるつもりでいますし、だからこそこのようなブログを運営していますが、小規模ホールがこれほどまでに辛い状況に置かれていて、それがメーカー側の”不祥事”とも言える釘問題以降であっても状況が変わらないか、更に悪化しているという事を聞かされて、何とも言えない気持ちになりました。

 

どこまで協力すれば良いのか?

値上がりを続ける新台価格、厳しい販売条件。

 

「今後の業界のために、協力してよ!」

全日遊連から通達される日工組(メーカー団体)との遣り取りの内容を記載した書面は、最近は大体このような意味合いのメーカー側の文言で締められています。

 

ここにきて、更にもう2つのお願いが・・・

 

・設計上では、通常時&電チューサポート時は●~■、○~□幅でのベース値になるはずだ。

ホールコンピューターのデータを開示して欲しい

 

・メーカー側としては、検定時と異なる釘の状態で遊技機を販売したことにより、取り締まり行政側から改善指導を受けているに等しい状況である。

⇒検定を通過した新台が正規のルートかつ正規の状態で納品されたか、今後は現場で設置確認し、その証明として所轄警察署に所定の書面を提出することに決定した。

ただし、メーカー側も委託業者側も人手が足りない。

入れ替え作業時に手間になるだろうが、ホール側にも確認の協力を願いたい。

 

このような書面が各方面のホール組合に届いています。

 

ホール側としての心象では、こちらからの要望は全く受け付けないのに、なぜいつも堂々と”ご協力下さい”などと言えるのか?

全国各地のホール企業の、上位の役職者レベルでは、多くの者がそのように思っていると推察します。

 

 

しかし、いくらホール側が不満に思っていても、この状況は伊勢志摩サミット以降、或いは2016年いっぱいでも変化はないでしょう。

そればかりか、自粛明け以降は更にメーカー上位の業界状況になる可能性が高いと見通します。

 

また、私のような者でも、一歩他店に足を踏み入れれば打ち手の一人です。

・値上がりを続ける新台価格

(遊技機代を稼ぐのに3カ月かかるお店も・・・)

・ホール側にとって厳しい販売条件

・設置確認等のマンパワーの提供要請

(実質的には要求に近い)

 

負担が増えているホールが、打ち手に還元姿勢を示していくには、身を切る努力(粗利益を削ったり、薄利営業期間を長くするリスクを増やすこと)が必要です。

メーカー側にも、同じような努力を求めることは自然ではないでしょうか?

 

立場や所属が違えば、色々なご意見があるかと思います。

 

読者の皆さんは、今後業界はどのように動いていくとお考えでしょうか?

 

 

今回は、これくらいにしておこうかと思います。

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コメント
  1. 本日も勉強させて頂いております。
    パチンコ業界はメーカーありきの業界故、歪に大きくなった感は否めません。
    とはいえ業界に重きを置いたデザイン制作をしている会社におりますので、ホールの方々にも頑張っていただきたいです。
    ホール側は、やはり買わない努力をしていかなければいけないのでは、と思います。
    こういう時こそ組合の力を発揮してほしいです。ガイドラインをつくり、抱き合わせや機歴販売に対抗してほしいです。そもそも組合を上げて取り組むのが『交換率を合わせる』というのは私自身、個人的な意見としては違うと思うんです。見方を変えれば談合でカルテルです。また市場の原理から遠ざかろうとする。東◯産業様が間違っているとは思えないんですね。
    なんのための組合なのか。行政へのポーズのためなのか。ホールの方たちも自分たちで変えられることがまだあるのでは、と生意気にも考えてしまいます。
    理想と現実が遠いのは言わずもがな、ただ何を目指すかはなきゃいけない。
    あくまでも私見ですので戯言程度に見て頂ければ幸いです。

    • 読者何某 さん

      仰る通り、この業界は機械産業ですから、製造元が強いのは当たり前ですね・・・

      組合が本来あるべき姿はどのようなものか?
      これは人によって考え方が異なるかと思いますが、私見では個人(個社)レベルでは出来ないことに取り組むために合するのが組合であり、場合によっては圧力団体的な側面も持つべきかと思います。

      6月以降は、全日遊連、各方面の組織の強化を図るようなので、そこらへんの情報が詳しく分かり次第、記事にしていきたいと思います。
      今のところは、組合の足並みを揃えるべく、組合の決定事項に従わないホール企業には脱退を勧告したり除名処分も辞さないといった具合に、罰則規定的なものを強化するという方向で話が進んでいますが、私見では、「じゃあ、組合なんてやめちゃうぜ!」といった中小ホール企業も早い段階で出て来るかと思います。
      ※或いは、大手ホール企業でさえも…

      組合に所属していないと決定的に不利益が生じるような状態でなければ、一枚岩の組織はつくれませんが、この業界に限ってひとつにまとまる事は困難かと思います。
      例えば、問題がある販売条件を提示してきているメーカーの機種は、絶対に買わないようにしようと決めても、必ず抜け駆け的な行為に及ぶホール企業が出てきて、それは意外に大手だったりするわけです。

      読者何某さんが「買わない努力をしていかなければいけない」と指摘するのは、正に慧眼です。

      餌がぶら下がっていても、我慢して食いつかないこと。
      気に入らない販売条件でも、新台を買えば一時的な売り上げあるいは粗利益が得られる・・・そこを我慢する。

      全国のホールでこれをやり切れれば、かなりのインパクトがあるでしょう。
      ただし、マルハンなどの超大手には、そもそも、気に入らない販売条件を提示していない可能性があるという問題があります。。。

  2. 思い意見だと思います。
    そこで思ったのですが、メーカーはこの業界をどうしたいのか?ということです。
    パチンコ業界を縮小→カジノで主導権をというのが本筋なのでしょうか?

    • いしけん さん

      日常的にではありませんが、私は出入りしている営業マンで係長職以上の者が居たら四半期事業計画などを聞いたりします。
      そこでは、カジノ絡みの話はまだ具体的には出ません。もっと即物的な話がメインです。
      ・どの機種をどのスペックで出すか
      ・何千、何万台売りたいか
      ・予定より営業利益のショート幅が大きいか小さいか

      こういった、販売計画的な話ばかりで、業界を~とか、カジノ時代での主導権を~みたいな大局的なというかより先を見据えた事業展開のことを語る者はほとんど居ません。

      なので、メーカーの本音、先々の(本当の)狙いについて知るには、営業所に居る係長、課長、支店長クラスではなく、メーカー本社に居る営業部長、事業部長、常務、専務、それ以上の役職者に自白剤でも飲んでもらうしか話を聞く機会は得られないかと思います。

      現状では、打ち手とホールの立場からしてみれば、メーカーはどのような状況であっても極大な利益を得ようとし、身を切るという選択肢をとったり、ホールとの距離を縮めようと努力しているようには見えないかと思います。

      業界の知人と意見交換しても、「豊丸はまだ昔気質っぽいところがあって付き合いやすいよね」という話はよく出ますが、京楽、アルゼ、サミー、平和の評判はとにかく悪い感じです。。。

  3. 返信ありがとうございます。しかしながら4号機から5号機になったいきさつ、そして何とか5号機が市民権を得始めてたとき(初代エウレカレベルの台のとき)に万枚機種を出したら、普通の思考能力があれば、より厳しい規制になるであろうことは察しが付くと思います。(サミーやアルゼはおそらく大卒者も採用していると思います)少なくとも、警察上部のおすみつきを取った上で、万枚機種、2万枚機種をだすというのが当然の危機管理だと思うのです。
    いくら目の前の売り上げがほしいからと言って5号機初期のベニヤ時代を忘れるはずもなく、メーカーの暴走ぶりは極めて不自然に感じます。

    • いしけん さん

      機種の開発販売に関しては、その時々の流行りみたいなものがあるように思います。
      特に、どれかHIT作が出たりすると、似たようなコンセプトやスペックの機種を他メーカーも自社コンテンツに落とし込んで造ったり、といった感じです。
      ※特にパチンコは、演出面もパクる、いやオマージュする傾向が・・・慶次のキセルとか、エヴァの発展パターンとか。

      爆裂機の横行に関しても、強い集客力や瞬発力に魅せられたホールや打ち手も一緒になってその時代を形成したという側面もありますので、私としてはそこら辺を強く責められる立場にはないのかな、と思っています。

      もちろん、許可する側の了解を得てからやってよ、という思いはありますが、私の経験上では警察組織というものは「~して良いですか?」とお伺いを立てると、大体は「う~ん、はっきりダメとは言えないけど、前例がある訳でもないし、やっぱりダメなんだろうな、どうなんだろうな」みたいな”やんわりNG”回答をする場面がかなり多いように思います。

      なので、ひょっとしたらメーカー側も検定時にはかなり攻め込んだ(法規のギリギリをついた)スペックを持ち込むものの、「これで通るってことは、こんな感じのスペックでもいいんですよね」とか今後の見通しについてまでは確認しないのかと思います。

      メーカーの型式検定の担当者でもなければそこらへんの事情は分からないのかと思いますが、いずれにしても「あ、結構攻めたスペックだけど通った、そんならこれも・・・」「A社のあのスペックが通るのか、じゃあウチも・・・」みたいなノリなのかも知れません。

      赤信号でも皆で楽しそうに渡ってしまうのがこの業界のノリだったし、今でもその名残りみたいな雰囲気はありますが、いしけん さんがご指摘のように結局のところ自分たちで自滅しているというか、首を絞めて窮屈になってしまっているのが現状かと思います・・・

      5号機初期の頃を振り返ると、そうですね、スパイダーマンあたりから「やっちゃえ!」的なノリが復活してきたようにも思います。。。

  4. 楽しく拝見させていただいています。

    安藤健二氏の『パチンコがアニメだらけになった理由』を読んだんですが、
    台の高騰の背景に版権物の比率が増えているからとありました。
    (ライセンス料がかかるが、製作期間が短縮できるので高価な台を連発することになる)

    出版されて5年経ちますが、版権物の比率はさらに増えているように感じます。
    ホール側にはこれを是正するために安価なオリジナル機種を大切にしていこうという意識はないのでしょうか?
    打ち手としてはワケのわからない深夜アニメのタイアップばかりで(特にスロット)ゲンナリなんですが。

    • 通りすがり さん

      だいぶ前ですが、平和の営業マンから
      ・スペック
      ・ハード(ギミックを動かすモーターの配置や液晶、サブ液晶類、ボタン類など)
      ・ソフト(演出パターン、保留変化など)

      こういった遊技機を構成する要素は、相当使いまわしが効くと聞きました。

      開発絡みのことは詳しくありませんが、確かに猪木、消されたルパン、キャッツアイ、麻雀物語、乙女フェスティバル、ルパンスーパーヒーロー、ジョーズといったものは表面上は異なってもハード&ソフト面では共通する点がとても多いので、そういうものなんだろうなと思います。
      要は、労力や費用が実はそれほど掛かっていない、と。

      なので、打ち手の興味を惹きそうな版権、人気クリエイターや声優、アニメコンテンツを用意して、表面にペタリと貼り付けているだけとも言えますかね。
      それも、通りすがり さんが仰る通り、わからない人にはさっぱりわからないコンテンツも多いですね。

      実際私も、グレンラガンがどうの~、ガルガンティアはまどマギを手掛けた人の~、この声優さんはとても人気があって~云々の説明をいつも営業マンから受けますが、オッサンなのでさっぱり分かりません。

      どんなコンテンツであっても、例えば最初期のルパンやエヴァ、慶次、牙狼などのように、初めは全く知らなかったという打ち手でも学習意欲を掻き立てて打たせてしまうようなパワーがあるものなら良いのですが、最近は「伸びないだろうな」と思ってしまうものばかりです。

      ただし、打ち手を全体として見た時には、悲しいかな、やはりそういった新台でも導入しておいた方が(安価なオリジナル機種よりは)売り上げは伸びる傾向がありますね。
      ホールは目先(1~3ヶ月以内)のことと分かっていても拾えるお金は拾おうと考えますし、特にサラリーマン層の打ち手は訳が分からないコンテンツであっても新台は触っておきたいという人が多いので、結果的にはメーカーは造れば適当数勝手に売れるので楽だと思います。

      個人的には、15~20年くらい前の三共の開発スタンスが好きで、なんか安っぽい自社制作キャラが躍動するバカっぽい機種が好きですね。

      なので、夢よもう一度でもありませんが、そういった匂いがする機種が出てきた時には(勇気を出して)買おうとは思うのですが、最近ではドラムロイドくらいしかそういった機種が無いのが残念です。
      豊丸の昔っぽさが好きで、セクシーフォールやGOD&DEATHなどは少台数ですが買ってみたりしましたが、もっとこういった機種を出してくれればある種独特な雰囲気の機種構成の島がつくれるのではと目論んでいます。。。

      今回はコメント頂きありがとうございました。
      またいつでもご意見等お寄せ下さいませm(_)m

  5. なるほど、丁寧にありがとうございます。
    私もエヴァ(マクロス)以前の三共は好きでした。
    もちろんアニメ版権が全部ダメというわけでないですが、今の状況はあまりに偏っているかと…。
    新台をアピールするコストをアニメ版権という安易な形ではなく、ホールとメーカーの努力という形にして欲しいところです。
    行動経済学のアリエリー教授は、人はサービスの質よりも、サービスの汗の量に対してお金を払いたくなると言っていました。
    最終的に高額な版権料を払っているのは打ち手なのですから…。
    いろいろと規制があって大変でしょうが頑張ってください。応援しています。

    • 通りすがり さん

      パワフルやスーパーコンビ、ゴーストはもちろんですが、バカっぽいというか程度な粗悪さ路線では空手OH、兄貴とか無駄に覚えています。
      確かストⅡやポヨヨン星人あたりからサイクロン枠(?オレンジの渦巻き形状)になったかと記憶していますが、ここらへんまでの機種ならどんなヘンテコなコンテンツでもそれなりには楽しめた良い思い出でいっぱいです。

      許認可業種である以上、厳しく規制されるのはある意味当然ですし、経営者が要求する利益が大き目なのは確かにネックになります。

      それでも、隙あらば面白いことをやってやろうという遊び心を持ったというか、素敵な汗をかきながら業務にあたっている店長さんはひっそりと存在しているのも事実なので、通りすがり さんの御近所にそういった店長さんが切り盛りしているお店があることを切に祈るばかりですm(_)m

  6. 4月から始まった「設置確認」が全てを物語っていると思います。
    最終的にサインするのはホール。これは責任をホールに課す為です。
    ホールは疑問を持ちつつもサインをする。サインをしないと開店できない。
    もうここまでくると、メーカーの奴隷です。
    今後もやりたい放題は続くでしょう。
    ホール組合はこれを抑制できないなら解散してもいいと思います。それくらい事は重大です。

    • 虎 さん

      ご指摘の通り、組合の存在意義が問われている現状です。
      同様のコメントやお問い合わせが最近とても増えてきており、個社対応ではメーカーに太刀打ちできないので、こういう時こそ組合組織なのでは?と。
      そして、都遊協などの各エリア組織、全日遊連ではないのか、と。

      メーカー側の「ご理解願います/ご協力下さい」の体裁をとった押しつけはまだまだ続くでしょうが、他業種を鑑みれば、これまでは絶対的だったメーカーでもワンミスで足元を掬われる時代とも言えます。

      本来は機歴/抱き合わせ販売や検定時と異なる釘の状態で販売された可能性がある遊技機=いわゆる「不正」遊技機の問題がこのミスにあたるのでしょうが、これらでさえパチンコ業界では致命的なミスにはなりませんでした。

      食品管理の衛生上の不手際や、マンション等の施工基準偽装、自動車メーカーにおける燃費データ偽装の場合と、(人命が関わるか否かの別はあれ)本質的には事は変わらないと思うのですが、それでもこの業界ではスルーされてしまうような現状です。

      兎一匹では狩られて終わりでしょうが、そうならないための組合のはずですから、虎さんが仰るようにメーカーに隷属せず、対応しうる組織に進化するチャンスは今をおいて他ないかと、私自身もそのように思います。

      今回は、コメント頂きありがとうございました。
      またいつでもご意見、ご感想などお寄せ下さいm(_)m

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